味の色どり万華(まんが)

超絶ウマ、超絶コスパ良さの【プリンチペ デル ソーレ】でピッツァ3連発ーッ!

カスタードめし475

空梅雨(からつゆ)と思わせといて突然のジャンジャカジャン。

その翌日。

戻って来たぁ~、もも猛暑OH!モォレツッ。

いやいやんッ。

なんだこの入道雲ッ。絶対こんなのゴジラの映画で使えるやつだぁぁ~。

▲梅屋敷駅チカ、プリンチペ デル ソーレ

ありえへん世界のド筆頭!。そんな値段じゃ儲け全然ないジャーン!な奇妙ミラクルピザ屋さん、その名も梅屋敷【プリンチペ デル ソーレ】(イタリア語で太陽王子様)!!!。

梅屋敷駅チカ、東蒲通り商店街の入り口すぐ、地味~に脇道入口あたりで営業してるピッツェリアだス。

「この店が名店~?!」のお声ごもっとも。ところがどっこい、このお店ったら中目黒ナポリピッツァ激戦区の猛者連と十二分にタイマン張れるほどのお店だとボクちゃんたら大手を振ってお墨付きッ!。

入口すぐ、所狭しとこじんまり石窯ッ。このちっちゃな窯が焼き上げるピッツァ、ドドド肝抜かれるオイピサッ!。

いくら焼き上がりピッツァの目の前がカウンターだからとはいえ、ピッツァの熱さは半端ニャあ!。

ひときれ手に持った瞬間、

「アッチャーッ!!」

と手を放さずにはいられニャいほどなんだジョ!。そんな熱さのピッツァなんて他のどの店でもお目にかかったことはニャいッ!。

▲Aランチセットのマルゲリータ

〈ドリンク付きで目と耳を疑う990yen!〉

前回くわし~く解説したから説明は割愛。とにかくマルゲリータ。とにかく最高最強。

でも今回ひと目見て「うんッ?」。ひとくち食べてみて「あれッ???」。

あー、そーかー!!!。オリーブオイルが全くかかってないんだァーッ!。

カラッカラなマルゲリータ、どーりで違和感アリアリ~!。

▲オリーブオイル価格が爆上る以前の当店マルゲリータ

オリーブオイルが超絶高騰する以前に撮影したマルゲがコレッ。

何をかいわんやだべ。シクシク36。ツクヅク36。

それでもやっぱり生地は激ウマッ!。

ふんわりで硬い、もっちりで硬い。

全く相反する食感を持つ生地、それがナポリピッツァ。

本物ナポリピッツァだけが持つ小麦EAT。

ところで、このAランチを頼んだ人だけが『おかわりピッツァ』なる超割安なピッツァを1枚注文出来るんだって知ってたぁ~?(希望すればネ)。

▲Aランチセットのドルチェピッツァ

〈Aランチセットを頼んだ客だけがお代わりピッツァ690yen

をオーダーする権利を持てるのネーンだ〉

目の前にコイツをちらつかされた瞬間、世界は音を立てて全て静止したジェ。

「OH!、なんちゅーウォンチュー!。ヨダレ滝にシーラカンス逆登りッ!」

ド迫力、ドいんぱくと、ド衝撃!と3拍子揃ったオドロキ桃ノ木の助ッ!。

ぷっくり焼けたヒョウ柄ピッツァ生地のド真ん中にドドンガ・ドォーン!と腰を下ろしてるのは店主自家製のマスカルポーネアイス!。

なんちゅー存在感のあるお姿なんだらうネ!。

成人女性の握りこぶしよか確実に大きく、小柄な男性の握りこぶしよか若干大きいかもしれない大柄女性の握りこぶしくらいの大玉アイス!。

飾りつけのミントがこれまた太っ腹な大盤振る舞いッ!。フツーこーゆーのって小っちゃいんだけどー、このミントったら通常の3倍くらいの大きさ!。しかもそれが双つまみも!。

アーアー、だからだ、そーだよそーだ!。この店を訪れた客は口を揃えて驚嘆するジョ。

「ホントにこの値段でいーの???」

オーナーは絶対儲けとか考えちゃいねーぜぇぇぇーッ!。ただひたすらにアリガタヤ節をとなえるほかスベはニャいッ!。

さりげなくスイッと添えられたサジにゆぅっくりと溶け落ちてくるマンゴォソースの甘たるき誘惑はどーだ。もっちろんこのソースさえも自家製ッ。

ひとくちすくって味見した途端、確実に眼球が2mm飛び出すのをハッキシ感じとれた今年の暑い夏よありがとう。

マンゴーの甘さを生かしたソースは酸味よか甘さが勝っててだネー、濃厚なアイスのコールド肉には実にマッチング!。

濃厚アイスコリヒム!。濃厚ソース!。濃密なる肉厚生地!。それらに統一感を持たせる粉糖の粉雪もなくてはならニャあ存在ッ。

どこのピッツェリアでもデザートピッツァは大抵やや小さめに作られることが多いッ。しっかしこのお店の「お代わりピッツァ」であるドルチェピッツァはそーでニャあッ。

「お代わり」するよーな奴に何を遠慮する必要が?。ハン?。てな調子でBIGなサイズをお届けッ。

当店のピッツァは他のどのピッツェリアよりも出来立てはアッツアツ!。その生地の上で優しく溶け出しているアイスにご注目だべ奥さん、ダンナさん。

キンキンに冷やしたアイスだからベリー硬い!。ゆえにソッコーでみるみる溶け出したりしないとこがクロートの匠ッ!。アッという間に溶けちゃって客を焦らせたりせず、客が威厳を保ちつつオスマシ顔で優雅に食べ続けることが出来るアイスクリヒム・ピッツァだ。

ちょーどイ~感じで融合するアイスとマンゴーソース。

そのランデヴーを眼を細め眺めるピッツァ生地の心中やいかに?!。

さわやかでミルキーなマスカルポーネアイス、甘酸っぱいマンゴーソース、どちらも亜熱帯ニッポンの夏にゃーなくてはならぬ存在。どんなセミだってこれほどの甘い声で鳴き狂うことなどムリなはず。

こんだけコスパの概念が存在せず、なおかつ旨すぎドルチェピッツァを食べてっと、思いは既に次なるドルチェピッツァの登場へとブッ飛んでしまふッ。

この写真見るとだヨ、何かスプーンが小さいやつに見えッしょ?。

ちゃうちゃう。ピッツァが大きいのヨ。ウルトラマンで怪獣がコンビナート蹴散らしてるけど、あのコンビナート、うちのキッチンテーブルに乗るから。

そんな自由な発想で世界を考えたことあるかい?。

マ、考えたことがあるかい?もヘッタクレ(ヘッタクレって何なんだろう?)もなく、またも4日後しょーこりもなく当店に姿を現したばかりか、あろーことか再びカウンターの左端に陣取るというデジャ・ヴを再現するボクちゃんたら小粋。

▲Cランチセットのジョルノ(日替わりピッツァ)

〈サラダ、ドリンク付き1590yen〉

お店の奥のちっちゃなボードにだナー、ぶっきらぼうに走り書きされた内容『とうもろこし&サルシッチャ』を見た途端、汽笛一声!

「ジョルノお願がァーい!」

ボクちゃんの妖精のよーなウブい声に店内のピッツァ生地らが次々に委縮するぞえ。

「するぞえってバカかキサマ。くだらん奴だ絶対にくだらんッ!」

一瞬で激怒したオランウータン長老ゲノマ122歳、歯ぎしりしながら手に抱えたタライをこん棒でガーンガーンガーン!と満身の力を込めて爆発鳴らしッ!!!。鼓膜破けそーで両耳押さえ歯を食いしばるボクちゃんたら全身が海老じょるのッ!!!。

メッチャうま!。

見ての通り、大き目で生地の比率もかなりあるピッツァだジェ。もっちムギュウの食感を味わい尽くすナポリピッツァとのひととき!。

小麦の甘味が強いので塩味はあんま感じないけどネー、アッツアツでないピッツァはまずい!はアメリカンピザの話。冷めたら冷めた時ならではの旨さが本物のナポリピッツァには有るのヨ。

冷めても全然硬くなんニャい(このお店のはネー)。それどころか、より一層もっちり感が前面に押し出されて噛むほどにムニムニと美味しさがにじみ出る!。

塩味もハッキリ感じ取れる!。生地の温度で塩加減の感じ方が変わることにビックリしたヨーン!。

白、黄、そして緑。色のバランス、色彩センスもさりげなくオミゴト。食欲そそって実際モグッてみりゃー具材もサイコーだべ。

削いだ焼きトウモロコシの焼き香ばしさが甘いモッツァレラとバッチライズ!。

オレガノと自家製サルシッチャの組み合わせもナイス。サルシッチャは塩味が弱い分オレガノのさわやかな苦みを生かしてる~💛。

あっさり、さっぱり、ペロッっと食べられちゃう薄味の大人ピッツァ!。調味料の味でごまかしたFOODSの真逆ッて感じ~!。

ごちそーさまーしたァァァーッ!!!。

▲Cランチセットに付いてくるドリンクとドルチェ

★今回はアメリカン+ココナッツと豆乳のパンナコッタ

ヒトクチ食べたらココナッツの風味がメッチャ強くって仰天したジェ!。しかも豆乳さえ使われてッからパンナコッタはクリーミーでサラリとした優しい味わいに仕上がってるネーン。

さわやか~なババロアといっても絶対マジ通用しちゃうジョ。プリッと弾むのに歯触りが弾力ありで硬い!。ジェリーでもプリンでもニャい、紛れもなくババロアかパンナコッタ!。

ソースはこないだのマンゴーソースだネ、やっぱ甘酸っぱくてコレにもドンピシャだべ。

コーヒーは超本格的!。あまりの美味しさに専門店も腰を抜かすッちゅー評判の一品!。苦みと甘みのバランスすさまじく、明らかに店主はコーヒー通!。

このお店、ピッツァならずとも何もかも最高!。梅屋敷に用がなくても一度は来てネ。絶対来てネ。よろしくチャンチャコリーンだ。