カスターハドめし210
普通は、こーゆーメニウのお店には絶対に行かないのだー。
前回、初来店して奇妙な哲学的空間に身を置いたンだけど、
そん時にメニウの炊き込みご飯っちゅーのを見て、何か食べてみたいなと。
この空間にあまりにミスマッチ。炊き込みご飯とは……。
で、また本日遅い昼下がり、此処にやって来たってわけなんだー。
アア、わけなんだー。
売れない画学生のアトリエ。といった雰囲気だニャー。
お金の匂いがしないからでしょーネ。
壁の作品が良くない、という意味ではありまシェン。
清い空気が流れておりまフ。芸術の創作意欲は純度が高くなければニャらんとか。
店名イカニカ。
いかに~すべきか?。
の意味。う~ん、そーだよネー。
そーだよナー。
此処は隠れ家的なカフェだと人は云うけど。
何から隠れるのか、それが問題だー。
またもワタクシひとり。着席30秒後には店主さんに注文してまスた。
そして再び静寂の空間。
小さくブライアンイーノみたいな音楽が流れてるけど
なぜか全くの静寂であると感じる。
ナジェだ。
ひ~そひそ
15分ほどで来た。
アルジは、水面が波立たないよう細心の注意を払いながら、
といった風に食卓へ盆を置いた。
炊き込みご飯のセット
ライト 1100yen (フル1400円)
非常にシンプル。
静寂にしてガンコな食材ずらり。きっぱりと、それぞれがそこに陣取る存在感。
炊き込みご飯は醤油の薄味。
まばらに入っている秋シャケと油揚げが良いダシになっちょりますし、
細切り生姜がかぐわしく味を引き締めちょります。
白ゴマも効いていて実に上品な味わい。
武士は食わねどツマヨウジと云うけど、マッコトそんな感じ!。
いけぇーッ!いけぇーッ!!と草野球で大声の歓声が沸く感じ。
どんな場面か振り返りはしなかったとしても、だ。
みそ汁の写真アップだけ撮り忘れたけど、大根が千切りでも千六本でも拍子切りでもなくって、ただきわめて薄切りで小さいだけ。
このセットで唯一しょっぱいのがこの味噌汁で、丸くて小さなオフがアクセント。
ご飯と交互に食べると二人三脚で優勝確実、至福に包まれるボクちゃま。
このサツマイモ煮つけったら割と塩味が効いている。
そのせいで、甘味少な目のイモが甘く感じる。店主の成功、店主の勝ちッ。
固めに煮付けられてっから、食感が悪い気はしないし、ハシ休めとしてはGOOD。
ニンジンのラペではニャい。ニンジンの煮びたし。
薄い味付けで、ニンジン本来の甘さを生かしてんネ。
ラヴい。シャキシャキしていて美味しヒ。
粉チーズで軽く和えたブロッコリーは、チーズを使えども和風を装いアッパレ。
食べてすぐ店を出る。何事もなかったかのよーな外の景色。オオヘビ道路。
店主は来客の余韻に浸る。
食べたばかりのウツワが証拠。
おおっと。夕方も5時ともなれば、もうこんな!。