味の色どり万華(まんが)

馬込のヨハクで林檎パイ、大森のトーチでは林檎パンだべ!

カッシュチャハドめし258

本日、正午12度。手袋いらずな過ごしやすさ。

葉を落とした枝木も伸び伸びと手足を伸ばしておりまっフ。

それにしても冬の青空ってミゴトに青い!。ステキに水色!。

本日は都営浅草線の西馬込駅そば、ヨハクと云う名のCAFEに参上致しましたでッス。

とっても質素で地味な佇まい。初めてこの通りに来た人が足早に歩いていれば、きっとCAFEだと気づかず通り過ぎてしまうことでせう。

店上の枯れ枝が、夏には緑の葉でびっしりと覆い隠されてしまうって信じられる?。

コレ、ブドウの樹なんだってヨ!。

【ヨハク】とは何か。

例えばノートのヨハク。白い。無地。何もない。

何もないところに何かある。よく聞く話。

マンガの静寂場面、コマにシーンて無音が描いてあリュ。

分かるよで分からないヨハク。持て余すかも。

マ、お店がヨハクならお客はソレを埋めるべき存在。

ワタアクシ、右手のショーケースを覗き込んだとたん、リンゴのパイにすっかり魅せられてしまいましたの。

やって来た林檎のパイ、まず見た目に驚かされたべ!。

よくある二等辺三角形に切り分けられたアップルパイではなく、まるで陶芸における陶器造り作成途中のウツワのよーな見た目ジャンけ!。

さらには、チビッこいアイスクリームまで添えられてきたもんだからアタクシ思わずウッキャアーッ!でしたわ。

パイに内包されたリンゴは、紅玉をクシ型にカットして甘さを極力控えて煮てみましたっチュー印象だったヨ、第一印象はー。

見た目、バター、マーガリン使用のテカリも見当たらないし、食べてみてもソレらの味わいナッシング。使っているなら超微量!。

いずれにしても、ダイエット意識する女子達はおのずとココへ吸い寄せられてくること必定だニャ!。さらにオサレでかわゆい見た目も魅力的な原宿系!。

特に皮の赤色が何とも鮮やか、なまめかしくも美しく、キャッチアイ効果絶大!。

こんなん夢に出てきたらソッコー飛び起きる!と熟練バクも血の気が引くほど。

そぉぉぉぉっと、フォークの先で重ねられたリンゴをワズカにずらしてみたヨォォォォ~ン。

その瞬間、ワタクシは見てスまいまスた。リンゴがニッと笑うのを。

そしてそれは瞬時にしてフリーズ、神秘的な笑みは永遠のものとなったのデッス。

このリンゴ、見た目はヒッジョーに柔らかい食感。食べてみてもマンマだったー。

これまで食べてきた通常のアップルパイやケーキのリンゴの食感って、いわゆる缶詰に入ってるソレ。柔らかくも固くもなくサクサクと音もしないけどチョイ固め、ってヤツ。

ところがコレは歯に圧も全くちっともサッパリかからニャい。

のれんにリンゴ焼き押し、とはまさにこのこと!。歯の悪い人に特大推薦系のパイ!。

というわけで、リンゴを包む周囲のパイ生地も、そぉぉぉぉっと拡げてみたんだヨォォォォォ…。

パイというよりタルトに近い生地のよーに見えなくない?。

煮たリンゴを円形タルト型生地のウツワに並べ重ねて収納。その収納の仕方も完璧!。

リンゴの切り口同士が1ミリの隙間さえ残さない手口こそ、まさしく『余白とは何か』を常に念頭に置いて作業を行っている証拠ラ!。

この写真を見ての通り、りんごの果肉はヤワヤワなれどパイ生地の固さは弾力のないサツマアゲかナー。

りんごを皮つきで食べる人、剥いて食べる人、好みはさまざま。

ボクちゃんは剥いて食べる派だけど、栄養面では圧倒的に皮つきがいいんだよネッ。

皮と果肉の間に含まれてるペクチンとやらが血液中のコレステロールを下げてくれるんだって?。

う~ん…今日からリンゴは皮つきで食べることに決めましたッ。これマジ本気ッ。

毎日食べるのもイイそうだヨー。食べすぎちゃダメだけどー。3分の2個が適量って聞いてまッス。

にしても、この写真のリップグロス、すごくな~い?。もろ悩殺系だヨーン!。もろハリウッタライズ!。

リンゴをそっと口に入れてみると、紅玉が持つすばらしい酸味がベロの上で一斉に開花したジェ!。

さあーさ皆さん、リンゴの花のアップル・ブラッサム開幕だヨーン!!!。

パイ生地はじっくりと焼き上げられているので、フチである壁周りもシッカリと固い食感。やっぱザクザクとしたタルトを思わせる。

その点でもチマタでよく見かけるアップルパイとは完璧に別物なんだニャー!。

リンゴが持つ甘味はわずか。にもかかわらず、その糖度だけで完成させたのはマジ健康志向の表れ。

この店は “身体に良いものしか出しましェン!”と謳っているのだナ~とお客様方は今さらながらに体感するっていう高度なシステムなんでフェね。

バターやマーガリン、砂糖はおろか、シナモンさえ使われてないんじゃなヒ?!。

だからキャア!。店内のお客様3~5組、全員女子。しかも30代~40代。

つまり、健康面で最も気を使い始めるお年頃ニャ!。

煮たリンゴの果汁が染みたパイ生地の底部分は、まるでしっとり生地のクッキーを食べているのかアタシャ!と錯覚させるほど。

やはり初めて食べた変わり種アップルパイだあ~。

リンゴは、生でたべるのと焼いて食べるのとでは圧倒的に焼いた方が栄養価が高い、って皆さん周知の事実でごんスケ。

免疫力を高めて紫外線対策にも効果を発揮してくれリュ抗酸化力の強いポリフェノールだけは、焼き過ぎちゃうと減っちゃうから要注意。

便秘対策に有効な食物繊維、これは焼くと1~2倍も増えるんだから是非ともヤキヤキしたいよニャ!。

長く煮込むのかって思いがちだけど、フライパンなら15分程度。実際ヨハクしゃんもそーしてるってネ。レンジだと190度でやるんだけどネー。

別添えのアイスクリーム、ひとくち食べてヤッパシ驚いたべ!。

きっぱりとした微動だにしない塩味!。ハッキリとキャラメルの旨味と甘さを感じるジェ!。

だいたい1個200kcalが普通の塩キャラメルアイス。カップアイスが400kcalだから、これが高カロリーかどうか、意見が分かれるトコだニェ。

でもコレちっこいから30kcalくらいでない?。

卵は使われてニャい感じでしたがどーでしょホホ。

結論としてはバカウミャ。10個くらいいっぺんに食べても平気ラあ~!。

このコーヒーも実に味わい深かったニャア~♪。

蔵前に在る冠木(かぶき)という珈琲店、そのこだわり自家焙煎豆を使用してるそーだっぺぇ。

とってもスッキリ、ライト感覚のコーヒー。クセがニャくサラッとした飲み心地、どんな料理やスイーツにも合う万能コーヒーだと思いまッシュ。

見ての通り、コーヒーカップの絵柄もセンス高く、ソーサーにも凝った絵柄がほどこされてるから眺めているのもマジ楽しい~。もちろん色味も味わい深いしネ~。

この食器、てっきり輸入品かと思いきや、ガガッガーン!でまさかの国産だとか!。

意外性ばかりで攻め立てられ、ほとほとギブアップなボクちゃんを笑いますか。

アーアーアそうだそーだ!大笑いだ、思いっきりさげずんで笑ってやるよーだ!!!。

なんか…北欧ホラー映画に出てくるよーな魔除けだヨホホ…。

木の枝と枝の間に垣間見えるヨハクに、果たしてキミらは一体何を見るのだろうか。

店主の問いかけに答えるボクちゃん。

「はい。おいしい塩キャラメルが1ダース見えます」と。

健康面で意識高い系女子の集うヨハクを出た後、アンポンタンが向かったのは大森なトーチドットであった。

まさかのリンゴパン狙い入店!。夕方4時でイートインは先客1名のみ!。

窓際に座って食べることにチた。日差しが見えてて温かゲ。

アチラと違って、コチラは健康志向第一ショップではござひません。

グルメるのが第一目的なお店なのですからー、コチラのリンゴパンはとーぜんアマアマなのヨーン!。

甘いのプラスちょこっと塩気欲しーもんで塩パンもオーダー。ホットのアメリカーノもネッ。

このパン、手で持ち上げてビツクリ!!!。見た目のフワ軽とは大違い、ズッシリ重い!。

それもそのはず、ふっくら丸型のパンの中には、甘ぁ~い焼きリンゴが丸ごと1個ドドォォォ-ンと内包されていたのだああああーッ!。

指先でほぐしてゆくと、リンゴを包む周囲のパンは優しい甘味の柔らかぁ~い白パン。

それに対し、中のリンゴは皮を剝いてあるのに柔らかすぎず、シャキッと感を残した歯ざわりだった。

ヨハクの林檎パイとは違い、ハッキリとした砂糖の甘さを持つリンゴパンなのラ~。

シナモンの香りはなし。フライパン10分で作った焼きリンゴではなく、レンジで焼き上げたんだよネ~、切り分けずに丸ごとだから~。

リンゴのてっぺん中央に穴が開いとるね。穴の中の黄色味はカスタータードクリームなんよねー。

このカスタード、バニラが効いててミルクミルクしてるニャ~。

このクリームが有ると無いとでは大違い、このりんごパンの完成度を大きく左右する存在なんだと思フ!。

カスタードクリームといっても、これはタマゴ感がヒッジョーに弱い。

んなもんで、サッパリとしたアトクチ。焼きリンゴの旨味をサポートするには丁度イーでしゃばらなさ~。

パン自体はゴロンと大きめだけどサー、生地は薄い!。

リンゴを包むための生地でパン自体の味はこの際二番煎じ、というコンセプトだからなのだろーネ。

このパンはストレートにリンゴパイをりんごパンにしただけって印象。

だから、アッサリしてていくらでも食べられる気分になっちゃうー。まさにお店の狙い通りキャワワワーン?!。

昼に二店舗リンゴ尽くし。

その反動で夕飯後のデザートはアンコもち。

それは当然の報いだったのかもしれニャア。

アズキにチョッピリお湯を足してシルコもどき。

モチ線上のシルコ、とかなんとか。

パリッとモチの表面が割れまヒた。

カリッといこう!。そんでもって歯にくっついたらイラッてしよう!。

それが一番のおいしー食べ方!。

ウソこけ。

おおーコレコレ。昼は紅、夜は白。

めっちゃ、ふにふに。めっちゃ、ふにゃふにゃ。

モチのロン、のーびのび!。

おいP!。

まことにもって紅白な一日なのでござヒますた。