カスタードめし465

黒い建物。
それがかむろ坂の横、ピザチェックの目印。
山の手通り、かむろ坂、ピザチェック、
カラス城。

閉店後、火を落とした薪窯に溜まった
灰は
その日のうちに毎日掻き出して
除去。
でないと翌日のピザは灰まみれになっちゃうからネ~。
本日見た店脇に置かれた廃棄灰バケツの入りはこんな~。

バケツが2つ目になる日もあるんだジェ。

本日も一番乗りッ。
ドア開けてお出迎え、ニッコリ笑うピッツァイオーロ兼オーナーの斉藤ハン、開口一番
「今日は仕込みが間に合わなくってホタルイカのピザ出せないんですゥ~(苦い笑い)」。
「エッ?!」
背骨も折れよとのけぞるボクちゃんの衝撃リアクション見て顔面蒼白となった斉藤ハンは
「わッ、分かりました特別に今すぐ用意しますッ、少々お時間はかかりますけどッ!」
ひええええ~、とッ、とりあえず良かったァ~。ホタルイカピザは今回で2度目だー。
それ一択でここまで漂流してきたんだからネーッ!、だ。

▲富山県産ホタルイカとアンチョビのマリナーラ サワークリーム乗せ
2950yen
ホ、ホ、ホタルイカがじゅじゅじゅ…
10パイも!。

季節のスペシャルピザ。これは5月のピザ。
皐月(さつき)。
超ブランド、富山のホタルイカ。ピザにホタルイカ、は滅多に出会えないメニュー。
斉藤ハンは単なるピザ焼き職人ではニャあ。立派なイタリアンシェフ。出なきゃこぉんなピザなんか作れニャあ。
ただ単にピザの上にホタルイカ転がした、とはわけが違うッ。
全然違う。

オ。今まさに食べよーとしたその時、まるで奇跡のよーに雲の切れ間から強烈な
日・差・し。

じっと美しき大食欲そそりまくりーなピザをじっと眺めてみる。
このホタルイカらも生前にだヨ、真っ暗な海底から徐々に迫りくる水面のまぶしきイカ釣り船の灯りを眼にした時、その後まさか自分の真横にサワークリームやトマトが添えられることになる、などとは夢にも思ってはいなかったことだろホ。
海産物であるところの自分と農作物であるところのトマト、そのあまりに遠く隔たった異端同士が今ここに集うことの不思議。
その不思議さにアテられて食べる前からボクったら軽いメマイと武者震い。
そりゃそーだ。
「人間だもの」

裏面どージョ。
加水率バツグン、めっちゃくちゃモッチモチ、噛むほどにクニクニと小麦の甘さと旨味がベロをノックアウト!。
このピッツァ生地、まさに
神業。
噛み技。

世界に冠たるカンタールなナポリピッツァ。
そのおひざ元のナポリ湾さておいてイタリアン・ピッツァには驚くほど海の幸が乗らなヒ。
例えばナポリじゃ週に5回はカサゴ料理食べてんジャ~ン?。なのにカサゴはピッツァに絶対乗らなーい。
料理アレンジの申し子、日本人にゃ絶対断じて劇的にそんなことありえねージェ。
イタリア人よ、神の前にて食い改めよ、なーんちてゲラゲラ。

十二分に下味付けられたトマト。味付けは秘中の秘。
とにかくチェックのゲージツ的マリナーラソースったらそれは他店にゃ再現ムリ。
そんなトマトの植物性グルタミンがホタちゃんの核酸と融合した日にゃ驚き21世紀ドンジャラホイ!。
サイコーな旨味の祭典、の開幕だァーッ!。

見よ。
このホタルイカの上品でプリップリな身を。
噛めばあふれ出るほのかな苦みを持ったワタがまた格別!。
甘い身と苦いワタとでアマニガッ。
オーマイガッ!ならぬ、
アマニガッ。

おや?。
この者が持つのはエンペラーではなく、も、もしやなんだが、
エンジェル・ウィング?。
にしても、マリナーラソースとサワークリームの融合は確かに新鮮で斬新なホタルイカソースの錯覚効果を生んだ。
計算された美味しさに今回も脱帽ッ。

ホタルイカは下処理しないと味覚が各段に落ちる、は周知の事実。
これ見てけれ。目ん玉抜かれてんでショ。
ナヌ。良く見えんて?。

これなら良く見えっとでしょが。
下処理は硬い目玉とクチバシ(トンビ)、そして背骨の除去。これらはベロが異物扱いするけんね。
トンビは足の間にある。エ?。それってもしかして第三の足とかいう…。
いいえコブタ、それは愚かな人間達の汚らわしき呼び名…。
とにかくメッチャ美味だったー!。またねー!グッバーイ!。
何だこのいい加減な終わり方。
