カスタードめし286
水ぬるむ4月、ボクゆるむ4月迄あともうチョットの辛抱だべ~。
予報では、明日明後日の気温は日中20度を超えるというでないのー。
やあね。それってまさしく何もかも目覚めてくっていうチェリーブラッサム秒読みカウントダウンってことじゃないのよー♪。
用水路に解き放たれてる鯉のみなさんも心なしかウキウキみたいでステキー。
などと、きわどいジョークを連発しているうちにアッという間に不動前駅、そこから全力疾走で約20秒のユーズピザに来ちゃったじゃないのー。全く凄いったらないわ!。
先が思いやられるわよー、なんて余裕の苦笑いをまき散らしながら開店11時半と同時にお二階へ入店!。先客4名だけど予約入れてたから別にぃ~って感じ。
入口入ってすぐのカウンター左端席を希望していたのヨ、ボクちゃんてば。左のトマト薪窯とピザ制作の模様をキャメラに収めるためにネー。
着席して振り返ると、何ともミゴトな装飾ペインティングが施された壁板群!。
いっやぁぁぁ~、こういうハイセンスな室内装飾ってなかなか見かけないヨーン。これが見れただけでも来た甲斐があったってもんラ~。
なんか、元なぎさ通りハマーカフェや多摩川駅デライトのテーブルデザインを思い出しちゃったヨー。
店奥左手、お店の壁に描かれたイラストはオーナーが友人に依頼して描いてもらったものだってネー。
裏路地の壁の落書きって感じでイイねぇ。こういうのが描いてあるのと無いのとでは、お客さんのスタマックに与える影響が随分違うよーな気がするナーン。
着席してほどなく、まずはごあいさつ代わりの前菜サラダとお水代わりのピーチティー。
サラダは塩気の強いコブドレッシング、さっぱりとした味わい。
葉物だけでない貴重なハム1枚参入サラダにのけぞるボクちゃん曰く、不動前の奇跡!。
新鮮野菜をモリモリ食べてピーチティーで喉を潤すと、アアラ!何という美味しい取り合わせ!。
塩気に良く馴染むライトテイスティーなピーチティー、これならピッツァにもバッチリ合うこと間違いなし!。何故か甘味にハイセンスを感じる~。
モチロン、お水は頼めば出してくれるヨ。ピーチティーはお替り自由!。とーぜんお替りしちゃった~。
色んなピザ屋をめぐるけど、ピザ食べる以外にもお楽しみは有るジェ。
お店によって違う個性的な窯とピザピールのデザイン。このお店の窯はとってもクラシカルで重厚感がにじみ出てンね~。オレンジ塗料の塗り重ね具合も単一じゃなくって絶妙!。
見ててて飽きないナー。
11時半開店直後、お客はボクちゃん含めて5人だったけど、11分時40分ほぼ満席。
シブいトマト薪窯にもしっかりとグルメな灯がともりました!。
▲もみじ (イカ墨のピッツァ)
1100yen
10分強でのご提供~。
このかぐわしきピッツァの生地は、小麦の甘味がとっても良く出てて塩味抑え目のシンプルな味わいだナー!おいひい~!。
かなり引きが強い生地だから、ナイフでカットするときゃー力込め込めになっちゃう。
勢い余って二度もピースを吹っ飛ばしそーになってヒヤッとしちまったーい!(ド汗)。
生地はとっても噛み応えがあってサー、口の中でムニムニとハミングするのが嬉しい!。
厚めの縁ミミ(コルニチョ-ネ)は生地そのものの旨味をたっぷり楽しめるし、薄い生地の真ん中部分は生地よりもイカ墨の味覚と食感を存分に味わえリュ。
何ともグルメなイカ墨のピッツァ!。
何故かランチでコレを出してくれるお店がほとんどニャーので日ごろからプンプン、ププンプンなボクちゃんではあった!。
だがしかし、このお店が裏メニューでイカ墨ピッツァを出しているという情報を入手した時は全くもって悶絶一歩手前の泡吹き気絶寸前童子の心境だったー。
不思議に思ったのは、このピッツァの名前が「もみじ」だったってことラ~。しかし、その謎はイカ墨ピッツァが運ばれて目の前に置かれた瞬間にソッコー解明されたギャ!。
ピッツァ生地の上に塗り込まれているのは摺り下ろしのニンジンソース(トマトソ-スに加えて混ぜ込んだオリジナルシース)だったのキャ!。
ニンジンのすりおろしを「もみじおろし」と呼ぶわけで、ネーミング由来はおそらくコレで間違いニャぁっし!。
この「もみじおろしソ-ス」の上から真っ黒なイカ墨ソースがたっぷり敷き詰められ、モミジはほとんど覆い隠されてしまっている。ゆえに、わずかに覗いている美しきオレンジ色がかえって目に鮮やかで何ともオサレ~。
トマトソ-スだと勘違いするチトも出るだろーけど、よくよく見りゃトマトソースはこんなに不透明なオレンジ色ではニャハ。
「お好みで掛けてくださいな~」
と、お店のスタッフ女子が目の前に置いてくれたのが、小さなウツワに入ったシロトロな液体!。
「これ何だべ」
「アイオリソースです。マヨネーズにニンニクを入れたソースだヨーン」
とのお答え!。コレを垂らし掛けずにピッツァだけを食べると塩味弱目なサッパリ味なんだけど、この乳白色ソースをかけてみたらア~ラ不思議!、旨味が突如増して深みもプラス、圧倒的な存在感を見せつけたー!。
イカ墨の量は十分すぎるほどの大盤振る舞い。
裏メニューにしたのが何となく分かる~。こんなにタップリ使ったら、いくらあっても足りないよネー。
かといってしみったれた量にはしたくニャア!な心意気で裏メニュー!。
なある!素晴らしいーッ!。
お店に行ったらネ、ケアレスウィスパーで「イカ墨の、ある?」って耳打ちしよ~ネ。
「お客さん…それを一体どこで誰から?」
なぁ~んて問い詰められたりしニャーし!(爆)。
ふっくらプックリ焼きあがったピッツァ生地に乗った濃密なイカ墨と負けずに濃密なホワートソース。
それらを三位一体で口の中に送り込めば、お口の中は何とも言えないマイルドな甘味に満たされるジェ~♪。
▲上方に見えるのは張りのあるニンニク!
もちろん、忘れてならないのはニンニクの存在!。イカ墨の臭みを消すだけでなく生地の旨味をググッと引き出してくれる。このピッツァにはふんだんに使われてて香ばしさがグングン押し寄せてくるヨーン!。
▲白いニンニクをパラパラ贅沢に!
一体誰がイカの墨を料理に使おうだなんて考えたのキャ~。いずれにしても、考えて実行してくれたチトに大感謝だヨーン!。
アレ?。タコの墨は何故使われないんだろーかー。疑問に思いフト調べてみたらだネー、
タコ墨はイカ墨と違ってネットリしてない。水っぽい。
さらに、水揚げの時には既に墨袋が小さすぎて墨がほとんど残ってない、だって。
タコ墨もイカ墨同様に旨味成分はバッチリあるというのに、残念!。
ありがたいお方だイカ様(もしくはペテン師)は!。
こんなに美味しい墨をお吐きになられて…。ちなみにイカ墨ってビタミンEとB2が豊富、動脈硬化予防やコレステロールを低下させる作用があるんだそーな。マ、解毒作用に有効だってことだから納得だヨー。
ユーズピザさん、おいしい貴重なピッツァをサンケーウ!。ピッツァ激戦区での健闘、がんばってネー、応援してるヨーン!。