味の色どり万華(まんが)

西五反田の【豆富パン】でお味噌のパンと木綿豆腐のパン食べちゃった!絶品~!!

カスタードめし324

本日朝、遂にニイニイゼミの初鳴きを天体望遠鏡(ミニ)で観測したあ!。

しかも複数!。鳴き声の計測数値は割り出せなくとも、とにかく夏の解禁なのだ!。

聞くがいい、この石清水&レモンにも似た清涼飲料水的なせせらぎを!。

ボクちゃん行くッ!。このスガスガしー情景にふさわしーパンを買い求めに、今から行ってくるッ!。キャホホホーン。

オ。

JR五反田駅から目黒川沿いに見様見真似で徒歩約7分。

地味な建物が続く裏道に突如現れるエメラルドの伝説たぁーまさにコレ!。

新緑の季節にふさわしー外観に千鳥足で吸い寄せられてゆくボクちゃんオミゴト!。

この店は恵比寿の超人気店【豆富食堂】の姉妹店として立ち上がったのだー。

【豆富食堂】の方は豆腐料理。豆富工房で作ったものを食堂で提供しちる。

コッチャはパン。イートインなしのパン販売のみッ。

入口に敷かれた上り板が油揚げ似!。揚げ豆腐似ッ!。

とうふ。フツーは「豆腐」と書く。

このお店の名は「豆富」で「とうふ」。

「腐る」を避けて、当て字で「豆富」なんだってー。

そーとも知らず店員さんに真っ向から「この“まめとみパン”はいつから…」

と聞いちまったーい!!!。

彼は背を向けながらボソッと「とうふパンでフ」と口ごもるのだった。

「この恥さらし野郎があーッ!」

とチンパンズィらがいっそ躍り出てボクちゃんをフクロー叩きにしてくれりゃー良かったものの、なぜか一向に姿を見せず。シラけた店内の静寂で引き続きボクちゃんに恥かきモード味あわせたいッちゅー戦略かよ。

チッ。

▲味噌パン

270yen (税込)

見た瞬間、誰もが「帽子みたい」と第一声!。

中には赤ちゃんがくわえるバブバブだという人や、UFOのレプリカみたいだと呟く者も出るかもしれない。

なんであれ、コレの実態がどうであれ、こいつぁーキャメル色のニクいやつ。ということに変わりはニャいッ。

このツヤ、テカリ、日に焼けたナイスガイ。

その焼け具合に魅かれ渓流を流れてきた落ち葉でさえ、自分の仲間かとわざわざ岩を這い上がって確認に来る始末!。

とーう!。面ありッ!。

簡単にスパッ!とは切らせてはもらえぬ生地ラ。

つかみどころのない、ふわはぁぁっ、とした生地の丸いパン。

いわゆる、ノレンに腕押しパン。

その生地周りを味噌味のクッキー生地で覆ってだヨ(クッキーに同意するをクリック)、ツバありの帽子に仕立て上げちゃってだヨ、焼き上げちゃったんだねぇこれが~。

クッキー生地部分はバリバリのザクザク。いい意味で昔を感じさせるミソ味のクッキー。手前味噌だが。

「手前ミソだがぁ~?。何だこの野郎、オヤジギャグかましゃーがって!」

「みんな、“やっちまえ”って云わないの?今回…」

チビチンパンズィの率直な質問声は、フクロー叩きに興じるヤングチンパンズィらの怒号にかき消され…。

パン表面とツバの部分はクッキー感満載の食感。甘さが勝ってアマカラMOREを期待したボクちゃんは少々拍子抜け。もちょっとショッパさプリィズ。

パンの中身は細やかな毛細血管のよーに生地がこれでもかと毛細。

モーサイの合間の空洞には空気が詰まってて、噛めばふんわり柔らかでモーサイコー!。

▲豆富カレーパン

320yen (税込)

見た目は何の変哲もニャ~気配なれど、このパンは半信半疑にカレーパンを名乗るのであり、それは食べてみると冤罪(えんざい)ではニャかったー。

お手々に持ってみた感触は、ふぅ~んわり。まるで天使の髪の毛に触れた時のよう。

「ざけんじゃねぇぞ。アア~ン?。お前、天使の髪に振れたことがあるってのか、人のことナメるとかんべんならねぇぞ!」と突如チンパンズィ親方がズズイ。

「人じゃないじゃんアンタ」

「何だとキサマーッ!!!」

「だから人じゃないってば。サルじゃん」 この後の様子は究極省略。

話をトーフカレーパンに戻すとだネー、

何と!。しっとりと柔らかいパンの中央には木綿豆腐が居座り果て、その周りをキーマカレーが取り囲んでいるではないキャッ!。

パンの上からチーズをかけて焼いてっから、ドッシリした重みのある物に仕上がってるジョェ。

しっかし奇妙キテレツな見栄えラ~!。豆腐とパンの組み合わせなんて今まで一度も見たことないジェ。

この、しっとりとした水分量多いであろーパンのモチモチ加減は米粉パンのソレとは全く違うヨーン。

ココのお店のパンは、生地に北海道小麦やキビ砂糖を使用。そホして牛乳の代わりに豆乳を使っちゃってるからだんべ~?。だからパンだけ食べてみても大豆の旨味が満載だったネーン。

要するに奇をてらっただけではニャあ確かな旨味を持つパンであったのだよチミィ~。

このパンのカレーに自家製醤油豆を合わせてるんでー、食べたフィーリングはまるでキーマカレーやダルカレー(豆のカレー)をホーフツとさせるネッ。

真ん中の木綿豆腐は水切りがシッカリ成されてて固めな仕上がり。おいひい。豆の旨味が色濃くにじみ出ちゃってホホエマな限り!。

もっちろん、この豆腐もカレーで煮込んであるっちゅう手の込みよーだべ。

カレーとチーズが仲良く手に手を取ってのランデヴゥ~💛、豆乳使用で揚げてもいニャいカレーパンだから和食気分ですんなりペロッと、ペロペロッと食べられちゃう!。犬でさえもペロペロッ、ハァハァ、ペロッ!。

この時、10mほど先の坂の上で犬のチャウチャウが前足を否定的に振って

“ちゃうちゃう”

とマイムるのが見えた(しかもそれは陽炎のように揺らぎ…)。

▲豆富ドーナツ2種

★つぶつぶイチゴ 280yen (税込)

★ミルクキャラメル 280yen (税込)

まさかバーガー&ピッツァファンのアータクシがトウフドーナツなんぞを食する日が訪れるだなんて、ホントに世の中ったら一寸先は闇ですわねオホホ。

豆富パン店内陳列棚の中、ひとつだけ違和感アリなのが紅一点、ピンク色したイチゴドーナツ!。

トウフ屋にある色っていえば白と茶色ばっかだからネ~。キャラメルの方はオアゲ色で違和感ゼロだけど~。

このイチゴドーナツ、『おぼろ豆富』を使用してっから生地の保水性がググンとアップ!。なーめらかでしっとりした口当たりがしゅごいの。いいわ。

オカラも使ってるし牛乳の代わりに豆乳投入って徹底ぶり!。

ドーナツとはいえ揚げてない焼きドーナツ!。

しかしだ!。カルピスバターなんぞも使ってっからコクはシッカリとあるのヨ、やあね。

あますことなく使った大豆。その甘さだの香りだのを生かした豆富ドーナツってステキ!。

イチゴチョコレートを塗り付けて生地表面を覆い隠し、これ見よがしにイチゴのツブツブを見せる大胆さに乾杯!。

そしてそのイチゴチョコは昔ながらの昭和味!。

生地の塩気にチョコの甘さが加わって、まさかのスイカに塩、あの効果が期待されると業界中はビーバーの巣をつついてビーバー夫婦の怒りを買いテンヤワンヤの大騒ぎ!。

イチゴの脇役にすぎないキャラメルも負けちゃいなヒッ!。

基本の豆富ドーナツに濃厚なミルクキャラメルソースをコーティングした甘さの強いドーナツ!。イチゴ同様、昭和レトロチックでノスタルジックな一品!。

生地の塩ッ気がアトクチに残るかわゆいドーナツでフ!。イチゴ、キャラメル、甲乙つけがたしのおいピいシロモノだったー!。

▲醬油豆チーズ

300yen (税込)

丸いパンの中に醤油で煮た大豆と小さくカットされたチーズがソコかしこに混ぜ込まれちゃってサー、

上からチーズもまき散らされちゃってヨー、

すっかり焼き色コンガリのステキきわまりないパンが誕生だわさ!。ゲッハ!!!。

トウッ!。

ジューンブライド過ぎたとはいえケーキ入刀は今だ覚めやらずッ!。

生地はトランポリンのクッション!。柔らかめでフンワリしてっけどネットリと押し返してくる弾力に富む。トムとジェリー。

生地表面には大小細やかな丸い隆起があっちゃこっちゃ!。こいつァ~焼けて隆起したチーズなんだようー!だ。繊維質タップリな優れものなんだヨォーンだ!。

断面図Aをごらんくらはい。しょわしょわのクチクチ生地の中、巧妙に埋め込まれたダイズらの姿がアッチコッチどっちそっちアッチ。

しょっぱめの大豆にチーズの塩気。こりゃもうお酒のアテとして相当アテになるし、ピーナツパンとの不和も十分理解できる。

もし、ピーナツパンにこのパンの存在を知られたなら、の話だが…。

この断面図Bも続けてごらんくらはい。

断面図Bは断面図Aより被写体が大きいものの、その被写体は同一であることを付け加えておかねばなるミャいッ。

ちなみに、小っちゃくて茶色いツブツブはローストされたオカラだっぺヨ。

一方、コチラは断面図C。

これは断面図AとBとラインナップをなすもので、同一被写体のアップに迫ったものとして興味深い。

ウ。

何てこったい!。今まさにアブラゼミが泣き始めたやおまへんか!。

まさに号泣!、さめざめと泣きじゃくってるジェ!。

7月初めに鳴き始めるニイニイゼミはアブラジェミの半分の身長。

メスを呼ぶ鳴き声も小さい。なもんで、バカでかいアブラジェミの泣き声とカチ合っちゃうとニイニイはメッチャ不利!。

今泣いてる奴、出番が早すぎんだよぉーッ、やめんかーい!!!。

▲豆富ドーナツ

ラムレーズン&クリームチーズ

330yen (税込)

豆富ドーナツを横半分にカット、そこにクリームチーズとラム酒漬けレーズンを加えたフィリングが挟み込まれているのだジョェー。

ベーグルで人気あるスタイルをドーナツで再現してみた!、なんてぇことなんだろーキャ?!。いやはや、旨いのなんのって!。

ねっとりに見えるクリームチーズもさわやか。ラムレーズンも名前倒れでなくキチンとラム酒が効いてる!。当店一番人気の呼び声高しのオトナ味!。トウフドーナツっていうより立派なスイーツ。

トーフドーナツ、聞いた響きは邪道なマイナー路線。奇をてらったポッと出。

食べて仰天、拍手喝采な絶品新ジャンルおみごと確立!。その代表選手がコレだべ。

▲豆富ドーナツ

おからシュガー

280yen (税込)

云われてみりゃーオカラまみれか。

云われなきゃコレ絶対シナモン。誰かにこのドーナツの素性を明かさず食べさせた場合、

「アレ?。シナモンの味がしないジョ。何このフニャフニャな生地ッ???」

って云うジェ。きわめて愉快に他ならニャいッ。

こいつァー全くドーナツの威を借るトウフ!。

そっと口に含んで見るとだヨ、ういういしい生地のじょわじょわ感が口の中。

小麦ドーナツとは似ても似つかぬ軽さとヘルシーさで食べ出したらモー止まンないジェ!。

渓流の流れる水音も軽快なリズムとなって噛み噛みに拍車をかけちゃうみたい~♪。

水も滴る、い~ドーナツ!。

生地の表面全体に振りかけられチョるのは、優しい甘さのキビ砂糖と水分飛ばしたカラッカラの粉末状オカラ!。

これが美味しさアップの後押しをしていて、田んぼ道を割れたスイカ乗せたリヤカー押してくパグ2歳を軽く追い抜いてゆくよーな痛快な美味しさがスパーク!。

豆富パンのパンはどれ食べても大当たり!。ハズレなし、スカ無しの優れものばっか!。

とにかく豆乳やオカラ、醤油マメやミソ、チーズといった大豆製品と発酵食品を上手く組み合わせて作り上げた作品のオンパレ!。

どれもしっとり口当たりが良くって油ギッシュなしだから、食べてて罪悪感無し!。

こないだなんか、人間の罪悪感につけこむ悪魔が、店頭で罪悪感見当たらず途方に暮れてしゃがみ込んでたんヨ。とりあえず新聞紙にくるんだオカラドーナツ両手にハッシ!と握らせたら涙ぐんでたもんネー。

アー、いーことしたあ~♪。

ク…。

めっちゃ湿度…。ぐるじぃ……。亜熱帯ニッポン…。めっちゃキツッ。

でも皆、以下のことを知ってるかい?。

もしも日本に梅雨期というもんがなかったらー、次に来る夏の気温はもっともっと高くなっちゃうんだジェー。ツユ期が夏の温度の上昇をある程度抑える役割を果たしちょるそーだー。

植物だけの恵みの雨ではニャかったって話ラ~。なわけで、せせらぎを力なくせせら笑いしつつ此処から退却することにするヨーンヨーン、ヨヨーン!。