カスタードめし445

早いもので、もはや咲き誇る梅そこかしこ。春なんだニャハ~♪。
とはいえ、いまだ片足冬に突っ込んだ状態なればこそ、カニ料理アラカルトな日々。
カニ料理嫌いって人居るのか~ん?。目が吊り上がってるからキライ、ジャンケン出来ないからキライ、そんなカニの容姿そのものな好き嫌いはあるとは思うけどだヨ。
マ、とにかく本日今頃ボクちゃんたら不動前【ピザチェック】に押し寄せることになりましたとサッ。

2階へと続くブラックな鉄製ラセン階段を上る途中でご対面したインテリア、カワユイこちら。
『STIFF RECORDS』だって。イギリスのレコード会社だネ。
ニューウェイヴをけん引するレーベルとして名高いじゃ~ん?。エルヴィス・コステロだとかニック・ロウだとかが所属してたっけネ~。

▲ズワイガニのPIZZA
2200yen
開店一番乗り、オーダーも一番乗り!。ゆえにオーダーから僅か18分でコチラがご到着ッ。セットのサラダ食べ終えて7分後のことであった~。
さーさ食べまヒョ~と思いたったが吉日、ドヤドヤと上がって来た4人組ったら3階へズンズン。アー3階で1回は食べてみたヒッ!。グループ客でないとダメなんヨ3階はッ。

オオオ~!、おいしそ~♪!。『季節のピザ』として当店が繰り出した華やか系ピザ!。インスタ映えバツグンなルックス・ハイクラス!。
内容はと云えば、海老にイクラ、ズワイガニ、そしてさわやかなる春菊ときたもんだ!。
魚介系の香りが立ち上って来ないところがサスガ。魚介の匂いがプンプンなのはフレッシュさに欠けるから~。んだから、このピザめちゃ合格ッ!。

ズワイガニを使ったピザは今年で3度目。自由が丘の【グッドチーズ グッドピザ】、洗足池の【ダ グランツァ】、そしてココ。
コチラのはズワイガニが半ほぐし状態でのご提供。カニ肉はふわふわで甘く味がしっかりと奥深い。
しかし、イクラが乗ったピザは今回が初試食だべ。サーモンとイクラのピッツァってのも有名らしーネ。それってイクラはサーモンの卵だから、さしずめ親子丼のピッツァ版キャ~。
で、今回コレを食べてみてまず思ったのが「イクラって白米よかピッツァ生地の方が合うんでない?」。

海老は心地よい硬さで歯ごたえも小気味よく、これまた旨味が濃厚ッ。
カニ肉とエビ肉を同時に噛んで見ればオッホッホッホ、ちゃあんと味がミゴトにセパレエツしてて驚きの噛み噛み!。

プチプチと割れながらカニエビとテイスト合流するイクラ、それはもう淡泊関白と濃厚関白との2大関白白書、もーたまらんッ!。
しかも、コトはそれだけで治まるはずもニャー!。
意表を突いたのは春菊だったァーッ!。茎がミゴトに魅惑的なシャキシャキ歯触りで、葉からは春菊特有の香りが立ち上っちゃってまー、このクリ~ムベ~スに100度数マッチ!。

見よ!この初春のお花畑!。早春の港の肌寒き彩り!。
どの具材も新鮮極まりなく、春菊のシャキシャキ感がフニフニのカニ肉をバックアップし、弾む海老肉がそれらを更なる食の高みへと押し上げるッ。
生地に敷き詰められたクリ~ムソ~スは軽やか、重さなどミジンコも居なく最高級のビアンカピザ(白いピザ)としてミゴトにバランスしたァーッ!。

とはいえ、具材の赤とオレンジが目に染みるッ。白いピザと呼ばれるビアンカも、こう赤いと紅白両刀の照れ笑いッ。
1ピース食べ進むごとに、失われてゆくピザに心を痛めるばかり。ああ、あと4ピースしかない……そう思った瞬間、思わず息が止まりそうな程のストレスを覚えたジョ!。アア、一体ボクはこの先どーなっちゃうんだろーね?、とかね。
「何ァんだと、このクソガキャーッ!。末永い潜伏期間の果てに再び腐れ極まりないタワゴトでお茶濁しやがって!!!。かんべんならねー!、コッチ来いッ!!!」
頭から湯気出す岡っ引きチンパンズィ(銭形平日、17歳)、その振りかざす十手に背後のチブル(フレンチブルドッグ、ごめんねジロー、2歳)の姿が写し出され驚いて振り返る銭形!。
「おサルさん、お茶は濁したけど茶柱が立ってるからいーと思わない?」
「何だと?」
ごめんねジローは湯呑を覗き込む銭形の顔にすかさず茶をマッハでぶっかけ!。
「アッギャアアーッ!!!」

コチラ『季節のピザ』、通常メニューに比べると割高。プレミアム感を前面に押し出すソレは常にゴージャスで独創的!。前回のは生牡蠣(なまがき)だったけどヤッパ素晴らしかったヨーン!。
大抵の一流ピッツェリアってピッツァ平均価格が2800円くらいだから、それに比べるとコレって実はめっちゃコスパ良すぎるピザになっちゃう~。

何ともパステルカラー、春そのものを感じさせる春菊の茎!。シャキシャキの心踊る食感!。調理の見事さにつくづく感心したヨーン!。
自分じゃこーはいかニャいッ。簡単そーでむずかしージョ!。オーナーピッツェイオーロの斉藤氏の腕前に感服ッ。

今回は、さすがに手持ちで食べるわけにはいかず涙を飲んでナイフとフォークを使って食べまちたー。手持ちだとかけがえのニャーいくらがバラボロビレバレだからー。
ココのピザの大きさ、いつも食べる前は「これっぽっちなの~?」と思い、食べ終わると満腹になっちゃってるって驚き~。今回も充実の確実の結実のあっぱれピザ作品でしたァァーッ!。
ごッちそーさま~ん♪。

後日。再び上るラセン階段。
2階から1階を見下ろした光景がコレ。黒いラセン階段に懐かしきレコジャが映えるネ~ン。まるで昭和から令和へ「時のらせん軸」を上ってゆくよーだべ。

今日は「季節のピザ」じゃなくって「本日のピザ」狙いで来店しましたのオホホ。ソレって当日店内の黒板見るまで何だか分からないってシステムですの。少なくとも開店時には店頭に出てニャい。帰り際には黒板が店頭にも出てるけど~。
マ、そんなこんなでランチセットのサラダ。
サニーレタスやグリーンリーフ、トレビスだの葉っぱの量が多くってたっぷりのドレッシングで頂くとド満足のおいぴさ!。ほろ苦いゴマテイストが大人~。
ワシワシ食べてアッという間に完食ッ。やあね。

▲カボチャとパンチェッタのPIZZA
1650yen 本日のPIZZA
〈モッツァレラチーズ、カボチャ、パンチェッタ、
マスカルポーネ、パルミジャーノチーズ〉
冬と云えばカボチャ。南の瓜(うり)と書く。西の瓜がスイカ、東瓜と北瓜ってのはニャいだと?。なじぇだ。そんな肩透かし許さんぞい。でもそれが現実。なんだよチェッ。

にしても素晴らしい模様眺めだべ!。トーンの低いオレンジのカボチャにパンチェッタ赤の組み合わせがオッシャレ~。
そこへもってきて3種のチーズが各々ビミョ~な白色加減を彩ってカボとパンを引き立てまくりぢゃなヒのぉ~💛!。
むろんコルニチョーネ(ピザのミミの部分)のヒョウ柄がミテクレにモダンさを加味しててナイスだわ。

小さくカットされた蒸しカボチャがアチラコチラ。山吹色がいかにも冬。
これってありがちなカボチャソースでなく生のカボチャを蒸したものだから甘味が強くって柔らかい!。このカボにパンチェッタの組み合わせ、よくぞ考えて下さいまスたッ、正に嬉し泣き系!。

パンチェッタって豚バラ肉のことじゃんケ~。それがどう転んだのか、いつしか塩漬け豚バラ肉もパンチェッタって呼ばれるよーになったって!。
豚肉に粗塩を摺りこんで1ヶ月以上も熟成と乾燥を繰り返しながら仕上げてゆくんだって!。俗に生ベーコンって呼ばれるだけあって甘いカボチャとの相性はドンピだった!。

噛めばシャクシャク、ふわもち生地!。もーたまらない爆美味生地!。その上に乗るマスカルポーネチーズが素晴らしいお仕事なさっておりますわね~オホホ。
豚バラ肉の旨味と塩気、カボチャの甘味をマスカルポーネが優しくまとめ上げてモッツァレラの後押しもありミゴトに高みのピザテイストになりにけりッ!。
マスカルポーネって実はティラミスの材料のひとつだって知ってたぁ~?。マスカルったらコクと甘みが強くって固めに泡立てた生クリ~ムって感じだから、そりゃそーだよネーな感じかしら~ん?。
いずれにせよ今回も大満足で撤退!。〆のコーヒーも相変わらずホッと一息つかせてくれるホノボノ系でスたッ。ウミャッ。
