味の色どり万華(まんが)

北品川のラ・カピでウサギの人形とケーキと紅茶にお呼ばれ~!

キャスタードめし298

楡(にれ)の木や合歓(ねむ)の木が見守るカフェ。

あまりに見つけられにくく、あまりに見過ごされやすい場所に佇むオサレカフェ。

フツーに凄くないですか、このアリサマ。雑貨販売とカフェのお店、【ラ カピ】。

手作り感ハンパない店構えに誰もがオツムのツノを抜かれ、自分が鬼っ子であったことを忘却のカナタに。

そんな魔法がかったハウスの階段を上るだなんて、そんなハリポタなマネ、アナタに出来る?。

うっふふふ…。だと思った、だと思ったわ。

写真右手にシッポが二つに割れたオタマジャクシの標識。

目の前の道路を往来する車にオタマジャクシ横断注意をうながすのか。

あるいは…。あるいはコレ、単なるクジラ?。

いずれにしても、デプイス2005年と表記アリ。ちうことは今年で創立19年にもなるのだニャ~。

このメニュー見下ろすと、フムフムと誰しも入っちゃうでショーよぉ~。

だってお安い。アラまあステキ。オヤまあ希少!。

カワユイ物大好き女子にはたまらん外観でもあるっす。

なぬなぬ?。11時開店、閉店が6:30から7:00?。

う~ん。アバウトなとこがまた心を許せる感じ~。

ちなみに、このGWの4連休はお休みだってサー、ご用心!。

右手には赤いポットから生クリームの標識、左下の赤いヘリコプターとペアでイ~感じ!。

さっそく入店してみヨーじゃないの!と決意も固まる!。

階段を上がろーとする人々をお出迎えするのがこのラビット2匹!。

オーナー父娘の娘ハンにインタヴューしたらだネー、お父上が造るウサギの彫刻はかつて飼っていたウサギへのオマージュなんだってサー。

え?、オマール海老?。

ちげーよ、オマージュ(フランス語、敬意、賛辞の意味)だってば。

店内にもいっぱい飾られてるヨ~。

ココを上がるのでス。

階段下のぞくチャリが、このカフェが自宅内に設置されたものだということを教えてくれるのでス。

まるで個人宅にお呼ばれされたかのよーな緊張感に包まれながら登る階段は一触即発、近々散髪、ファイト一発さながらにー、だ。

山頂が近いことを物語る二階ベランダ・テラス。

居残り連が在る八ツ山通りも、ピザハウスMAXが在る北品川商店街も見えないテラスであるだけに静けさは一応確保ッ。

隠れ家気分で座ってみちゃーどーだろーかねネ。

着いてしまいまヒた。ドアを開ける勇気が萎え、かるく身震い。

右手の窓は開け放たれ、花粉症な人はハナタレ、という事実にボーゼン。

左手にたった今入ったドア。

左手の壁に販売中の手作り雑貨の数々。総勢4名の作家による手作り作品だそーな。

間違いなく女子御用達な雰囲気でござヒます。

てか、この店内の雰囲気、絶対女子御用達なカフェ。ボクちゃんみたいなドラ、つまみ出されないキャ?!。

棚を飾るミニチュア彫刻の数々。これらはオーナー父娘のお父上の創作物。と娘ハンが答えてくれたんヨ。

おとぎ話に登場するメルヘンチックな方々のよーでフね~。コレらも販売しているのかどーかは聞き忘れてしまいまスた~。

娘ハンへのインタヴュー中、「次は自分が質問されるのではないキャ?!」

と身構えたお父様は、いつのまにか厨房から姿をくらましてしまったのだった!。

写真右手が入口ドア。左手の窓の向こうがテラスだべ。

右の棚にも販売中の小物雑貨が。こういうチマチマしたものってヤロー共は苦手なのヨ。

すぐ失くしちゃうネ。ガサツだから。なんかフランスの歌の歌詞であったよナー、女の子は世の中の可愛らしい物すべてで作られてて、男の子は世の中の汚い物一切で作られてるって~。

あんまりだああああーッ!っと泣き崩れたチンパンズィの若者、それでオスであることがバレ、即刻メスたちに連行され独房へブチ込まれてしまった。許してくれ!デイジーやパンズィ!。

入口ドアの真正面突き当りの図。ここにもラビット。階段口のとは違ってチョット怖いフェイス。

同じラビットでも作り手の気分で表情が変わるんだネー。

ところで、アナタが買うとしたらどの商品ですかネ。

オーダー兼支払いレジ右横の図。やっぱりチマチマしててカワユく整頓。

コチラのラビットはタキシードの正装で不思議の国のアリスの住人さながら。

ちなみに、店名の【ラ カピ】の由来をオーナーの娘ハンに効いたらサー、かつて飼ってたワンちゃんの名前なんだってー。なるほろー。

帰り際、これ買っちゃったぁ~。飲んで見たら炭酸度は低くって甘みがほんのり。三ツ矢サイダーとは違って明らかに別物のタイプ。

品川宿のイメージがコレだとゆーのであれば、品川宿はホンノリ、ノンビリなイメージだと思いまチたでー。

マ、ラベルのイラストが個性的ネ。買う気にさせるパワーあり。

おおおおお~!。こちらのメニューもまた、このお店が女子御用達だってマンマ示してるネ~。カワユくて正しくチマチマ!。

それにしてもお安い!。どれもこれも財布と相談せずに選び放題やんけー(爆)!。

▲びっくり仰天、コスパ良すぎ!

キャロットケーキ 350円

甘いケーキにコーヒー!。ココのはサッパリとした飲みやすいコーヒーだべ。ノミクチが重くニャーのでブラックで飲んだんだけど美味しく味わえたっチョ!。

このコーヒー、ケーキと一緒にいただくと互いに意気投合、肩を叩き合うので要注意!。

とはいえ、ブラックで飲むのがオススメ!。

甘さが強めの生地!。周りはやや固め、内側しっとりでニコちゃんマーク点灯ッ!。

羽織袴(はおりはかま)のパンズィらが両手の日の丸センス拡げ持ち、ウッキャーッ!と歓狂喜乱舞!!!。

フォークを入れると、ホロホロとくずれてくパウンドケーキに近いタイプ!。

このお店は健康的な材料ばっかりチョイスしてて、白砂糖は決して使わニャい!♪。

じゃ何。そッ!、代わりに甜菜糖(てんさいとう)を使用しているのでフェ!。

甜菜糖って何だべ。そッ!、ミネラル豊富でオリゴ糖を含んだ身体に優しい糖!。

風味とコクもある薄茶色なやつラ~♪。

このキャロットケーキはネー、ニンジン感だのスパイス感がほとんどニャいのだヨー。多分、ちっちゃな子供達にも食べられるよーに作られたんだと思ヒます。

だってこのお店ったらサー、お客さんに小っちゃい子連れたお母さんさんとかが多いんですもの~。なわけで、甘くて優しいケーキに仕上がったに違いないわよキット。

アータクシみたいに小っちゃいカナブン連れた(さっき肩に留まった)お客さんて、そーそー居ないんじゃなくてぇ~?(相手を見下す不敵な笑み)。

上に乗っているフロスティングは酸味を抑えた甘いチーズクリーム!。でっへっへ。

散りばめられたクルミは食欲をそそるアクセント!。大ぶりでボリュームあって満足感アリ。

添えられた甘さ控えめのクリームとミントの葉を一緒に食べると、とってもオットナー!な味わいになっちゃって、アタクシ一瞬どーしよーかと思いましたわ!。ステキ過ぎなんですもの!。

▲びっくり仰天!、コスパ良すぎ!

ローズヒップブレンドティー 350yen

来店2回目。

恥ずかしながらワタクシ、生まれてこのかたローズヒップなるドリンク飲んだことなくって、好奇心でオーダーしてすまいまスた。

バラ色の尻をしたお茶って、どんなだろー。

右手の壁の作品群。小っちゃすぎて近寄らないと良く見えまへん。

オブジェだけでなくバラの花や葉物が飾られてるのも良いネ~。

水なしで一輪挿しということは日替わりなのネ。

うふふふ。女子だわ。女子よ。

思いっきり女子のランチ食卓だわ。

ボクちゃんたらどーしまショ。

ローズヒップブレンドティーとピザトースト。サポーーターとしてのシュガーポットとタバスコ瓶が脇を固める。まるでプリンのカラメル。

可憐なティーカップに注がれたローズヒップの美しさに誰もが目を奪われるべ。

あざやかな薄紅色は、ビタミンC、E、βカロチン、リコピンを含んでおりまフュ。

抗酸化作用も高くって免疫力も高めてくれるんだネーッ!、何て頼もしいハーブティー!。

酸味が強いからお砂糖入れてみたら、ア~ラ甘酸っぱいステキなテイストに!。

▲びっくり仰天コスパ良すぎ!

ピザトースト 350yen

自家製のセミハードパンが出てきたヨーン。ちょうどイ~感じの厚みにスライスされてるジェ。

具材はハムに玉ネギの薄切り、コーンがぱらぱら、トマトソースとチーズで挟んでジックリ焼かれまスたー。

一枚が食べやすいよーに3等分カット。そんなんがお皿に2枚も乗ってて税込350円は嬉しさのあまり気絶して当然と違いまス?。今のご時世、良心的過ぎでないスか。

パンは噛みしめるとわずかに酸味。カンパーニュ風のパン生地ゆえ健康的な自家製のパンなんだニャ?!と見抜く。やあね。

よく焼かれた耳の部分はカリッ。真ん中部分は、具材と焼けて溶けたチーズの旨味が融合、とってもベリー美味しい!!!。

飾りつけがトマトソースを隠してチーズを前面に見せるパターンなので、喫茶店でよく見かけるソレとはひと味違うビジュアルになってンのがミソかも。

来店2回目にして初めて気付くマヌケぶり。カフェ店内って吹き抜けだったのネ。

高い天井から差し込む光って良いネ。

まるでボク一人だけが純粋無垢な天使になったよう…。

ばかいえ。気は確かか。

コチラの棚はチト変わり種の方々ニェ。パンツはいた草餅、キナコ餅、大福にキノコに女子1名。

つまりは、女性にまつわる甘味との相関関係に鋭くメスを入れた話題作っていうか…。なんかそんな匂いがプンプン。

プンプンってお前……。

▲びっくり仰天、コスパ良すぎ!

ユズのシフォンケーキ 350yen

来店3回目。

背景に見えるテラスが超オススメ。日当たり良好、風薫る5月、きっとココで過ごしなはれ。きっとお気に入りのルーティーンスポットになることウケアイだべ。

夢に出てくるよーな温ッたかい雰囲気のカフェ。ほんわか気分で過ごすティータイムは、きっと人間関係に疲れたボクやキミらに心底な安らぎをもたらしてくれることだろホ!。

背中にしょったお約束の真ッ白き生クリーム!。そーそー、これこれ!。コイツにフンワカたまらんキメ細かい生地がッ!。

ケーキの傍らにはケーキの生クリームとは別の、自家製ゆずクリームと柚子ソース!。

ぬわぁ~んともなオモテナシに思わずガックシと両膝折れ、力尽きたかのように静かに横たわるチンパンズィの魂胆ミエミエ。同情引きケーキの相伴(しょうばん)にあずかろうなどと片腹痛いどころか両腹に激痛!!!。

驚いたのは、シフォンケーキにフォークを入刀してみるとだヨ、ななな、何と切れニャあッ!。

弾力があるわけでもなく、押し返してくるバウンド感でもニャいのに~。試しに両指で左右に引っ張って見たら、グィ~ンと伸ーび伸びしちゃった不思議な生地!。

食べてみると、よくあるスポンジケーキの柔らかさではなく、クチドケもせずにキチンと生地の味わいを噛みしめて味わうことの出来るオサレさんであった!。

ケーキ自体は甘すぎないし、添えられた柚子ソースの酸味が陶酔をもたらすほどの美味!。

香りも高くてまさに絶品らァァーッ!!!。

実はこの時もローズヒップティーを頂きましたのアタクシ。シフォンケーキとの相性は相思相愛アイアイアーイ。大当たりのシフォンケーキだったヨーン!。

帰り際、ふと気づいた彫刻。お父上の創作物で一番難解なのがコレ。

ボクちゃんには「鬼は~外~!!」って云われたよーな気分~。

だよねーだよねー。

やっぱしココは男子禁制的だから~ん。