味の色どり万華(まんが)

武蔵小杉グランツリーのフレンチトーストファクトリーでパンケーキ3連発!

カスタードめし303

「悪りぃ~けど、オレの両手パンケーキスタンプになってっから。

近寄るんでニャいジョ。いいキャッ。

近寄るとデコピンにスパパーンってハンコ押すよ悪りぃ~けど」

と、気取ってる合間に武蔵小杉2階のフレンチトーストファクトリーに早々到着ッ!。

グランツリー開店後2分後の席確保という真実。周囲に客影なし。

あるはただ初恋の人の面影ばかり。

いや違う。

それでなく、あるのはただ机の上に留まったアブラゼミの長い影ばかり。

それって去年撮影した。まだスマホに保存してるヨ悪いけど。

▲アップルシナモン パンケーキ

1518yen (2枚)

2段のパンケーキがローストアップル (切ったリンゴに砂糖をかけてオーブンなどで焼いたもの) たっぷりんこ状態で盛り付けられているヨヨーン!。

そおして、頭のてっぺんにチョンマゲ代わりの一切れを乗せることも忘れないギャグの王道。

その光と影。

ローストアップルは柔らかすぎジュ、実に心地よい歯ざわり!。

例えるなら奈良漬け!。ソレがドンピシャな例えだべ。

甘いけど決して甘すぎない絶妙な加減はどーだ!。シナモンソースもズバリ効いチョる!。

生クリームの盛り付け具合を見なはれ。かなりんこな厚みだべ。

しっかし、爽やかな甘味、くどくもないからMORE乗っかっててもいいかニャ!って思えちゃう。

甘すぎないポイントは砂糖でなく蜂蜜を使っているからだー。

上から幾筋も垂れ流されているシナモンソースや粉末状のシナモンスパイスのせい。

このパンケーキはシナモンケーキと名付けざるを得ない結末へと全くすっかり追い込まれていったのだと推測される。

ナイフとフォークで牙城を切り崩してゆく途中、たびたびワタクシはシナモンの香りが鼻から鼻へ抜けてゆく美楽園滞在2泊3日を強く感じたものである。

シナモンとローストアップル、そして生クリーム。この御三家の相性はバツグン。

バツなのに二重丸というグンなカテゴリ。

食べ進めば進むほどに、このパンケーキったら、まるで上品なケーキを食べているよーな錯覚に陥るわ。やあね。

ところで、どーゆーんだか、メニュー説明書きにあった塩キャラメルとやらの存在は全く感じられニャい。ナジェだ?!。

頭のてっぺんを飾るイタリアンパセリを忘れぬのなら、塩キャラメルだけは忘れないでいて欲しかったあーッ!!!(ギャン泣き)。

飾りに散らされているピーカンナッツ。これがより深い味のコクをもたらしていることも忘れてはならないし、忘れようもない刻印だと云う人も。

ピーカンナッツってアーモンドに似た味だけど、アーモンドよか味にコクがない。固さはより柔らか。なわけで、あんまり流通してないってわけだー。

▲マカダミアナッツ クリームパンケーキ

1265yen (2枚)

パンケーキの素顔を塗りつぶすほど浴びせかけられたマカダミアナッツクリームソースがアッパレ!。

大満足のソースは1種類のみ。

そう、ワールドカップで誓ったワンケーキ。あれだ。ワンソース。

てっぺんのソースが僅かに茶色味を帯びているのは、パンケーキの焦げ目がかすかに透けて見えているからなんニャ。

一瞬、ソースは2種類か?!と思わせておいてのヒジテツったらないわぁ~。

そーゆーのがお好きな殿方のお話もチマタではチラホラと聞きますわねオホホホホ。

マカダミアナッツクリームソースというのはだナー、瓶詰めの市販品もあるよーだけどサー、手作りする場合は先ずクリームソースを先に作るのヨ。そなのヨ。

鍋にバターを少々、小麦粉も少々、それを火にかけて溶かシュ。

そこに牛乳を入れ、仕上げにナマクリームを投入。で、クリームソースの誕生って泣ける秘話。

ローストしたマカダミアナッツ。

取り囲むチンパンズィらに囃し(はやし)立てられながらソレを飾り立てる時といったら!。なんちゅうーウォンチューな至福!。

個人的には、このお店のよーにクリームソースにはマカダミアナッツを入れない方が美味しーと思っちゃうわね。

入れちゃうとナッツの粒感だのザラザラ感がベロ触りを悪くしちゃうから~。

このクリームソース、意外なことに甘さは全然強くニャいッ。

にもかかわらず大層おいひい。甘すぎないことがマカダミアへのせめてもの、って感じかな?。

ざけんじゃねぇよ。って感じかな?ってどういう意味だ?。ちゃんと説明しろよ。

出来ないんだろ?。ア?。出来っこねぇよ。はなから適当なタメなんだから。

(ある老齢チンパンズィの取り調べ調書より抜粋)。

▲クレームブリュレ パンケーキ

1380yen (2枚)

とろ~り、とろおりんこ!。

クレームブリュレって何だ?!。「クリームブリュレ」よか「クレーム」の方がよりフランス語の発音に近いんだってネー。なるほろひれはれ。

フランス語で “クリームを焦がしたもの”って意味だそーでフ。

オツムのテッペンの茶色いとこはバーナーで焼き色を付けられたとこなんニャ!。

クレームブリュレって、パリパリにキャラメリゼされた甘いスイーツとして名をはせてっけど、このパンケーキのブリュレはかなりユルユル。パリパリなし。

だから、どっちかってーとクリームブリュレ風。キャラメルの存在感が弱い。ビターな部分がなくって甘さのみが際立チュ~。

とはいえこのソース、とろっとろでヌメッヌメなとこが何とも魅力~!。

おいしく最後までいただけちゃうジョ。

プリンは生クリームを使わないけど、クレームブリュレは使っちゃう。

プリンは全卵を使うけど、クレームブリュレには卵黄だけ。

だからプリンは、プルプルでぷ~りんプリン。

なわけで、クレームブリュレは負けてなるかと湯煎焼き!。

これで何とかクリーミー感が出てプリンとガチ勝負出来るよーになったってわけなんだー。

全くホントにそーだったー。

パンケーキのオツムになすり付けちゃった!。

それは岩塩が振りかけられてるバニラアイス!。

つべたいコレを一緒にいただくことで強烈なアジヘン1発が達成。

クレームブリュレソース+パンケーキ+バニラアイス=めっちゃウマ!。

グルメスイーツ大流行の近代日本。

カタラーナだとかカヌレだとか、マカロンだとかクレームブリュレだとか聞きなれない名前のスイーツが続々登場、アッという間にメジャー舞台!。

クレームブリュレも映画の『アメリ』で一躍メジャーになったよネー。

マ、そんなこんなで今回は女の園フレトファに3回も詣でてみましたー。

毎回大変ざあます。

女子軍団に取り囲まれないためには開店と同時の入店が必須。

で、一番端っこの隔絶気味な席に着席ッ。

店内来客半数の頃合いには食べ終わっててソソクサと尻尾を巻いてキャイン、キャイイーンと逃げ去るというブザマな来店を3回も!。

このパターンを3回死守することの前人未踏さは無糖。

すごッ。おかげで数字を積み重ねる大谷の苦労に少しは並べたのかな?って。