味の色どり万華(まんが)

自由が丘のモンノンでパンスイスだべ!

カスタードめし184

自由が丘13時33分。快晴、気温33度、湿度70%予報。

マスコミや巷で話題グラグラ沸騰中!、のパンスイス食べたさにモンノン (MONT-NOM) を目指すタワケたボクちゃん!。

首筋にしたたる汗粒をぬぐいながら、カトレア通りを右折してヒルサイド通り!。

ハーゼーで遂に到着ッ!。

何ココ……。いきなりおフランスじゃあーりましェンかッ。

しッ、しかも頭上から、広場全体にタイニー霧雨のような水がまかれとりまシュ!。

これって “打ち水?!。ヒートアイランド現象に対抗?!。

なんて気の利いた……ひええええええええーッ!!!。

ででで、でも濡れちゃうから、大急ぎの抜き足さし足でモンノン店内へ急がねばッ!。

グ。

何とオサレなドア。オサレ過ぎる一角の、オサレ過ぎるモンノン。

ウ。

お、重いじゃないのよ、このドアッ。じゅッ、重厚過ぎるッ!。

店内室温管理も盤石ってことよねネ、この密閉度!。

いいぢゃなヒの。好感度100あげるフッ。

▲愛らしく可憐な天使  

シナモンロール 370yen

店内は非常に狭ヒ。あまりに清潔、そしてGOODインテリア。クリアな空間。

お客様の合間から、パンスイスのウィンドウを鼻の下伸ばして凝視しュるボクさん!。

3人の先客が去るのをギリギリ歯ぎしりしながら待ち、よホやくボク様の番だった。

真っ先に注文したのがこのシナモンロール!。なんて小ぶりで愛らシューのよ!。

▲甘い涙は愛という名の陽光で乾く

これまでに、いろんなとこで食べてきたシナモンロールの中、ズバリ最上級テイストであったべ!。

てっぺんがカタツムリのようにグールグル。外側は柔らかめでサクサクッとしたパイ生地食感。

内側はしっとり食感のデニッシュ生地。

その生地層の合間に、これでもか!と云わんばかりに砕いたクルミがいっぱい収納されてまスたよ、ホントにもう。

やあねったら、やあね。心憎ヒほどおいヒーじゃないの!。

▲陽だまりの甘美極まりなき涙

内側のデニッシュ生地には、主役のシナモンが実にいい具合に練りこまれていて、

外側のシュガーコーティングと一致団結した美味感は、見た目の想像をはるキャに超えチョるネ!。

シナモンはご存じ“スパイスの王様”と呼ばれリュ。これがこのロールの命ラ。

したたるシュガー、時間よ止まれ!。的な、この美景!。

見る側のボクちゃんはクチからヨダレ、時間よ止まれ、だワ。

ケーキやドーナツで良く見かけるこのシュガーコーティング、用語では“グラス”といいまシュね。

粉糖を使って作るのヨ。めちゃ美味しーだけじゃなくって保湿効果もあリュ。

モンノンのグラス、上部のグルグルがほのかにレッドマーダー色。これはラズベリーソースかニャ?。かすかに甘酸っぱい!。

▲ステッキ   350yen

確かにステッキでフェ!。ウィンドウでコレを見た瞬間、ソッコーで「これ下さい!」だよ。

何ともユニークなその形状。味もやっぱりGチャマ達が突くステッキと同じなんだろーか。

もう頬杖はつかない、と誓ったあの日から一体何年?。

さっそくムシャついてみたら、アラマア、そんな!。

見た目以上に表面が固い!。中身はしっかり、みっちり、とした歯ごたえのある生地。

噛みしめると、じゅわぁぁぁ~っとオリーブオイルが口の中に広がる!。

驚いたのは、生地の中にグリーンオリーブとブラックオリーブ、マカダミアナッツがゴロゴロと内包されていたことだっぺヨ!。

ナッツの深い味わいと油分が口の中で融合、かなり濃厚な味わいとなりまシュた!。

さらに、岩塩も要所要所に練りこまれてて、噛みしめるたびに味覚のアクセントになっとるで。さすがの一品ラ!。

食べだしたら止まらない魅惑のパン!。

▲パンスイス  420yen

O!、コレコレ!。お目当てのパンスイス~♪!。

フランスパンにスイスパン、ではないヨ。

パンスイスとクロワッサン生地の違いはネー、重ねた生地層が表面に出るよーに折りたたみながら、何層にもきれいな縞模様を作っちゃってるのがパンスイスってことだあ~!。

チラ見えの黄色いカスタードがモロにオイシソー!。中にはチョコチップも内蔵!。

う~む、絵になるお人だねえ~。憎いわ、ニクすぎるわよ。

とか言ってたら、広場入り口近くのこのベンチ、ボクちゃんのお隣に外回りらしきサラリーマンがパンスイス持って崩れ落ちるように着席!。と同時にモギュモギュ!。

つらいことがあるんだネ。顔に書いてある。

おいしいかな。人を幸せにするパンだといいニャハ。

パン表面の縞模様がザンシンたらありゃしない。濃いキツネ色の美は完璧。

「モンノンのパンスイスは従来の物とは違う進化系だんべ」と巷ではウワサ。

昔ながらのパンスイスって、ブリオッシュ・スイスと呼ばれてるものラ。

それは全くサクサク食感じゃないし、パイみたく何層にも折り重なってニャい。

要するに普通の菓子パンみたいな感じ。

スイス近くのフランス国境辺りで作られていた伝統的なパンが、ブリオッシュ・スイス。

アーラ、まあまあ、まあ!。

ひとくちパリんちょしたら、簡単に水道管が1本外れちゃいましたわホホホ。

噛んだ瞬間のパリカリ感は、数分が経った今も決して忘れることが出来ませんわ。

かつて味わったパイの食感とは似て非なる!。芸術的で国宝的なパリ感、認定確実!!!。

このプレーンタイプのパンスイスがこの店の一番人気。

他にも常時5~6種類が用意されてっから次回も楽しみでシュよ。

コロンチョと裏返してみたらこんな感じ。フグのヒレに対抗できるカモ。

アア、パンスイス酒というものがあったなら……なんて夢のまた夢ね……シクシク36。

中身のカスタードはしっとり柔らか、チョコチップも甘すぎず、でパイ生地の忠実なる部下。

パイ生地は指先をベタつかせて重い。火のある所に煙は立つ。

だからパンスイスあるところに水道の蛇口は必須。素手で取らないなら手洗い不要。

ただし、口の周りは水ですすぎたい。ヤッパ蛇口は必要。

テクニカル面では強くそう感じた。

ご自宅でシナモンロール試食。巻いてあるパイ生地を剝がしながら慎重に食べ進むニョら。

食べ進むうちに発見したジェ!。底にはクルミの破片がビッシリ!。

大層な味変!。

弾力ある柔らかクルミがグラスの生地にプロポーズ!。

6月の花嫁の6を蹴っ飛ばしたら、ひっくり返った数字が9!。みたいな。

う~ん、大満足な3点でスた!。次回の訪問がメチャ楽しみだあ~♪。