カスツァードゥめし278

▲春萌ゆる製造マシーン
雨の日が増えてきまちたネー。
コマネズミ回転派の諸君達にはスーパーとばっちり、だけんど
植物たちには恵みのシャワー、一気に緑萌ゆる春へ向かってフルスロットルだべー!。

本日正午前、風速2mに気温10度という御日柄もよく、ボクちゃんったらチンパンズィらの決死のタックルを右へ左へとかわしながら、血走ったマナコで五反田へとやってきたわけなんだー。
あー、ここだここだ、ハアハア!!!。
五反田駅前に横たわる317号線、大崎橋と大崎広小路交差点のちょうど真ん中にあるのだよクアアイナったら。やあね。
駅からチンタラふてくされ走行なら7分、この黄色いサーフボートの目印が両目にマッハなダイヴ!。怖ぇぇ~、ながらも通りゃんせ~通りゃんせぇ~だってばあ~。

あまりのゴテゴテ装飾でハンバーガーの飛び出しオブジェが返り討ちの目立たず終い、がドな微笑ましさ!。クァァァァ~、いいねへ!!!。

こうやって見上げてみりゃ~、バハガアの存在感が今やっと。
「クアアイナ」とはハワイ語で「田舎」「田舎モン」。
何でそんな名前にしたか?。それは、そもそもハワイの田舎町ハレイワにクアアイナというバーガーショップがあったからだあ~。
そこはワイキキからパイナップル畑を抜けて車で34マイル(50km)という地点。
なあ~る、確かにそのよーな田舎モンが世界に進出したのだな~?!。

クアアイナの生みの親テリートンプソンいわく、
「厳選された最高の食材を、ホスピタリティーあふれるカジュアルな雰囲気で提供し続けていきたい」そーで。
そんなにも厳選?!、そんなにもホスピタリティー?!。あんどカジュアル?!。
ホスピタリティーとは「人を喜ばせようとする心」あるいは「奉仕精神」。
ウキャキャキャキャーッ!。それは絶対期待しちゃうってもんだヨーン!!!。

開店は週5日間11時(土日は10時)。ボクちゃんの入店が土曜の11時20分。
店内席は既に40%近くが、満席のうちの4割を占められている!。
なななな、なんつった今ァァァァーッ!。
さほど広くはないが狭くもない店内は、ホスピタリティーをほとんど感じさせない程の、さりげない殺風景さ。
かろうじて場違いに映るは壁三面に飾られた色鮮やかなカヌー。
浮きまくりだジョ。シックで超地味なテーブル群、モノクロ写真額縁群とは他人の関係ラ!。

▲BBQアボカドーバーガー L(150g)
2250yen 内 (ランチセットは1470yen)
〈ペプシコーラ、トッピングのベーコン260yen、
パイン110yen、ピクルス5mm130yen〉
などなど、空しくタッチパネル式画面を指で弾き上げながらオーダー。
なあるほろぉ~、これが今どきの奉仕精神なのだナーン。
バンズはケシの実まき散らしタイプをチョイス。だって初めて見るバンズだったから~。
もうひとつのブリオッシュは見た目フツーでパス。
ケシの実パンは両指で掴み上げるとフッカフカだから指先が沈んだヨー。い~い感じ。
コレってカイザーロールだよナー、多分。
バーガー自体はかなり大きめ。女子が両手で持ってかぶりつくには、相当な覚悟がいるだろーニャアー。
入り口付近にマスタードやケチャップが出てくる最新の機械が備え付けられてるよーだがー、そんなのかけちゃったら食いっぷりは修羅場になるジェ~。
んなわけで、ボクちゃんでさえもケチャマスタ無しでバーガーに挑みかかることに。

見よ!。頼んだパテイ(ハンバーグ)は150g。
150gってだいたい卵3個分の重さ。
2分の1バウンドといわれる230gにしよーか迷ったんだけどー、150gで大正解だったんニャ!。230gだったらポンポン破裂の危機だったかもしれニャあー。

ケシの実たっぷりなのが印象的なふっくらドでかバンズ!。
ケシの実(ポピーシード)は日本人ならアンパンでお馴染みっショ。
ナッツの一種で白いのと黒いのとアリ。ゴマよか全然小さい。
ケシの実は善玉コレステロールを増やして悪玉コレを減らしてくれる作用があるとか。
いずれにせよ、コッチのバンズ選んで良かったかナーと。

ハワイアンバーガーに使われる代表的な具材っていえば、アボカドとパイナップルだんべえ~。
今まで色んなバーガーショップでアボカドバーガー(ワカモレ)食べてきたけど、この店のアボカドが一番美味だったヨーン。
森のバター感がハンパない。トロリとかじった感じが新鮮。柔らかくってシッカリした状態を保っていたああ~。
刺身みたくカットされてなくって、大ぶりの大胆カットなのは新鮮さが売りゆえの自信からだネッ。マジおいしー。

なんか…アボカドの色が、今まで出会ってきたヤツらより濃い気がシュるぞ。
色鮮やかっチューか、目で見ても楽しめる感じ。
春の予感を感じさせるネー。
専用の室(ムロ)で追熟させた完熟アボカドを使用って話だけど、なあ~る、こういうことなのネヘヘ~!。

パティは全く肉肉しさナシ。よおーく焼かれててウェルダンで勝負なのキャ~。
ヒトコトで云って「固ッ」。
噛みしめる楽しさはアル。
ハワイ島の溶岩石を敷き詰めたグリルで焼き上げたんだってサー。
ビーフ100%なれどビーフの旨味はイマイチ出てないかも。
にしても……パティに掛けられたソース(秘伝のスパイスのせいキャ?!)は塩辛ひッ!。アヒッ!。

アボカドが在って良かったァァァァァ~!。ソースの塩辛さを優しく中和してくれたヨーン。
パッと見、一体どこに有るのやらーのパイナップル。そー苦悩しつつもショッパイの食べててたら突然、
「甘ッ!」
砂漠で突然見つけたオアシスさながら、降ってわいた塩辛さとパイン甘みのコラボレーションの素晴らしさに恍惚!。
陶酔しきって気絶寸前!!!。うみゃああああああああああーッ!!!。

白くとろっと滴るはクアアイナのオリジナルマヨソ-ス。150yenで追加注文可。
ピクルスは固くて抑えた酸味、浸かり過ぎずナチュラルな味わい。
トマトは完熟バッチリで甘味がたまらん。ベーコンは厚み無し、パティの邪魔にならずでイーあんばい。
白いマヨソースの酸味にパティソースの塩辛さが融合、この店のバーガーの味が出来上がるムホホーイ。

食べ始めると外にプリンと逃げ出すアボカドは始末に負えニャッ!。
ハワイアンスタイルの食べ方としては、まずアボカドを指先でパティ上の真ん中に集めてから、レタス、トマト、バンズでギュッと押し込んでアボカドをつぶして食べる、というやり方。
バンズもカイザーロールの方がより潰しやすいってお話。

▲フレンチフライ S
490yen (単品注文の場合)
この商品目当てだけで来店する客も多いとかの大人気フレンチフライ。
すっごーくスリムでカリカリが魅惑的。程よい味付けでいくらでも食べられる悪魔の誘惑。冷めても美味しいって聞いてたけどホントだネヘヘー。
量も適度で丁度いい添え物でスた。

▲ローストビーフ L
1710yen
次の週もブラリ立ち寄っちゃえー!。今度はローストビーフに。
溶岩石グリルで軽く炙った一品。
とても美味しいけど、どーしてもコスパの悪さが最後まで否めなかったのは残念かもー。
この店は「クアアイナ・サンドイッチ」という名前だけあってサンドイッチの種類も豊富。

パストラミ、アボカド、ツナ、ツナ&アボカド、チーズ、テリチキン、ローストターキー、クアアイナ・クラブハウスサンドなどなど。
中でもマヒマヒが人がモグッてるのを見てて美味しそーだったヨオーン。
マヒマヒはハワイ語で「強い強い」。
特製タルタルソースで食べる白身魚のサンドイッチ。
白身魚のフライではないジョ。グリルの焼き目が付いてる魚のステーキだべ。

焼いた玉ネギがシャキシャキの歯触りを残しつつ、甘味をにじませGOOD!。
完熟の赤みでないトマトが残念感を演出!。
かりかりポテトでアジヘンの舵取りしつつ、気分はすでにハワイ沖、カジキマグロ釣りの船首席だああああーッ!。
それにしても「厳選された食材を使用」はホントーだったのヨー。
野菜が新鮮でスガスガシー!!!。

当店は当然ながらハワイのビール「コナビール」が楽しめるわけだあ。
右手前はハナレイ・アイランドIPA。みずみずしくってオレンジやパッションフルーツの酸味がポイントだって?。
左はポテトをしのぐ大人気商品のオニオンリング。オーダーしたけど売り切れだったハ。
ポップコーンシュリンプとかいう揚げたエビをタルタルソースで食べるヤツはあったけど、乗り気ナシだったああ~。
★ちなみに上写真、ビールは空瓶、オニオンリングは蝋細工の作り物でッス!(棚上の飾りを撮影)。

そんなこんなでハワイ気分などミジンも感じることなく「単にバーガー食べて出てきたんだナーボクって」なフィーリングを大切に、フットワークも軽く右左、千鳥足のステップながら軽快な去りぎわミゴト~。