カスタドめし189
本日快晴。午前様の11時、気温28度。湿度は残念な60%。
しっかし、この上空をご覧くだハいませ。
千夜一夜物語の空飛ぶ絨毯(じゅうたん)を思い起こしたヨーッ!。
もしくはアカデミー賞授賞式のホワイトカーペット!。
もしくは、刈り取られた羊の毛を一晩フトンで寝押ししたもの。
キミはどれが適切だって思うかい。
はあはあ!!!。
いっちゅも此処には苦笑いさせられるジェ~。
いまどきエレベないなんてへへへへぇぇぇ……。
てッ、天空のピジャを目指せってばよォォォォォォォォ~。
うくッ。
はあうぅッ。
顔がカアッと暑くなるぅ。湿度60%で階段上りゃあ額に汗がド!。
薄く柔らかソ~なハムっちょ。半分トマトの果肉を残しているトマトソース、
イ~感じで焦げているマッシュルーム…。
ビスマルクの幻影が頭にちらつく。ハアハア!!。も、もう少しだハハハ……。
着いたァッ、ハアウッ!!!。
まだお昼前の11時35分。店内2組マッダームのみ。
店員さんは黒いTシャツがユニフォーム。「お好きな席へどーぞ」
アイアイーイ、と耳を疑うようなフレッシュな声で上写真の左手4人掛けに座りまヒた。
う~ん!奥の左手に黄金色した焼き窯が見えるジェ。
女子ご用達のお店、何からなにまでオッシャレヘーッ!。
▲ビスマルク 2100yen(税込2310yen)
この店の固定メニューピザ8枚のうち値段の高さは5番目ラ~。
チョイとお値段が張るのはこの店独自のピザ生地製法によるものニャんだか?。
とにかく本日はコレが食べたかったー。なんでだろ。気圧の変化?。
ボクちゃんが全く潰してもいナーのにトロトロと溶け出す卵の君(きみ)。
え?!、ナジェ?!、どーして?!。
そこにはもの悲しいエピソホドがあったニョです……。
ものすっごーく大きなピザ!。これにド肝抜かれて失神してもおかしくはニャいのよ。
ホントそーなのよ。ピザ生地のイメージは白に近いクリーム色。
深紅のトマトソースとピンクのハムが映えること映えること!。
一人でピザ1枚を注文すると、必ず店員シャンから待ったがかかる大きなサイズ。
ボクちゃんは前回の大食らいで覚えられてスまったか警告なし!
さみしーッ!!!。
ところで、ピザ・ビスマルクの意味は?。
ドイツの宰相ビスマルクはんが半熟の目玉焼き乗っけたステーキが大好物だったんだって。
この人すんごくカリスマさんだから、他の料理も半熟目玉焼きさえ使ってれば、何でもかんでもビスマルクって名前になっちゃんだそーナ。うーん、あるある。
マ、ビスマルクはんはフランスを戦争でメッチャたたいたシトだから、間違ってもフランス人はピザ・ビスマルクは口にしないのでは?。
とっころで、もの悲しーエピソホドのことだけど。
ピザど真ん中に鎮座してる半熟卵をつぶすのってケッコー楽しみなハズだべ。
ボクちゃんがピザの写真撮ってたら、
「お忙しいでショーからワタシが」
は?、と顔を上げた瞬間にボクちゃんが見たものは、ためらうことなくピザカッターを
一直線にド真ん中走行する女子従業員の手ッ!。
ピザカッターで東西に分断された黄身ッちょはアッという間にトロけ出し~ッ!!!。
だだだだ、誰がそんなことオネガヒしたのですかッ?!。
いいい今までピザを切りになんて一度も来なかったくシェにーどして半熟卵の時だけ?。
卵をつぶすのが怖くて出来ない女子客が日ごろから多いとか?、それで助っ人って?。
でもボクちゃんは女子と違くないですかー?。
プンプン!、ププンプン!!!。
アメリカの呼び名はピザ・ビスマルク。EUではピッツァ・ビスマルク。
マッ、どこの国でも半熟卵はオイチィー。特にハムエッグではネー。
だもんで、ピザ・ビスマルクの半熟卵には決まってハムが付き物ってワケェェ~。
するてぇと何かい?。朝食に食べてるベーコンエッグって、もスかすたらビスマルクなのかい?。
だとすりゃビビンバ丼もビスマルク丼だな?、マジ正解。
アー良かったァァァ、こちとらエイジアで。EUだったら危なかった(零下の汗)。
ハムと半熟卵メインの具材だと、やっぱピザ食べてますー感が薄らギュね。
ワタクシ今トオスト頂いておりますのよホホホ、などとカン違いする危険を多分に秘め、ドラマはいよいよ問題のクライマックスか。
恒例の生地裏返し、オフトン返しも無事終了!。中心部のピザ生地の薄さはナポリピザの規定通りディあ~ん?。