カシュチャードめし260
「もうちょいで2月だっチュゥーに正午で気温15度ムッホーイ!。今日も元気でプリンがうまいッ!」
道行くボキュにそんなモノローグが頭上から。
ア~ラおやまあ、ミッキィさんたらお久しぶり~。
ミッキヒマフスのお言葉通り、ワタクシ本日この頃、とうとう北品川は新馬場の【プリン専門店ポポカテ】にやってまいりましたザァマスのオホホ。
2年前に代々木上原からコッチに引っ越してきたんですって?。
おやおや、恒例の残り物値引きプリンが入口左手に6個ばかしオホホ。
しめしめ。お土産に買って帰ろーかしらムホホ。
入口に入りまスた。
おやまあポップ!。あらまあヒップ!。
左手に注文すべきプリどもがお並び。
オレにしろアチシにしろとワーワー小競り合いザァマス。
そんな無理難題を言われてもねぇ~、ボクちゃんたらオーダーは道すがら既に決定事項なのニャ!。
一番人気のクラシック!。
こいつを食べに旧東海道をはるばるひた走って来たんニャー!。
ピンクのギター上の商品ルッキングで選んだら、今度はサックス上のキャッシャーでオーダー&キャッシングだべ。
あとはお好きな席にご着席、そしたら店員シャンがテーブルまでプリンを運んでくれるんだヨーン!。
▲クラシック 518yen (税込)
〈復活!昭和のプリン!。泣ける美味しさ。これぞ王道プリン。昭和の喫茶店で食べたあの味を!。硬くてほろほろした食感です〉
と銘打った当店人気NO1商品がこれダッチ!。
プリンの上の生クリームはスーパーなめらか!。
チェリー顔したピエロの、エリ飾りのよーなフリルぶりもサーカスチック!。
プリンと一緒に食べればレトロが爆発!、昭和初期のプリンアラモードなるものさえ彷彿とされそーだヨオーン!。
うぅぅぅぅぅ~むぅぅぅぅ……と唸ったが最後、しばし見惚れる君の名は…。
まるでパラノイアのよーに「す」が入りまくったプリン!。
イマドキのメーカーじゃ商品にならないと全て廃棄されてしまうシロモノだっぺ!。
しっかし何という個性!。チミはヒョウ柄のチータープリンかいッ!。
プリン前面に入っている沢山の穴ぼこ、すなわち「す」とは、ハチの巣の穴、の巣からきとるんだにぃ~。
すがおのままで、といったら顔にハチの巣をつけて、という意味だったよね。
あれから来てるんだろう語源的にはー。
マ、そんな専門的なことはさておき、ナプキン入れのポポカテ瓶が
「ひとりじゃ淋しいべ?。も一人呼んだれええ~」
▲POPOやわ 486yen (税込)
〈POPOCATEの2番人気!。お口の中に入れた瞬間、舌の上でとろける食感をお楽しみくください
なわけでこれも即座に追加注文!。当店のPOPOやわ、POPOかた、いわば将棋の飛車と角。
▲POPOかた
486yen (税込)
こちら、後日再訪問で注文!。
POPOかたはPOPOやわより硬めの硬派。黒いサングラスをかけとりマッス。
一方、POPOやわはマジでとろぉり、半分ほどノドに流し入れるよーな感触!。
大人の離乳食に推薦ッ!。
真横にはカラメルソースのチビ容器!。自分で調整出来るのはイーネヘ。
クラシックは、なるほど昔ながらのクラシック!。ひとくち食べたら
「ア~、昭和ッ!」
知ったかぶりも大概にしとけよぉ~、とはいえ知らずとも分かるこの懐かしき気配。
懐かしさの味ってサー、イマドキの味とは似ても似つかない味なんだよナー。
だっから、昭和を知らないお人にだって懐かしいって分かるってわけなんだー。
そーなんだー。実際ホントにそーだったー。
すごく卵の味が強い。ちゅるんとして1ミクロンほどザラつく感じ。
ウツワの底で右へ左へユラ揺れるカラメル。つまりベットラなしのサーラサラ。
飲むカラメル。そーかー、それが昭和なんだー。水と砂糖だけで作られたカラメルだそ-だーヨ。
こぶりでペロッと食べちゃった。あと10個はマジ食べられるジェーだ。
「す」がハチの巣の穴のよーに有りまくりだけど、どしてこーなるのキャ?!。
プリンも茶碗蒸しも、蒸してる間に固まってゆく卵の中で発生した水蒸気が、卵の中で行き場をなくして細かい穴を作って外に逃げ出したアト、ソレこそがスなのだー。
これを英語圏では「あとのパーティー(和風では祭り)」とかなんとか言う。
POPOCATEのプリンに使われる卵は、遺伝子組み換えの穀物を一切食べないコッコの卵だってヨー!。だっから卵に臭みゼロ!。いーじゃん、いーじゃん。
やさしい味なのはイマドキのナマクリーム使用ではなく牛乳、豆乳オンリーで作られてるからなんザアマス。
このお店のオーナー長岡ハンいわく「お母さんが作ってくれたプリン、それを目指して作りました」
お母さんに作ってもらったことない人。はああああーい!!!。
上記のプリン以外に、ロイヤルミルクティー、カフェオレ、チーズ、ソイ、チョコ、抹茶なんて品ぞろえも多数。次回はチーズとかに挑戦してみまショーか。
北品川以外では、新宿の京王百貨店、渋谷のスクランブルスクエアなどでこれらのプリンどもにお目にかかれるんだから~ん♪。
クラシックより味が濃い目なのがPOPOかた。
クラシックより一段階も固さが上。硬いプリンもフニャトロ同様なかなかの美味しさ!。
ふとナニゲに頭上を見上げればデビュー当時のエルビス・プレスリーの鉄板広告。
貧困のどん底から這い上がったプレスリー、ぜいたく品には何の関心もなかったと伝えられた。
そうではなくって、お金の使い方が分からなかっただけだそうだ。
子供時代、食べたくても食べられなかったピーナツバターやコーラ、ジャンクで甘いものをお腹いっぱいに食べる。それが彼の唯一の贅沢だったとか…。
美味しかったからPOPOをお土産に買って帰ろ~っと。
自宅にお持ち帰りのPOPOかたにカラメルソースをぶっかけ!。
やっぱプリンにゃカラメルだべ~。上にあろーと下にあろーとネヘ~。
ウ。
細心の注意を払い息を殺してプリンを救い上げたのに、なんてザマだ、キサマアッ!。
流れ出る琥珀の血…。任侠道に生きるPOPOかたの宿命なのキャ?!。
グラサンも凄味が増し増し。
固いプリンなだけにスプゥンのエッジがタイト!。
メッチャおいひいプリンだヨッ、オーン!!!。
話は戻って再び舞台はPOPOカテSHOP。
さてと。お腹も腹2分目になったところで、新馬場をあとにしませう。
「どーせオミャーはさっきのじゃ飽き足らずプリンのハシゴしよーってんだろ!」
ソ。ソざますの。
青い空のように心はプリンマインドに澄み渡ってますのオホホ。
西馬込駅から徒歩3分、第二京浜から入ってすぐンとこにあるシュヴァルに来たヨン。
トンガリーの建物一番手前だけがCAFEだべ。
店の右隣りはウッドデッキのオープンカフェ。温かくなればさぞワンサカお客様だネ~。
地元密着型の典型がこのお店。この界隈は飲食店が少なヒ。なのでこのお店はメッチャありがたがられていリュそーだべ。
お店は入って右側、横2.5mくらいの壁画!。かなりのアイキャッチ、効果バツグン!。
以前は外の長い壁面にも蒼ざめた馬の絵が描かれてたそーだけど、今は塀自体が金属製に変わっちゃったんだネヘ~。
とっころで、シュヴァルってフランス語で馬。
谷村新司が歌ってたのとはチョイ違う。
店内にもお馬さんのお人形がいくつも居るんだよ~。
良い子のみんな、会いに来てねー。
▲プリン420yen
なんともオサレな容器に入ったプリンだべ。
表面見ると細かなヤスリチックなざらつきが有るんだニャ!。
プリンの色はダークトーンのピイヨコちゃん黄色。あと一歩で辛子色。
いや、今でもモハヤ ♪ 辛子ぃ色やね。
空腹でみんな ここに食べにくるから
的な?。
プリンをスプウンでひとすくいすると、おやまあ、なんとまあ、おまあるエビ!。
プリンにヒビワレ!。ひええええええーッ!!!。
亀裂が入るプリンって希少価値マックス!。サーカスや曲馬団でお客が呼べるであろうシロモノ!。初めて目撃!。
イモようかんでもここまで割れんぜよ。
ホイップのナマクリームの上にまき散らされてるのは何だべ。まさか丸美屋の卵フリカケではなかろうな?。
ふと頭上を見上げると、何ともコケティッシュな絵画。
頭にタケトンボを付けた犬を前カゴに入れ、後部荷台には金魚鉢。
たぶん女性であろーオヒトが我が道をチャリで行く。
金魚は池に、犬は大空に返すのかい?。
STAUBの「スクエア・ココット・ペア・チェリー」ニャんだな、このウツワは!。
セラミックで耐熱、電子レンジ対応、2400円弱で買えるジェ。
こうゆー図を見てると、つくづく料理って盛り付けるウツワでイメージが変わるんだニャ~と思う。
髪型でオンナが変身するのに似てるッしょ?。
スプウンのひとすくいでカラメルがじゅんわり溢れ出す。
プリンの表面はひび割れるほどやや固めなのに、中はネットリしているヨオン。
キメの細かい食感でくちどけもイー。生クリームと一緒に食べるとクリーミーで濃厚ラ!。
カラメルは量がたっぷりぷり、甘さの中にほろ苦さもあり。
当店人気メニューなのも大いに頷けるフッ。
調理場の入口にウツワがズラッ。
藍色もあるんだニェッ。今度はそれで出してネーン。