カスタードめし206

早朝ジョギングの時に見た風景でありまッす。
10月はドラマチックきわまりない雲劇場ばかり!。
眺めてるだけで壮大な気分になってくるヨー。
気分爽快、で今日はボンニデーにパンを買いに行こうかな、と。
それはいい考えだ、かなってネー。

自由が丘の学園通りから、入ってすぐ。
ワタクシメが自由が丘パン屋激戦区でイチオシのお店、セティニュボンニデーにやって来たってわけなんだ。アーアー、わけなんだー。
オット、オサレ!。アラマア、スッキリ感満載、リンとした佇まい!。
スッテキねぇぇ…。

▲ボンニデーのウィンドウに書かれたこの店のリード文
“晴れの日も。雨の日も。曇りの日も。
どんな時も、私の幸せがそこにある。
そうだ あそこに行こう。それは、いい考えだ”
と来店客に訴えかけてくるセテュヌボンニデー。
確かに。
この店のパンの味にひとたび魅了されたら、「また買いに行こっかナ~」
と頭をグルテン欲がかすめた途端、自動的に “それはいい考えだ”
と、もはやパブロフの犬状態に。あっちゃああああ…………。

▲ブールブール
本体価格280yen (税込302yen)
〈ザクザク食感の発酵させないクロワッサン。
焼き上げ後に有塩バターとプレッツェルザルトを振りました。
旨味豊かなひと品〉
とってもクロワッサンとは思えない見た目!。
ドナタさんも「パイ?」が第一声でショー。

オコメのよーに見えてンのがプレッツェルザルト。
プレッツェルってパンを作る時に使われる岩塩のことなのでシュ。
これが辛い。
バリンバリン、ザクンザクンのブールブールを歯で噛み砕く作業の中で
塩辛いニャ、と思い出したヨーに感じる。
本体は、ほのかなバターを感じるものの基本は小麦の味わいのみ。
そこにチョコチョコと塩味がふりまかれる。
ワタクシも時たま、苦し紛れにアイソふりまきながらフェイドアウトしてく時ありますモン。

凄まじい絶壁に見えてくるヨ。
これを噛み砕いてゆく時、ワタシは自分の歯の丈夫さに感謝しないではいられないし、
前歯が折れる恐怖幻想を払いのけながらバリバリ、時にギャリギャガッ、と噛み砕く。

こうやって眺めていると、これは明らかに “眠れる森の美女”といった風情だニャア~と。
だがしかし、彼女はワタシの歯をすべてシャベルカーのポイント(爪と呼ばれる)に変えた。
ワタシをかくも美しく残酷な悪魔に…。

新丸子のパパパパーンのネジネジより固い、ハード系を上回るハドハード系。
この店、ボンニデーのパンの旨さを語る人は相当に多い。
だが、パンのフォルムデザインのすばらしさを絶賛する人はマレ。
色彩、特にテクスチャー(質感)の繊細さ、複雑さは素晴らしい。
イコン画のよーに、時代がかった“ 時の風化”さえ感じとれる。
よーするにいつまでも眺めていたいお姿をしてますの、オホホ。
アタシ、だーい好きですのよ、ホホホ!。

最後のカケラ。
いつくしんできた愛、恋、それらの名残りでもあるかのよーに。
はかなげ感はまるでなく、確かにそんな事実があった、というガンコな思い出の破片。
よーするに、忘れたくても忘れられない記憶。
そんな余韻がありましたの、ホホ……。

▲クロワッサンのフランボワーズ 250yen
〈クロワッサンに、自家製フランボワーズジャムとフランボワーズを挟み、
クッキー生地を掛けて焼き上げました〉小麦、卵、乳を使用。
何というフォルム。惚れ惚れする!。
ダリの絵画に出てくるオブジェのようダス。
指折り数えて待ったあの人。
それがとうとう帰らなかった。
心が流す血の涙が、指折る私の手に……。

ううううーん!!!。なんちゅー芸術的な!。
手の平にちょうど収まるくらいのその大きさ。
なのに、なんちゅー巨人を感じさせる圧倒的な存在感!!!。
見るからにパリの貴婦人。
なのに、その姿がアメリカンなダルトンのカサゴ皿に似合う不思議…。

確かにクッキー生地!。オーブンで焼き上げるマドレーヌみたいな…。
食べてみれば、しっとりしつつ割と固めな生地が、口の中で美味しい拡散。
続いて、たまらないスタマック満足感がポンポンの底から津波のよーに押し寄せる!。

そしてソレはまるで媚薬のよーに食する者を夢中にさせてしまうジョー!。
ゆっくり、良く噛んで、時間をかけて食べないと、せっかくの御馳走なのにもったいない!
と脳みそがガッつくアタチを制するのだが、たた、確かにそーなんだが
止まらない!!!。一気に食べ終えてしまいそーなあああ!!!。

なんという濃厚なフランボワーズジャム!。
美味し過ぎるダンボドーナツ。その一番人気のフランボワーズを抜いてしまう程の最高ジャム!。
こんなジャムがスーパーで市販されていたなら毎月購入しちゃいたい!。
真夏に持ち帰ったらジャムは見事に100%の溶けとけ!。
クッキーが真っ赤なシロップ浴びあび状態。泣きながらいただきましたっけー。

フォークで中を覗くべく、チョイと発掘してみると、おおーッ!この発見!!!。

濃厚なジャムにまみれてラズベリーの果肉!。
つまりは、食べ進んで中心部に迫るとだねー、もっともっとメガトン級のデリシャスウェーヴがベロちんを襲うって段取りなのヨーッ!!!。
まいるわ!まいるわ!!!。
こんなの食べたらメガ病みつき!!!。
通い詰めてデブラ肉体が完成しちゃうじゃないのーッ!!!。

美しい貴婦人。小柄で高貴。繊細にして大胆。
見る角度によって変わるフォルム。豹変に近い。
デリシャスさとアーティスティックの融合。
誰もが釘付けになる深紅のリップ。

割ってみました。
濃厚なジャムが程よい固さの生地に閉じ込めれれているのでシュね。
見ているだけでヨダレもんでありまッす!。

写真左下、フランボワーズ群。同じ台の右手にブールブール。
小さな貴婦人フランボワーズ、最初は売り場で地味な存在に見えましたっけー。
ともすれば見落とされがちな彼女が、かくも素晴らしい存在であるとは、口にした者にしか分からないジョよ。

▲クイニーアマン 340yen
本体価格340yen (税込367yen)
〈バニラシュガーをクロワッサン生地で巻いてグルグルに。
中心にいくほどじわっと芳醇な甘味になっていきます。
少し塩気と洋酒、ただ甘いだけでない優しいデニッシュです〉
とお品書きに。小麦、卵、乳を使用。
しっかりとしたキャラメリゼの見本のよーな蜜光り!。
まるで琥珀 (こはく)!。
あるいは猫目石。
誰もが思わず、自分がヒトクチかじってみた時の噛み心地を、想像せずにはいられないでしょーヨ。

で、実際にかじってみると、想像以上にガッツリ固い!。
確実にカラメルが歯の裏に付きますヨヨ-ン!!!。
そッ、それをベロ先で取ろうと奮闘してもみたけど、むッ、無理ッ!。
ひえええええええええーッ!!!。

クイニーアマン…。
食い意地の張った愛人、という意味ではありませんのよオホホ。
フランスはブルターニュ地方の方言で『バター菓子』って意味だがやー。
ボンニデーのクイニーアマンの食感は、パリパリサクサクなどという生易しーものではなくって、まさにガリボリ!ガシュッ!!!
はあううッ!!。
って感じ(涙目の苦笑い)!。

なんといってもクイニーアマンは芳醇なバターの旨味がマコトの命。
甘じょっぱいガチガチのカラメルを、ガシャガシュッとかじりながらオノレの歯の裏に思いをはせる。

▲キャラメリゼ小僧の冒険
思えば、これを食べなきゃ自分の歯の裏を思いやることなんて、なかったんだニャ~と思うと涙がこぼれます(年季の入ったウソ泣き。)