カスタードめし448

時は3月。やよい3月さくら3月で気もそぞろ。
世間的にゃ~おいしいケーキを食べる公私イヴェントも目白押しッ。
ひな祭り、ホワイトデー、合格祝いパーティー、不合格激励パーティー、卒業式、誕生日パーティー、数え上げればキリがニャいッ。
『ケーキ屋』のシャレた言い方っていえば「パティスリー」(フランス語)とか「ペストリー」(英語)。つまりは日本語の呼び方が一番ダッサ~。
やっぱケーキたるもの、食べられる側としては毅然とした紳士淑女、気品高きお姿でありたいッ。
なわけでボクちゃんたら本日当日の平日、226事件な今日、MYバースデーを独り祝うべく地元大人気のケーキ屋さんに突撃してきたってわけなんだー。
実際全くそーだった~。

1階で「2階カフェでケーキ食べちゃうヨーン!」と告げ果てたのちケーキを選び抜き、急な階段をパルチザンのよーに身をかがめて上り果てる。
2階フロアにあと2段のぼりさえすれば着地!、そう思えた時、眼前に広がり果てた光景こそがコレ!。

昼下がり13:22。相変わらず秘密結社密約の場にふさわしー海外ドラマ的雰囲気をかもし出してやまない、独特な雰囲気がフロアに立ち込めてるジェ~。
ボカーこの様子が大好きだハ~。深い柑橘系の光がMという文字と相まって意味深過ぎる~。
BGMが流れていない静寂の空間もなおさら奇妙で意味深ッ。

そっと手すりから半身乗り出し、階下を覗き見してみたッ。
眼下に並び果てる魅惑極まりないケーキ群ッ。
平日の真昼時や夕方、イートインスペースに人影はニャいもののテイクアウトの方は次々と、だし土日祭日ともなればイートインも大にぎわいを極めるんだジェ~。

既に当ブログ投稿済み当店記事で何度も書いてるよーに、アータクシったら常にこのカウンター席にしか座りませんのオホホ。
ロイヤルコペンハーゲンの陶器など眺めながらお紅茶ズズ~ってお上品な極上タイムが必要なものですからッ。
やあね。

▲マスカルポーネ オランジュ
737yen
〈マスカルポーネとオレンジを組み合わせセンターにマンゴーを!可愛らしいフォルムに仕上げました〉
まずはお名刺がわりにコレッ!。誰しもがヒトメボレしてやまないキウトなそのお姿ッ。一瞬にして心を鷲づかみッ。とにかくカンキツ系尽くし!。
表面の丸ッとオレンジ色のソースで覆い隠したその中には、マスカルポーネとオレンジで作り上げられたクリームが柔らかきヴァヴァロアのよーに固められていて、そのクチドケはプ~ニプニのヤ~ワヤワ、トロ~リンッ。

こんなオレンジ水晶玉、どんな問いかけにも応えてくれそーな感じ~。
その水晶玉はソフトでミルク感の強い生クリームの冠をかぶっててだヨ、その上には小さくカットされた爽やかでさっぱりな味わいのマンゴー。そしてそれはオレンジの皮で造られたマーマレード的ピールの飾りを愛らしくまとってるやおまへんかー!。

まるッと美しい卵球体を作るオレンジソースの口当たりはなめらか!、やや固めでは?をミゴトに肩透かしッ。
真っ二つに割って見るとだネー、たまらなくトロットロのヴヴァロアがアジャパア!。
そのヴァヴァロアの中、さらにダメ押し的にマンゴーの濃厚ソースがみっちり!。

それは固めにねっとり、至福の甘味、極上の旨味、ハッピーパラダイスの大爆発ーッ!。
ひとくち、またひとくち。終わりなき至福を夢見ながら、ひとときの時間よ止まれに憧れる気持ちィィ~。

そしてケーキの土台として固めのビスケットが!。
やわらかフランス的柑橘系に舌鼓を打ったあと、気分を変えて厳格なイングランド風にビスケで〆る。
まさにオットナ~なドルチェ劇の幕ッ♪。

まさに貴族的。ゲージツ的なお菓子タイム。
平日明るいうちなら此処ってデートに最適ッ。楽しむべき内緒話の場には最高じゃ~ん?。
心の奥底、密かに温める思いは常に息づく。
さーさー、その思いをこの場で全部吐き出しちゃおーでないのぉー!。
ねーねー、ねぇってぶぁー!!!。

▲タルトフレーズ
700yen
〈苺の美味しい季節だからこその苺タルト!。苺とクレームダマンドシンプルな組み合わせ〉
ラッキーなことに発売したての新作だってサー♪!。今購入、すぐ購入ッ!。

タルトの上に美しきイチゴと脇役である2粒のブルーベリー!。
イチゴには深紅のイチゴソースがまんべんなくッ。見栄えよし、香りよしで春気分アゲアゲッ!。
そのイチゴ達を支えるクリームダマンド(アーモンドクリーム)と小麦粉使用のタルトがメッチャ甘いッ❤。アーモンドクリームゆえ濃厚さにも大満足ッ❤。
ロイヤルコペンハーゲンのお皿にもバエること映えることッ。

最初のマスカルポーネ オランジュに勝るとも劣らないイッピン!。イチゴとブルーベリーの酸味がド魅力!。シンプルでありながらハッキリと素材の新鮮さをストレートに感じ取れてメッチャ好印象ッ!。
見たままの「コレ絶対オイシー奴!」を裏切らないゼッピン!。

▲マンダリンカルダモン
748yen
〈マンダリンオレンジとショコラを組み合わせ、アクセントにふわっとカルダモンが香ります〉
ここのケーキはコージーなんかと比べると比較的小ぶりッ。ゆえに3つ目に突入ッ。ひとくち食べた瞬間、全身全霊で「甘酸っぱさが弾けちゃったあああああーッ!」と万歳三唱気分ッ!。
コレが一番好きかもッ。柑橘系大好きピーポー集まれええええーッ!!!。
マンダリンとは日本でいうところの「ぽんかん」の仲間。ミカンよか濃厚で皮は剥きやすくって甘みが強いッ!。
でもサー、ついついオレンジ色でないとこでイメージ狂っちゃう。これでオレンジ色であったなら脳みそ納得で美味さ2憶点もの評価となったであろーに!。

サイド。クリーム色の生地が細かく粉砕されたカルダモンに覆われているジョ。
口に入れるとフンワリとカルダモンのさわやかな香りと苦みが口の中に拡がってパティシエの粋な計らいに涙せずにはいられニャいッ。

粉砕された細やかなマンダリンオレンジをまとったレモンイエローのケーキ。酸味と甘みを思う存分味わえるケーキ。
センター部分は柔らかなココアクリ~ムがトロケるしー、下のチョコレートスポンジもジュンワリでザラッと。つまりは美味しいチョコに思わず雪解けム~ドなのヨ。

ケーキ上部を飾る4つの生クリ-ムは固めで甘さ控えめ。マンダリンオレンジ皮のピール飾りとクネクネするチョコ紐飾りがアーティスティックで感心しちゃうべ~。
とにかくこのケーキ、マンダリンオレンジの甘酸っぱさを堪能出来る最高なイッピン!。
もう1個食べたーい!を必死で抑えつつ忍び足にて退散ッ。

Mを出て同じジャーマン通りの並び、徒歩3分のカフェに直行せんとす!。
だってMったら、今回は機械の故障でコーヒー紅茶の提供が出来ないってことだったのだー。
さすがにスィーツ3連発、早くどりんくが欲しヒッ!。

んでもって到着ッ。
パーチコーヒー。

「パーチ」は「止まり木」の意味ッ。
カフェにふさわしーネーミングだジョェ。

▲カフェラテ&バナナケーキ
550yen & 400yen
やっぱ、ココでもルーティン席へッ。ジャーマン通りを見渡せる窓際カウンター!。
温かな陽だまり感、解放感にマッタリ感クライマックス!。

苦いコーヒーが飲みたい欲望をグッと押さえてカフェラテだー。
だってだって、ラテアートが見たかった~。
バナナケーキは甘さ控えめ。ケーキというよりスポンジパン。てな感覚でオーダーだべ。

コチラは前回来店時のラテアート。
その日その日、バリスタの気分でアートが変わるってのがイイね~ん。