カスタードめし230
12月半ばだといふのに温ったか度々!。
クリスマスや正月を前に、アッチャラコッチャラで人々は打ち合わせやオシャベリに余念がない。
ましてこんだけ温かい日だと、生まれたてのオタマジャクシらのよーにドッと街に繰り出すはトーゼン!。
なわけで、あたしゃムサコのラテグラに来ちゃいまスた。
お昼2時半ならテラスでも入店出来るんじゃなかろーか、と踏んだのラ。
大当たり。人気店だけどすんなり座れまスた。
2階テラス席のセルフ給水所前に陣取りまフ。
てか、このコップ、ウチのと同じヤツなんですけど。
▲ミルクラムとフレッシュトマトのビスマルクピザ
1380yen (1518)
〈ラム、トマト、マッシュルーム、チーズ、ローズマリー、
ピンクペッパーコーン、ポーチドエッグ〉
ききき、来たああああああ!!!。
お約束通り、メニュー写真と寸分たがわぬ姿ッ!、看板に偽り無しッ!。
目に染みるポーチドEGGとトマトソースの紅白が華麗すぎるヨオオーン!。
これはピザってネーミングになってるけど、ハッキシ云って普通のピザとドかけ離れているヨーン!。
んじゃ何?、と問われれば「創作アート料理!」と答えちゃうんだからぁ~ん。
やあね。
果てしもなく薄いパリッパリのピザ生地の上には深紅のトマトソースがたっぷりで、あっちこっちにキノコらの姿が散りばめ。
トマトソースの上には更にチーズ、そしてその上には薄切りのミルクラムが相当な量で乗っかってるではないキャ!。
こんな物珍しーピザにお似合いのウツワ、やっぱ皿でなく使い込まれた木製シャモジプレートでしょホホ!。
大都会メルボルンとはいえだよ、コアラだとか、カンガルーだとかカモノハシだとか、ワニだとかハイギョだとかって聞いちゃうとネー、
やっぱ日本人的にはワイルドライフを想像しちゃーうんヨ。
このピザ乗せプレート、都会的なメルボルンPIZZA+ワイルド・コアラLIFE!。
まず、タマゴを割る前にミルクラム肉だけ食べてみたらサー、柔ッわらかくッて臭みゼロ!。
噛みしめてゆくたびに旨味が増して思わずニンマリだっぺ!。
そりゃそーだ。ミルクラムとは、生まれて間もない母乳のみで育った仔羊のこと。
すンごく希少だしオニク柔らかでオイピーのヨ。
そザマスのよ。
うぉん?。小さな深紅の丸い実のよーなものが散りばめられとりまシュで。
これは南天ではニャあ!。
これはピンクペッパーという乾燥させたスパイスでシュ。
ウルシ科の植物なんで、黒コショウとかと違って辛味は刺激的じゃないしクセもニャい。
マ、華やかな深紅が魅力的だから料理の彩りに頻繁に使われるのも納得だニェ~。
ピンクペッパーの合間に点在する黒いやつは何?。
これはキノコのトリュフ。この店のキノコのピザでお馴染みなヤツ~。
このクセのある酸味をもたらすトリュフが、ピザ全体の味に面白みを与えてる感じ。
例えると、サーカス小屋のピエロの役目でないかい。
最初のパッと見、ピザ生地の上に各具材がテキトーにバラまかれたかのよーな印象を持つけどネェ、
そーではニャアー。そーではニャハハー。
計算された美がソコにあるでよ。
ちゃああんと全ての脇役達が、ミルクラムを引き立ててヨイショしとりまッス!。
小さな要素が散りばめられておりまっす。
こういうのをモグモグしながら目を近づけてシゲシゲと眺めてみるのも一興だヨ~ン。
ますますド接近して見ちゃいまショ。
そシマショ。
大人の羊肉はマトン。
生後1年未満の羊肉はラム。
生後半年まではベビーラム。
魚のスズキのよーに、羊も出世肉なんだネ。
ニクい。
トリュフの匂いを嗅ぎ分けるトリュフ豚。
見つけた途端に食べちゃうから、採集者は常に見張りの目を緩められず。
日本の鵜飼いのやり方を教えたくはなりませんか?。
ピギィがかわいそーだから、やっぱ教えちゃダメですネー。
12月半ば、にこんなテラスでランチが摂れるなんてアラマア凄いぢやあないの!。
陽だまりの中でジャケット脱いじゃったわよー。
ラテグラフィックのお客サマは8割が女性。
ラム肉の効用としては、冷え性だとか貧血に効果アリ。
なああ~る。なわけでミルクラムなワケ。
ビタミンB、鉄分が豊富に含まれてるんだから、ボクちゃんだってモグモグなんだよおおおお!。
オシマイの方はチョット冷えちゃった。
アーハー、でもイーの最後まで美味しく頂けちゃったから。
両脇の人々も、陽だまりの中で気持ちよさソーに食事とオシャベリをば楽しんでいるネーン。
最後にくす玉を割る。
それがラストお楽しみ。
文字通り玉サイ。
会計の時にもらったお手拭き。
その場で早描きしてくれまスた。
ホホエマですネ。
いいワ。妬けちゃうッ。
はあ?。別に妬けことはないと思いますよー。