味の色どり万華

寒けりゃ焼き鳥ランチなんてどーだ? 武蔵小杉エキチカの大山どり専門焼き鳥【すみれ】行こーぜ!。

カスタードめし444

最近さー、「大山どり」使った料理とか結構飲食店多いじゃ~ん?。

コレって「大山の鶏」なのか「大きな山鳥」なのか興味は尽きないよね~。

調べたら意外にも「大山の鳥」だって!。近年稀にみるアリエナだよ。

鳥取は大山のスソノで徹底衛生管理下のもと育てられてる銘柄鳥だってサ。

「大山鳥」ったらジューシー極まりない食感をキーステーションに、弾むような肉厚バムボム感、やわらかで脂の乗りも最高ロデオ、奥深く弾ける旨味!、といった各駅停車もお手のもの!。

したらば食わねばホエッホエー!。

「昼呑みも出来るけど飲まない人も焼き鳥おいしいよ!」というウワサをウ呑みにして伺ったのはコチラ、武蔵小杉超絶エキチカの【すみれ】!。

今や飛ぶ大山どりを落とす勢い、76店舗を展開中の大山どり専門焼き鳥店だってネ。あと播磨灘産の大ぶり牡蠣(かき)鍋が有名だって。このあたりじゃ蒲田店と川崎店が近いッ。

というわけで入店は開店時間の11時半、はらほろひれはれと入店し奥のカウンター席へと誘い込まれるのだー。

▲究極の大山どり焼き鳥重

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なーんという良い匂いーッ!。薄暗いムーデーなる約10人収容の1階フロアに漂い始めるは焼き鳥重という名の四角い箱の焼き鳥丼その人であったーッ!

お重に柔らかめのゴハン。その上に細切り海苔がハラホロヒレハレと散りばめ。焼き鳥3本とツクネ1本のラインナップ。

ほのかに立ちのぼる焼き鳥香、これ嗅いだだけで肉の柔らかさ、味わい、風味がナニゲに感じ取れてしまうっちゅーから不思議ラね~。

さっそく七味唐辛子をハラホロヒレハレ。たちまち焼き鳥の香りは超絶グルメ2倍速ッ。

もりそばにワサビなくとも耐えうる能力保有するボクちゃんでも、サスガに七味なき焼き鳥だけは堪えられんッ。

それは「モンキー」と「モンケイ」の違いにも似ているのではないか。「モンキー」はただのサルだが「モンケイ」はそのサルにもうひとひねり、というか新たな息吹を注いだというか…。

上から下へ、規格外のツィン太鼓ツクネ、話題のぼんじり、ネギマ、そしてカルビチックなヒナトロ。

焼き鳥は絶対に塩!って人はランチタイムに来てはダメですのよオホホ。塩ないから。

ソです。ソでした。

しかし、ひなトロ(一番下)すンばらしいッ!。手羽元と胸肉の間にある『ふりそで』と呼ばれる希少部位なんだけど、とにかくトロだけあってバツグンにおいぴい!。皮面はパリッと身はジューシーになるよう焼き上げたというだけあって上品で旨味深い味わい!。

ド真ん中に「ぼんじり」起立ッ。旨さ爆発の1本ゆえ、まずは最初にごあいさつ。

「ぼんじり」って鶏のおヒップの骨回りにお付きあそばしてる三角形のお肉なんですのねオホホ。とんでもなく希少価値ですの。

鶏肉の大トロって騒ぎ立てられるほど脂が乗ってるんですって!。

このステンレスの蟹ばさみみたいなンがベリー重宝したヨーン!。焼き鳥屋で初めて見たッ。もちろん焼き鳥屋以外でも全く見たことニャいッ。

歯で肉を串からこそぎ取る危険性を排除、女子でもたやすく肉を串からはずせる魔法のよーな器具ッ。

こーして………こーやって、…うくッ。

「ぼんじり」といってもメスのは脂が乗ってて柔らか。一方、オスのぼんじりは筋肉質で引き締まった食感。

今、串から外してる肉は間違いなくオスのだと思われマッフ。

敷き詰められたご飯は多くも少なくもなく丁度良い量。足りない人は注文時に「大盛でお願ヒッ」っておねだりすればいいだけなのヨ。ソなの。ソざます。

七味の風味にほのかな海苔の風味、ただそれだけで料理は一段階深みの旨味に辿り着くッ。

カモがネギをしょってやって来るよーに、この店では大山どりが海苔のホッカムリをしてやってくるのだー。

▲明太子

ランチのセットメニューに付いてくる明太子は無料食べ放題。ゴハンも大盛無料だべ。

不覚にも写真撮り忘れたけどトリダシ効いたスープも付いてくるんだヨーン。

海苔に明太子ッ。このランチセットは海鮮焼き鳥重なのかッ。奇妙なる取り合わせにクチビル噛みながらも甘く溺れてゆく幸せ…。

とてつもなく奇妙で、何か儲けたよーな不思議なアジヘンッ!。

明太子の味は焼き鳥の旨味を見失わないよーに辛さ控えめッ。

明太子というシロモノは食べ始めるとゴハンが止まらない習性を持つがゆえにー、美味しい焼き鳥を汁の染みたゴハンで食べる喜びに混乱を生じさせる危険性をはらんでいるとみた!。

みたが、美味しいし食べ放題なんだから構うこたーねぇー、食っちまえぇぇーッ!!!。

気が付けば、おや?こんな付け合わせが。

モヤシはシャキシャキ、ほうれん草は胡麻和えかと思いきやモヤシ同様ナムル。しっとり柔らかでおいぴい。ふたくちぶんのシアワセ。

しかし、この付け合わせは焼肉ランチ的な…。ちゅまり、このランチは極めて海鮮焼き肉(鳥の)重だといえるのでは?!。

▲大山どりの焼き鳥重

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こちらは後日、腹6分目の入店でオーダーしたランチセット。今回も付け合わせの和だしスープは写ってニャい。

究極のランチセットからぼんじりが1本抜かれた形だニャ。見るからに女子向け、お酒飲みながら向けのカワユラトリオ。

すみれの焼き鳥、タレがとっても美味!。甘辛具合が絶妙!。タレの秀逸さはゴハンに染みたタレをかっこんだ時にこそ現れるもの。

ウナギのかば焼きほどタレは肉に塗り込められてはおらず、割とさっぱりな仕上がり。

うな丼も焼き鳥丼も同じタレだって感じだけど、ウナギには山椒、焼き鳥には七味。ここで食材の旨味の際立ち方がググッっと変わってくるべ。

焼き鳥に山椒、考えただけでムゴッ。ウナギに七味、これは……。

そんなことよか、この店いいニャ~。塩ちゃんこ鍋だとかヒナ鶏煮込みそばだとか、魅惑のメニューがいっぱいあるんだネ~。2階と合わせて全席数129、宴会にもバッチリだあ~。

「ふんわりつくね」。名前を裏切らないフワフワ感!。焼き鳥より気持ち薄味。

今までアッチャコッチャで食べてきたツクネは弾力あって硬め、肉団子ともいえる小ぶりなものだったけど、ココのは目からウロコの美味しさで半魚人しちゃいました。ちっとも弾丸でニャい。ふんわり気分でいくらでも入っちゃう!。

お隣のネギマ、ひなトロといった肉と食べ比べると「大山どり」の凄味がハッキリクッキリ見えてくるんだジェ!。

夕飯はトントロとハス、キャベツにシメジの甘酢炒めッ。カタクリ粉でとろみをつけてズヴァァッ!っとおいちい!。

タレが上手けりゃ料理ってのは大抵旨いッ。