味の色どり万華(まんが)

塩レモンのリモーネ・ピザだーんべ!

カスタアアドめし155

久々のご来店ですヨ。自分にゴホービではなく、お店にゴホービですかネ?。

よく分からず苦悩しながらも活気ある梅屋敷商店街を通過、店になだれ込むワタクシ。

30分も出歩けば、本日も後頭部に危険な熱を持つ猛暑。

高校球児のみんな、熱湯甲子園で大丈夫かなーん。

それでも選手はチェンジしたらベンチの日陰に入れるけどサー、アルプススタンドで応援してる生徒達はずうっとずうっと日向でないの!。大丈夫か。

血沸き肉躍る恒例行事っスから、で片付けちゃっていいのかなあ~ん。

目の前の積み上げられた陶器のはざま、マンドリンを奏でる仮面のコビトをいち早く見つけ、ただちに本日の注文をささやく!。

「分ッかりやした。生まれて初めて試食するリモーネなんだね?。恐れ知らずなヤツだー」

などとマンドリンをボロロォォォ~ン。そしてあとずさりしながら退場。

▲Aセットのリモーネ・ピザ  ¥890

(塩レモン、モッツァレラ、オレガノ、バジル)

ワンピースを手にもってピザ生地に歯を立ててみるべ。

ひとかみ。クシャッ、っと音が聞こえた。

噛み始めるとクシャ、はモクっ、に変わり、あとは噛み音なしのサイレント。

その間、ワタクシのベロちんは、あまりの旨さに言葉を失っていまフェ。

中央のモッツァレラチーズの合間にレモン色の小粒の点在が見えましょホ?。

見えまフね。これがレモンでありまフェ!。酸っぱくてビビッド、小粒ながら平面的なチーズに立体的な喝!を与えとりまフェ!。

これがリモーネというヤツか!。おッ、お前ってヤツァーツ!(泣き崩れる。ウソくずれ)

ア。別注文のイモ来たぁ。ピザ生地とお揃いのお焦げサンなんだね。ステキなコーディネートでないのよー。やあね。

ま、いいわ。と、突然バラバラッとイモらをピザの上にバラまいて見せるオレ。

きゃぅぅぅぅ~ん。いきなりピザリモーネはピザイモーネに早変わりのハヤヘンッ!。

イモとピザ生地んとこにあるヒモみたいなんは香草のローズマリーよ。まあね。

このピザはほとんどチーズが効いてない!。ゆえにチーズなしピザ特有の、ピザ生地の旨味判定に神経集中が簡単よホホホん。

▲石窯焼きポテト  ¥290

これは出てきた時のイモ達でしュ。確かに石焼き!。サツマイモぶりに食べるなハァ~。

ここのピザ窯は石焼きでフからネー。

結論として、この店のリモーネピザとはピザの中のピザである!と太鼓判が押されましたの。押した人は非常に小物なワタクシ!。

ウアーハッハッハ!。

レモン粒のリモーネとイモーネ、効果的な味変で、大変満足しましたのよホホホ。

そこへ、タイムリーにランチセットのジンジャハエールが目の前へ!。

喉乾いてたから一気にチゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーッっとね!。

ウッ。こッ、このジンギャー効きすぎって何……ノドひりひりのやつだね(号泣)。

ひとくち残して踏みとどまるワタクシ。それは周囲に冷静さを装って見せるため。

誰も見てはいないのだとしてもね。一応、義理を通してね。

うーん、あるある。

お会計なの。ピザとドリンクのセットで

確か1000円だか1200円だかだったにゃハ?。ウ。忘れとるね。

暑さで頭やられとるね。すッ、すまなヒッ!。

入店から退店まで約35分!。つまり、ランチタイムの開店から35分後か、それ以前、すでにコレが出ていたということかッ!。

店内の客はワタクスを入れて約4組!。

そッ、それでピザ生地なくなりましたって、ア、アンタねェッ!。

どうにもこーにも納得のいかないピザ屋アルジの無欲さに心をかきむしられてしまったワタクスは、遂に魔が差してしまヒ、

きッ、禁断のカニタマを夕飯にィィィィィーッ!。

うん。普通に旨いどころかドメッチャリンコ旨いでよーホ!。

トロッとして、まさにこんなピザないって感じ”!。ちょっぴりマイルド辛いが熱射でやられたハートにこびりついてくれる雰囲気!。

ぜッ、絶望的に旨ァーい!。

背後のモヤシのナムルもよろしく。