カシュタードめし396

菅刈公園そばの青葉台3丁目あたり、 目黒川に架かる『中の橋』だべ。
人とチャリしか通れない小っちゃな可愛い橋だヨ。TVドラマのロケでも度々登場するよネ~ン。
振り返れば、ほろ酔いほろ宵、満開夜桜に囲まれてライトアップされた艶色(つやいろ)橋の何ともまぁ色っぽかったことッ!。
照れて照れ果てたあげく逃げ去る “ほっぺたド桜チブル (フレンチブルドッグ)” を後追いする無粋な者は、飼い主も含め誰一人として居なかったって。そう聞いてるヨーン。
そんな中の橋ったらリバーサイドクラブ店内窓から見えちゃうんだから~ン。

灼熱の太陽に向かって泣き叫ぶクマゼミに背中を押されるよーに、頭上の青空に燦然と立ちはだかるリバーサイドクラブ。
「頭上の青空に立ちはだかる?。…………。???。
どうやって。あんまヘタこいてるとタメになんねぇぞこのクソガキャ~。こいつが見えねぇのかア~ン?」ふところから十手を取り出したチンパンズィ岡っ引き、突如十手に反射した太陽光に眼を射抜かれ
「アギャギャギャーッ!!!」
モンキィの絶叫は9月の青空に吸い込まれ、テーブルのボクちゃんが見ているのは青空ではなくナポリタンのオレンジだけだった…。
それってフツーに凄くないですか。

『LOVE THE LIFE YOU LIVE』を掲げる大人のラウンジ【リバーサイドクラブ】。
「リバーサイド」と聞いてすぐ井上陽水の『♬ ホテルリバーサイド』を思い出すチトも居るんでニャーだろーか。
そういやどんな歌詞だったかーと “ホテルリバーサイド” とだけ打ち込んで検索かけたら、
ホテルリバーサイド 〈千葉県浦安市の〉ラブホテル
と出てきてグァビョォォォ-ン!!!。

中目黒駅からだと徒歩10分強、池尻大橋駅からだと10分弱。
そんな中途半端な場所にだヨー、地味ーに陸の孤島的にあンだけどもー、何てったって桜の名所目黒川沿い、桜祭りで否が応でも目に留まるッ。
加えて傍にはその名も高きスターバックス・リザーブが在るんだからネー、否が応でも認知度は爆上りって幸せ探し幸せ見っけ!なわけなんだー。
ホントに全くそーだったー。

RSCとは「ロマンチック・スポット・カモーン」の略?。いえいえどーして。
RSCって「ロック・サウンド・センター」の略?。チャウチャウッ。
ナカメのシャレ人お気に入りの隠れ家的雰囲気の店。
自転車は店脇駐輪OK!。目黒川沿いはオール駐輪NOだからサイクラーの立ち寄りもグッと多くなるわけなーのネー。
若手を揃えたスタッフはみぃんなクール。
店内にMUSIC流れてても内観の印象は極めてサイレントモード。なにゆえ???。

お店に入って真左に目をやった時の光景がコレ。左のカウンター側から差し込む陽光が爽やかさを演出。とっても女子好みな清潔感あるスポットだニェッ。
今は真夏だからビンの8輪挿しはヒマワリ。ニス塗りのテーブルが放つ光沢がとっても印象的ラ~。

PHOTOが飾られる壁面は時々で装いが変わるんだそーラー。
その都度、新たなるアーティストの作品が個展のよーにお目見えしてだヨ、くつろぐ人々の目にデイリーインパクトを与えるニョだー。
おやまあステキ!。あらまあミゴト!。

ちょうど入口ドアを開け店内に侵入した時点で目の前にこの棚が飛び込んで来る、という仕掛け。棚を飾る品々は男虫コナーズな女子御用達と思われる品々。
マ、マヤホークのデビュースタジオ盤が飾ってあること自体、このお店がモロ女子向けって証拠ラ~。
ともかく、これらが一体いかなるグッズか、お店との関係性は不明。お店のHPに紹介の記述はニャーし、クチコミの話題にも一切出てこんのだよ。まるで…知らぬが花……触れなば落ちん……
ふッ、深いッ!。たッ、たまらなく深いッ!!!。

▲煎茶レモングラス〈iced〉
ランチセットに+300yen
ノド乾いちゃったけど甘い飲み物は欲しくない~って猛暑の時にゃチョーお勧めなのが煎茶レモングラスッ!。口当たりサイコー、一瞬でしなやかにサワヤカ~なそよ風トルネード!。
わずかな苦みがワタシの中のアダルトさを魔法のように呼び覚ます。

「ざけんじゃねえぞクソガキャー。お前ン中のどこにアダルトさがあンだ?。アア?」
「あったよ」
屈託のない2歳児夢食いバクの姿がチンパンズィ岡っ引きの背後から。
驚いて振り返るパンズィに、バクは道に落ちてた干からびている犬のウ〇〇を差し出し
「ほらコレ。ね?。形がい~感じじゃね?」

小粋な店名入りコースターがフレンドリーハイセンス。
こーゆー経費かさむことやってくれるお店ってマジでスタイリッシュ。
さっすがメガシティーTOKYOのフードカルチャーをけん引するお店と謳うだけのことはあるっス。
男同士のKISS、セミヌードのカップル、なぁんてイラスト見るとだネー、アーここってやっぱナカメなんだよな~と感慨深いものがこみ上げかけてやめてしまうってのもオツなものかと…。

全長8mくらいはあろーかと思われるレザー貼りソファー、こんなん初めて見た~。コレってやっぱしオーダー品?。
だよねーだよねー。座り心地もグッド・ウェルカム!。ひんやりしてて気持ちイ~。

ボクちゃん的にはだヨー、ハンガーTシャツ上部の壁にも何か作品展示欲しかったニャ~みたいな。
それこそアイキャッチにゃ最高のポイントだと思えるんだがー。

▲HOTコーヒー
ランチセットに+300yen
レモングラスで水分補給したあとに飲む利尿作用あるコーヒーって格別!。
足し算と引き算のせめぎ合い。そのはざまで苦悩するボクちゃんという自我。それはまるで…
ガンガンガーン!!!。ボクちゃんの声をかき消す行水用金タライをスリコギで打ち鳴らすオランウウタン長老の快挙!。
ともあれ、このマグカップの大きくて重いこと!。コーヒーたっぷり!。飲みやすくってアツアツ、まさに酷暑ー外ぉー、コーヒー内ぃー、なる一杯だべ!。

リバーサイドの営業時間は10:00~21:00。
仕事帰りなんぞカウンターに座って窓の外の街明かり眺めながら軽く一杯。
人恋しくなる秋ともなればサー、グッと雰囲気アゲアゲでつい涙ぐんじゃう女子も出てきちゃうんだよナーこれが!。
特にこのお店の店内って深海魚アクアリウムみたいな照明効果あるもんだでー。自己陶酔形成幻想プロジェクトとしてはナイスなモデリングだと思うッ。

▲RSCブッダボウル
1400yen
ビーガンやだな系の人には「ステーキサラダボウル / 1800yen」があるぞなもし。
色とりどり、見てるだけで心はファンキーモンキー❣。お客さんの大半が女子のこの店で常に人気上位ランクのメニューなぁ~のネ~。

お一人様でフラッと来て、座った途端にメニューも見ずにただヒトコト「ブッダボウル」って常連さんをたびたび見かけちゃうぞマジで~。

「ブッダボウル」って何だべ。「仏陀丼」のことだべ。そりゃ何だ。
完全菜食主義(ビーガン)のドンブリなことから仏教の仏陀を連想しちゃったんだネー。
「誰がだ」とチンパンズィ岡っ引き。ギラリと十手を引き抜きボクちゃんを上目遣い。

▲店内イベント利用時に使用されるスタジオマイクの背景を飾るは某アーティストのPHOTO作品。その時々でアーティストと作品は変わってゆくのネーン。
ブッダボウルはアメリカ西海岸が発祥の地。ソコの人らがだべ。
色とりどりの野菜や果物、穀物やナッツをいっしょくたーなお花畑ドンブリだべ。
肉も魚も入ンない代わりに豆類でタンパク質を確保してるんだジョェー!。

コレに卵ひとつでも参加させちゃうと、たちまちブッダボウルはパワーボウル。更に肉でも参入させよーもんなら、もはやソレは「スーパーボウル」以外の何物でもニャいッ!。
写真をみてくらはい。炒めたナスの美味極まりニャーお姿ッ。その向こうにかすむオレンジやパープルのマリネ野菜ッ。
左下は生トマトと炒めたタマネギのみじん切り。アトクチさっぱり、さわやかな酸味!。

▲手前がボクちゃん座した席。レザー張りのチェアがリッチ感ムクムクで気持ち良い~(^^♪。左手のオープン厨房に粋なシェフのクールなお姿ッ。シブいッ。
ブッダボウルに使う野菜ったらナマに限らず、煮て良し、焼いて良し、蒸して良し、あぶって良し、炒めて良し、マリネして良し!。
とかく過酷で苦しいだけのダイエット、こんだけ目で楽しめりゃ何とか気も紛らわせられよーというものヨーン!。

情熱のスカーレットはドラマチックにオリーブオイルにまみれたトマト、この世の仇花的な人気沸騰中!を感じさせる真っ黄色はパプリカ。

黄パプリカとシラスのチョイ上、見慣れないパパイヤ刻み、は口にしてみると完熟していない硬めの歯ざわり。
青臭さがあって果物というよかむしろ野菜。マ、それはそれで初々しくってドンゲンブッダラリンだけどー。
噛めば噛むほどビーガンの神髄を思い知らされるタイニーナチュラァ~。

白いドレッシングにまぶされた角切り大根に映えるピンク色した大粒は「フルーツキャビア」として名高いフィンガーライム!。
グレープフルーツなみの酸味が魅力ッ。この配色センスはなかなかなものだべ!。

グッと思い切ってスーパーオレンジカラーを窓際に!。
陽光満面の日には黄金の日々を演出、暗くもの悲しい氷島の季節には人々の心に希望のたいまつを!。
マッコト日本人離れした大胆な色彩冒険こそスタイリッシュ・リバーサイドの真骨頂かもしれないジョェーン。

紫キャベツやニンジンは、ラペであるがゆえ甘酸っぱさは宿命。
枝豆なんか、いくつかの豆類には味付けなし。
グリーンリーフとケールにかけられたヤマブキ色のドレッシングはネットリ濃厚、すっごくニンニクが効いててパンチがあったジョェー!。

お店正面入り口から見て右サイドの佇まい。真昼間は陽光で内観は見えじゅらい。
しっかし、店内からはお外の景色が良く見えるッちゅーマジックミラーさながら効果。
秋ともなれば、樹木葉陰からチラ見える店内の滲む明かりの美しさに釣られ、ふらふら~ッと入店する人々も多いことでせうネー。

今見た写真の左端がコレ。お店を正面から見た時、右側のカドあたりでフ。

▲ハンバーグナポリタン
1800yen
イタリアのナポリって云えばトマトの名産地。
日本のホテル「ニューグランド」のシェフが考案したスパゲティーのケチャップ炒め。それを名付けて「ナポリタン」。

ゆえにイタリア人に「ナポリタン好き?」って聞いても「は?。何だそりゃ」な世界。
「ナポリタン」は日本発祥の料理ってよく言われてっけど、そりゃ違うぞなもし。

故郷でトマトソースのスパゲティーを食べまくってたイタリア人達がアメリカの地を踏む。
貧しい移民の彼らが上質のトマトを手に入れられるはずもなし。そこで代用したのがケチャップ。だっから日本が発祥の料理ではニャいッ。
そのケチャップスパゲティーを「ナポリタン」と勝手に呼んだのは日本人だけどネー。

▲リッチ過ぎるブラックレザーシートのいっちゃん左端がこの度ボクちゃんが座った席。BAGがチラ見えしてるニャ。窓際はドリンクカウンター。
きっとアメリカに移住したイタリア人らは、トマトスパゲティーを「ナポリタン」って言われたらムッとするんだろーニャ~。
「違ぇーよ。故郷のはこんなんじゃねぇッ」

おみごとキャプテンなトロットロに仕上がった完璧半熟卵ッ!。
温泉卵ならぬ灼熱釜茹で地獄湯布院卵ォーッ!!!みたいな。
トロリンコ半熟にモッチモチ麺を絡めて味わいーの、肉厚ベーコンとモッチモチ麺をくんずほぐれつで味わいーの、モー大変ッ!。バカウマアーッ!!!。

震える手で呼吸を止めてナイフ入刀ッ。その刹那、ドッと決壊するダム。
流れ出るナイアガラを飲み干すのは大玉カエルのアアタクシのオクチ。
ソなの。ソざました。

見てるだけで溜息!。千年の時を経てもいい、ただひたすら恋焦がれるは、世界遺産登録認定のその日!。
狂乱のキーポンカラーのナイアガラ!。かのマリリンモンローもかく語りき!。
「おいしそーな私のナイアガラ!」
ソなの。ソざます。

最近、全日本目玉視力協会と結託してるのかなんか知らんが、メッチャやたらに読めないほどの小文字でメニュー表示するお店が増えていると云った印象こそニャーが、明らかにそれに近い陰謀論を振りかざしたりはしない。そこまでのことはしない。
ただ、…読みにくいニャッって……。

シロミもキミも互角の美味しさ。どんな形態だろーとエッグはケチャップの共。
もっちもちの生麺には半熟ゆで卵が格別に適合しちゃうネーン。
スクランブルエッグよか麺に絡む半熟こそが身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれーだしネー。

最初、小ぶりのハンバーグ見てちょいとガックシ。ハンバーガーのパティ見慣れてるワタクシメとしてはだヨ。
だっけど先に食した目黒茶屋の天空バーガーの例もアリュしな。で、パックンチョしてみたらば、あらやだオイシー!、やだまあジューシー!。
弾力ブリブリ、歯先で弾む弾むッ!トランポリンよ永遠にッ。
ダイナミックに噛み進めばハンバーグの長所全開、わざわざ手ごねにした手間の果て、お客様ニンマリのグルメ桃源郷ッ!。
夢中でハグホグ、生スパゲッチと絡め食べながら、やっぱ小学生定番のハンバーグ+ナポリタンって幾つになっても鉄板だニャ~ッと感慨深くひとり涙ぐまずに水を汲む。

うっきゃああーッ!!!。おいちぃぃッ!!!。
スパゲッチの、このたまンないモッチモチ感は紛れもなく生パスタッ!。
水分たっぷり、小麦のかぐわしき香りがぷぅぅぅ~ん!。こんな至福を女子だけに味あわせておくもんキャッ!。
小麦粉のグルテンはパンでもパスタでも同じことッ!、そんなん恐れてたら花のトウキョで食べ歩きなんざー夢のまた夢だんべぇぇ~。

お客の大半が女子のお店のトイレット壁面にこれが……。
と一瞬ひるんだけど、よくよく考えるとココって男子トイレ。まっさか女子用には貼ってニャーよネ、コレ~。
ココってバチェラークラブかいッ。