カスタァドめし451

▲何でこれがモロッコ太子?なモロッコマン
中目黒エキチカなれど裏道隠れ家レストラン、そんなリゴレットショートヒルズがこの度閉業。でもでもサクッと改装、今年3月の目黒桜祭り集客300万人にぶつける形でチャッチャカと新規オープンを果たしたんだって~。
その名も【ピッツェリア イル ヴィコロ】!。
「覚えにくく呼びにくい名称だけど、そこはそれ、あれはあれ、努力して慣れ親しんでちょーらい!」
などと、モロッコマンは「ハッシュタグ#中目黒ピッツァ戦争参入」を発信するのだったー。

▲魚のタジン
【リゴレット ショート ヒルズ】っちゃー言わずと知れたモロッコ料理で有名なお店。
エスニック料理といえば真っ先に出てくる、ことはない知名度イマイチなモロッカンがコレ。

▲森林鶏のタジン
その鍋料理のランチセットで貴重さを思い知らされつつ食べ進むことの可能な貴重ショップだべ!。
これらタジンについては当ボログで既に投稿済みの記事を参照してくらはい。
(投稿記事415)

春めいたお花畑を軽快スキップでルンルン!、そんな色彩ホノボノなサラダがご到着ッ。
これってランチセットなのよーんだ。
サニーレタスにトレビス、コーン、薄切りニンジン、紅芯大根の上に酸味抑えた甘口ドレッシングがタラタラリ~ン。ありそでない味覚に一瞬で完食ッ。

▲ラムとミントのモロッカン
1500yen
〈サラダ・ドリンク付き〉
食べてビックリ!。
イタリアンピッツァ、アメリカンピザと全く違ってオツリある味覚ッ。いい意味で小麦粉が全く主張してないジェ。
マジ控えめだから具材とのバランスがとっても良いッ。ひとつの料理としてまとまってる感ありッ。
コルニチョーネ(ピッツァのミミ部分)は額縁を形成してニャいしだネー、食感もモチモチではニャくだナー、しっかりしててそのくせ固さを感じニャー初めてのピッツァさん。
これがモロッコ風ピッツァなのか~。とトートツなエスニカン風に吹かれるボクちゃん。
やあね。

酸味と甘みが溶けあう赤みの強いトマトソース。
その上に生の薄切り玉ねぎや小さくカットされたスパイシー味付きラム肉がバラバラッと。

ピッツァのアクセントを飾るはオフホワイトした松の実。負けてなるかとレーズンらも決死の追従ッ。
このピッツァをエスニックに仕上げるのに重要な役割を担うのはパクチーとミントの葉。いずれもクセモノな香草がソメイヨシノより二足も早くハ~ラハラ。

モグモグを始めるとだヨ、まずトマトソースの深く濃い味覚がボクちゃんに嬉しい悲鳴を促すッ。
続いてラム。それはまるでンドゥイヤかサルシッチャのよーなミテクレ。その味付けはBBQソースを思わせるハッキリとした深み有る味!。

これまでにパクチーが乗ったピッツァは食べたことあるしー、ミントの葉はドルチェの添え物で馴染みありー。でも両者がこれほど散りばめられたピッツァとの遭遇は初ッ。
だがしかし!。モグモグ食べてたら突如として雷に打たれたかのよーな衝撃に襲われたァァァーッ!。
パクチーなど入ってニャあッ!。よっくよく噛みしめるとコレらは全て
ミントだジェェェェーッ!。

目を引くスイカの種のアルビノ(白子)のよーな松の実に注目ッ!。カジればコリコリとした心地よい食感ッ!。
不老長寿の仙人食と云われるだけあるジョエ。食べてっと力が湧いてくる錯覚に支配され果てるよーな食材だべ!。

さわやかなミントにレーズンの甘味。これってなかなか有りそでない組み合わせ!。
それに松の実までが加わると異種ミスマッチの極み爆発、ズバリひとこと
「エスニックゥゥ!」。

本年新たにピッツェリアとしてナカメピッツァ戦争に参入する!と息巻く当店。
ピッツァ生地の加水率を上げ食感ライトな何枚でも食べられるピッツァを完成させたと豪語する。
確かにピザ生地は薄いけど他の競合店に比べて、どこがどう特化したのかは現時点では不明。『賞味期限1分のピッツァ』ってキャッチフレーズ、大丈夫か。

▲一軒家ピッツェリア。オシャレな内観は女子に人気
女子はおしゃべりしながら食べるからー。1分で美味しくなくなってしまうピッツァに果たして魅力を感じるかどーか。ヤローどもしかり。
ピッツァを数分で食べ終わって他のメニューを頼めば問題なし、ならディナーに特化しないと。ピッツァ以外に色々オーダー必須!を余儀なくされるなら「ピッツェリア」でなく「イタリアンレストラン」だべ~。

▲鶏そぼろとズッキーニのピッツァ〈本日のピッツァ〉
サラダとドリンク付き 1500yen
翌週再来店ッ!。
おおっと!。同じピッツァでもコチラは前出とまるで違う生地食感だべぇ!。
これって間違いニャく、その日その日の天候で生地の発酵時間や窯焼き時間を変えているんだと思うジョエーッ!。それって美味しいピッツァを完成させる必須条件だビョン。

今回のピッツァもおいぴいけど、前回のよか生地が圧倒的に柔らかくってモッチリ!。
口に近づけるとおいぴいバターの香りが鼻をくすぐり、鼻は笑い転げてテーブルの下に落ち、拾い上げよーとするボクちゃんの指をすり抜けまくってオウンゴールを決め込む、という執拗さ!。
「鼻をくすぐられてオウンゴールを決めるトナカイが蹴るボールって?。どんな種類?」
突如現れ端的な質問をするチブル(フレンチブルドッグ、ごめんねゴロー5歳オス)。
「どんなボールかだと?」
激しくツムジを神経質にかき考えていた岡っ引きチンパンズィの銭形平日、自信なさげに
「サンタ?」
「正解ッ!」

モッツァレラにバターが融合。ピッツェリアであまり経験のないテイストに素晴らしい驚きを示しましたのアタクシ!。こんなA級サプライズ、滅多にございませんものホホホ。
強いイエローにオレガノよりはるかに深い緑のズッキーニ、その彩りの組み合わせが視覚的に異国情緒を色濃くにじませてるネーン。
生地の様相もサハラ砂漠さながら!。メルズーカ大砂丘さながらーッ!。

この黄色にはチェリートマトの赤みをより強調する対比効果あり。つまり、チェリートマトが実際よかめっちゃ深紅に見えとりまフ!。
その深紅こそがモロッコ国旗を表現してまシュってこったァァーッ!。

鶏そぼろウマッ。日本でも超おなじみテイストなはずなのにエスニック感がスゴッ。
塩味の鶏ソボロにバターが加わるだけで全く日本食とはかけ離れてしまうモロッカンマジック!。
バター濃い生地に甘みのある半生玉ねぎ。これもまたありそーでニャあピッツァ具材としての組み合わせ!。

細かくカットされ完全に火の通ったズッキーニはとろり柔らか、歯切れいいタマネギとのコラボがカスタネット打つ脳を喜ばす!。

アイスブラウンシュガーコーヒーを飲んで今回もドラマティックフィナーレ!。新装開店のイル ヴィコロ、果たしてピッツェリアとして成るか、居酒屋イタリアンとなるか、今後の発展に大いに注目しちゃうヨーン!。