味の色どり万華(まんが)

武蔵小杉グランツリーの【ボッチャーノ】で愉快な仲間と楽しくピッツァ!

カスタハドめし398

こないだ行った品川水族館で出会ったマゼランペンギンのマルイカペロット2歳のツィートが忘れられん…。

“ 魚、甲殻類などが食べたい。とりわけ軟体動物、タコ、イカなどなど多数 。水族館のエサでなく実際に海を泳いでいる赤いのや黄色いのを ”。

あの日以来、その言葉が頭から離れず脳内洗濯機の中をグルングルン回転し続けるもんだから。

マルイカペロットの意志を受け継ぎし者、遂に本日神奈川県は川崎市、武蔵小山はグランツリーへと舞い踊りながらやって来たってわけなんだー。

グランツリーの裏口からスル~リ侵入するとだナー、目指すボッチャーノったらドアの目と鼻の先で耳の後ろに佇んでいたー。

ここったら正直言ってヤンママの巣窟。ランチタイムはヤンママらの独壇場ッ!!!。

ドリンクバーでオシャベリ尽きず、大きな窓から差し込む陽光の中、下った気分もソッコーアゲアゲ。乳母車もスム~ズインなんだからぁ~ん!。

オオオオーッ!。コレだったかぁぁーッ!、マルイカペロットの言っていた極彩色海洋生物軍はッ!。何て愉快な仲間達ニャんだあーッ!!!。

確かにコレラはシナスイにゃおらんぜよ!。

ウィンドウの中の彼ら彼女らが眺めているのは道路向こうのタワマン群でショー。

この絢爛豪華(けんらんごうか)な飾り棚の真下こそがドリンクバーテーブルなのであった。

▲本日の前菜5種類の盛り合わせ (+350yen)

★ボッチャーノランチ 1500yen

白い玉模様のハムがひら~りと降臨した前菜らは、極めて涼し気なるガラスディッシュに盛り合わされ、ボクちゃんに食べられるのを今か今かとざわつき待ち!。

ランチセットに350円足すだけでこれが頂けるなら付けない人なんて、居るんだなーこれが。★本日の前菜とサラダの盛り合わせ(+200円)もよろしくネーだ。

どっちかっちゃーキノコ炒めって印象のマリネだったド。ツブマスタードで和えてるとこが何とかマリネな感じ~。

カポナータ(キノコの上方)は相当しっかり煮込んであるゆえクタクタ食感ッ。ナスや玉ネギ、ズッキーニらが旨味の強いトマトソースで煮込まれてて何とも深い味わい!。絶品!。

キャロットマリネは色んな店で食べるけどー、コチラのは細切り過ぎて口触りバツグン、キチンと酸味もあってレーズンの甘さがジャストフィット。

ブロッコリー、オクラ、チキンのジェノベーゼは心地よい歯ごたえ。バジルのさわやかーな味が染み渡るソースはハーブの強さを強く感じる。

チキンは胸肉。全く脂感もなくてサイコー♬。

グランツリー館内のボッチャーノ敷地面積とほぼ同等の広さを誇るテラス席。

風そよぐ秋の会食は素晴らしいものがあり、時折大きくカーブを描き横切るハチに緊張感が走るハプニングも笑顔こわばる一興。

それこそまさしくピクニック臨場感アゲアゲだあーッ!。

入口入ってすぐ真正面にあるドリンクバー。ランチセットにはドリンクバーが付いている。

コーヒー、紅茶、ハーブティー(ティーパック)、ジュース(オレンジ、アップル、グレープフルーツ、アセロラ)など飲み放題。

コールドドリンクのピッチャーラインナップに背を向けるはホットドリンクポット2台。

まずはHOTコーヒーで自分の胃にあいさつ代わり!。これってマジでHOT!。ドリンクバーじゃ比較的お珍らなアッツアツ!。うれぴいよお~ん!(ド泣き。さっき目薬)。

何ともまあ、深く濃い味わいの美味しいコーヒー!。なるほろひれはれ。これじゃあ増々オシャベリ上手が押し寄せるはずニャッ!。

▲オクラとツナのピッツァ

★ボッチャーノランチ 1500yen

通常のランチピッツァで選べるピッツァは5種類。それ以外に「本日のピッツァ」なる日替わりが2種類も用意されてるのがありがたや節炸裂!。

この日の気分としてはサー、日頃食べ慣れてるピッツァはスルーしてだネー、この変り種を選び果ててしまったって結末だったー。

生地は厚くも薄くもなくの標準仕様。老若男女混然一体の客層ゆえ当然なのネ~ン。

焼きはしっかり過ぎるほど。焦げ目が全体に及び裏生地にまで抜かりなく。

香ばしさはあるけど生地の塩気はイマイチ。これも個人個人で調整出来るよーに配慮してあるってことラ~。

トマトソース、モッツァレラ、オクラ、ツナのシンプルな構成。トマトソースは薄味、モッツァレラもツナも塩気無し、結論として、このピッツァは優しい味付け!。

オクラのカットの仕方が非常に気に入りまスた~♪。

切り口から種が見えてるところがファンキーだヨ!。ピッツァのミテクレに大いなるポイントをもたらしてるネーン!。

店内に文字通り一歩踏み入れた瞬間、コレがドーンと視界に飛び込んでまいりまス。

年季の入った貫禄十分な窯ですわねオホホ。見てて飽きませんわ。チラホラ覗く焼け石にピッツァな方々も可愛らしーこと!。

すっごく美味しそーじゃないですかい。

似たようなショットを連続させるのはどーなの?っていうチトもたまに居るけどネー、目で見て美味しーってのが確実の存在してんのヨ、この緑の地球にはー。

似たよーなショットでもよくよく見ると気づかなかったことも気づかせてくれたりすっからネー。

マ、退屈だってチトは早送りしてくだはい。

ツナとオクラと生地の異種格闘技編が面白い噛み応えを誘発してまっせ。オクチの恋人とは呼べないけど、これはこれで今はアリ。

その時々、自分が美しく輝いてりゃいいんですわオホホ。やあね。

コレさー、けっこういろんなイタリアンの店で見かけるやつだよー。絶対同じ作者だよネ~。こういう陶器もあればー、皿に描かれたイラストだったりもするー。

陶器は品川のパッパレラのウィンドウでも見たしー、皿のイラストは自由が丘のラスタッティオーネや都立大駅のソロノイでも見たジェー。

作者の名前知りたくって色々検索かけてみたんだけどネー、結局分からず仕舞い。

「海に潜りなよ。水中で16分息を止めてなよ。そしたらきっと作者名が分かるよ」

そうマルイカペロットは云った。コイツ何を企んでんだよ。

生地を噛むとワシワシ音がしまっス。ピッツァを食べてる時の至福音でフ。

噛めば軽くオリーブオイルがじゅわっ。たまりまへん。ピッツァにツナは定番。トンノって表示されることもあるけどネー。オクラは初めていただきましたわ。

軽いネバネバッって食感がピッツァに合うか否か、個人差があることざましょ。

ソざましょ。

この色彩感覚。いかにもピッツァの構成色。日本にはない極採食の幻想世界ッ。

ビバ!イタリア!。

ピッツァカッターの名残がオクラにクッキリ。

カット入れてくれなかったらピッツァってどーやって攻略すればいーんだろうネッ。

ところでこのボッチャーノ、ムサコのみならず恵比寿や丸の内、大阪梅田にもあるんだって?。知らなんだ知らなんだッ。

よぉ~く火の通った生地裏。

わずか何秒の差の見極めがピッツァイオーロ(ピッツァ職人)の手練手管。

窯の中でピールを操ってピッツァを躍らせるわずか1分の勝負。

評価はお客さんのピッツァ注文数。

後日!。今度はパスタを試そーと単独決死の入店ッ!。

開店11:00と同時に入らないと15分過ぎたら絶対坐れんッ!10人待ちは必定ッ!。

▲本日の前菜5種類の盛り合わせ (+350yen)

ボッチャーノランチ 1500yen

毎回思うんだけど、ココの前菜は酸味、甘味、塩気のバランスがベストだジョェー。食感の違いも日々これ明らか。食べてて飽きることなく最後まで楽しめる~。

しかしこの一品ほど写真に撮って何が何だか分からないものってニャいジョッ!。

なんかこう……ごちゃごちゃしててモシャモシャしてて何かのクズっすか?、みたいな。

ええい!ウザいぃッ!。皆シャン、ご紹介いたしましょー。てっぺんから時計回りに、

プチトマト、ゴボウのアラビアータ、シメジのマリネ、トマトのカポナータ、キャロットラペ、極薄生ハム。

真ん中には2色のケールとロメインレタス。いつものよーにペロペロッと食べて小手調べ~。

▲サーモンと枝豆のレモンクリームスパゲッティ

★ボッチャーノランチ 1500yen

タコと大葉、梅干しのスパゲテーにするか苦悩しきりでも、結局裁断は下されリュ。いつもそうなのさ。そして大抵チョイスは正解。

この店のパスタを食べるのは本日が初。麺はやや太め。固すぎず柔らかすぎずでいかにも万人向け。黄色味の強い麺は枝豆のグリーンを一層引き立ててオミゴトキャプテンというほかなヒ。

う~ん!、見てるだけでレモンクリームのかぐわしき香りが匂い立ってくるよーだネッ!。

ヒトクチ大にカットされた焼きサーモンと色鮮やかな枝豆、麺もソースも何もかもがパステルカラーのスプリング・カムバァーック!。

もったり、まったりな味がおもすろい。枝豆は歯ざわりナイシュ、甘みたっぷり。サーモンはさっぱりしてて素材の良さも十二分に伝わって来たッ。

灼熱の釜茹でサマーにゃ冷たいパスタがよく似合うじゃ~ん?。クリームソースで和えたサーモンと麺が極めて薄味で控えめ過ぎ。

がまんして食べてたけど、どーしてもアレンジしたくなっちゃってテーブルの塩と黒コショウに手が伸びたヨーン!。

チャッチャカ、チャッチャカやってみたら仰天スパーク昼下がりだぞなもし!。ドラマチックなほど劇的にうみゃああああああああーッ!!!。

引きながらかけるコショウは香りを楽しみながらで楽しい~。

な~る。このお店の客層はママ&チビッコがメイン。健康的にも薄味推奨。ボクチャンみたいに濃い味に毒されたものったら自分でアレンジしなさいよーな世界だったのだ!。

枝豆スパゲチーから早3週間、本日もボッチャーノ。

てっきりイタリア語の店名かと思ってたらオーナーが愛媛県松山の出身でー、そこが舞台で物語が展開する夏目漱石の「坊ちゃん」をもじって店名にしたんだと風のウワサー。

なるへ~。それで食材を愛媛県だの瀬戸内海産にこだわってるってゆーのかー。

この写真の壁面はお店の入口から見て左脇。ここにイスが並んでて入店待ちの人々がシットダウンしてるのでフェ。

▲マルゲリータ

★ボッチャーノランチ 1500yen

この店のオリジナルピッツァ『カンピオーネ』は、イタリアで行われた2012年ピッツァワールドカップ「サポリ・デル・スッド」部門でグランプリだったんだってネー。もちろん当店の総料理長が受賞したものだー。

それにしよーか悩みまくったんだけど結局はこのマルゲリータにしたってわけネーン。

カンピオーネとやらの写真見ててどーしても食欲湧かなかったもんでー。次回は湧くかもー。

さて初めて食するピッツァのお味は?。

モグモグモグのモーグモグ。……………。

あらまあ美味しいッ!。おやまあ嬉しいッ!。

はたまた楽しいッ!。いやはや、なかなかッ!。

ピッツァの生地が何とも壮絶に「しなやか」!。柔道の「やわら」のごとくあらゆる外界からかかる力をオノレの内に吸収して舞い踊る姿はビツクリ仰天もんの「優柔不断」!。

噛んでるとクニャクニャしてて心地イ~!。生地裏側のコゲ部分も表同様「やわらか」。

カリカリサクサクの少ないピッツァ。こりゃまたお珍らな。

柔らかなるモッツァレラとソレに絡むジューシーなトマトソースがピッツァ生地と一体になって、スーパー軟体ピッツァとして猛アピ-ルしてるヨヨーン!。

このマルゲリータ、こないだ食べたオクラとツナのピッツァとは似ても似つかないピッツァ生地だったってとこがメッチャ面白い!。

まるで別のお店のよーじゃござんせんかー。どぼじて???。

ともあれ満足、オホホ、ごちそーサマー!、オホホホ。