クワスタードめし415
中目黒駅から416号線に乗って代官山方面へひた走る間もなく裏道へシレッと入り、目黒学院中学高等学校のすぐそばの角をナニゲに曲がると見えてきちゃったこのお店!。
モロッコ料理専門店リゴレットショートヒルズは2階建て一軒家レストランだジョー。
天井の高い空間に磨き抜かれた大きな窓から差し込む陽光がドゥビドゥバァ~。
すがすがしく快適なお食事が楽しめそ~♪。
▲ランチセットのサラダ
さっぱりとしたアトクチのフルーツソースが新鮮野菜とすがすがしく交流してはりましたとです。
▲タジン鍋SETのクスクス
クスクス笑いながら食べないと皿をサッと持ち去られてしまう!、もしもそんな過激な掟だったとしたら、ボクちゃんにはとても完食出来なかったことだろう。事実は全く違ったので何ら問題などなかったと断言できる今日この頃だった。
「オマエくだらんッ!!!。全くロクでもない完全にドボンクラッ!!!」
激しくスリコギで圧力鍋を打ち鳴らしながらギリギリと歯ぎしりするオランウウタン長老ゲノマ!。
クスクスもモロッコを代表する料理。直径1mm、種のよーな粒上のデュラム小麦を原料とした世界最小のパスタだってヨー!。パスタよろしく柔らかく戻さなきゃーだから蒸し器にかけるか熱湯をかけるのラ。
ターメリックで色付けされてて黄色。淡泊で素朴な味、ポソポソした食感がおもすろい。
鍋が来てからクスクスをスープに浸して食べ進むとだヨ、ポソポソ感もなくなって異国情緒が湧き湧きとなった~♪。
座ってる右真横の壁を見上げるとコレ。
コレがウフフと誘惑のまなざしと笑み。いやあ~ん。
▲エッサウィラ 魚介のタジン
1850yen
〈サラダ、クスクス、ドリンク付き〉
モロッコ料理は生まれて初めてラ~。魚介島国ジャポンの島民ゆえ、こわごわコレを注文してみた~。
コレは鍋ブタをサッと持ってかれたあとのフツーな鍋の様子。モロッカン情緒もヘッタクレもありゃしなヒッ。
しかし、食べたら正解マーク点灯ッ、新鮮そのもの具材ばっか!。スープをすするとタラだの貝だののダシがスープに満ち溢れ~。旨味が濃密なのにサッパリした味わい!。
もっちろんナベの中身はアッツアツ!。
アサリやムール貝は身がシッカリと大きい!。味はだネー、魚介やケッパー、黒オリーブの塩気が染み入る美味しさ。
ブロッコリーの心地イー硬さ、さいの目カットのトマトの甘味と酸味が魚介にマッチ。
スープはスパイス効いたオリジナルソース、具材は蒸しあげ効果抜群の旨味。
「お好みでコレ付けて食えや~」と女子スタッフしゃん。
「これ何ニャッ」
「アリッサだべ」
アリッサ?。何だか聞こうと思ったらプイッと居なくなっちゃったんでー、よく分からずタラにチョイと乗せて食べてみたら「かかかか辛ァァァーッ!!!」。
むせる!。せき込む!。
アリッサったら北アフリカで親しまれてるスパイス。乾燥唐辛子にクミンだのコリアンダーといったスパイスを加えてネー、塩やニンニク、オリーブオイルでペースト状に整えたものなんだってサー。
でももうムリ。
大き目なタラの切り身は厚みもあってふっくらプリプリ。
これは開店と同時に撮影したショット。
やっぱ黄色にインジゴのツートンカラーであるアラビック模様が一番に目を引くよネ~。
1階のどこかにテラス席があるみたいなんだけどー、ボクちゃんたら視認出来ずでアハハハ~ン。
2階は暖炉や本棚があるモダンモロッコテイストな造りってことなんだけどもがー、1階が満席の時にしか案内されないみたいでー(グループ予約は別)、これも視認出来ず~。
▲森林鶏のタジン
1750yen
〈サラダ、クスクス、ドリンク付き〉
タジンってニャんだあーッ???!!。
それはねコブタよ、モロッコを代表する料理なのだ。タジン鍋っていう円錐形したドーム状のフタが付いてるのだよ。トンガリ三角帽子みたいで丈のあるフタなんでね、へっへっへ。
そいつに肉や魚、野菜やスパイス、多めの油を入れて火にかけフタ。するってぇと食材から立ち上がる湯気が水蒸気になって蒸し焼きになっちまうのだー。アーアー、なんて水が貴重なモロッコならではの料理なんだー!。
しかし…。このスプーンたらデカッ。あんたシャモジかいッ。すくう部分の横幅5cm、長さ8cmくらいも!。スプーン全長約20cm!。
森林鶏って何だべ。
それはねコブ、森林のエキスとやらを飼料に配合したエサを食べて育った鶏のことなんだー。とっても健康で健やかに育ったトリなんだヨーン。
じゃーさー、じゃーさー、森林のエキスっちゅーのは一体何だ?!。
それはだネー、広葉樹の樹皮を蒸して出来ちゃった樹皮炭と木酢液を混合したものっちゅーこったー。
これ食ったトリの腸ったら有用菌の住み家になりまくりー。そんな腸持つトリが健康優良児でないわけがニャあッ!。
オ!。向こうからコッチに鍋が運ばれてくるッ!。
三角トンガリ帽子のよーなフタかぶった鍋を撮影しよーと手に汗握って待ち構えてたらだナー、スタッフったら目の前に鍋を置いたとたん間髪入れず、
「大変熱くなってからコレ取っちゃうヨーン!」
サッとフタを取るが早いかプィッとキビスを返して風と共に去りぬッ。
鍋は内径が約21cm、てか、鍋というより深めの分厚い皿、みたいな。
鶏の周りを飾るは、オクラにセミドライトマト、ジャガイモ、黒オリーブ、パクチーの面々。スープをたっぷり吸って蒸し煮されてる~。
スープをすすり飲めば鶏のエキスの濃厚さに「いやん、モオレツ!」。
鶏を食べれば保水性の高さ、加熱されてるのに全然硬くない肉に「ああん、カンゲキ!」。
肉にナイフ入れたらホロホロと。柔らかく身離れして口の中じゃジューシー旨味の大祭典!。パクチーの香りと味覚が過激にエスニック満載感アゲアゲッ!。
当店一番人気の森林鶏タジン、優しい味わいだけどサッパリさは無し。こっくりしたコクと食材の旨味がミゴト。
おジャガはホッコリ、オリーブは張りを保ってふっくら、歯ざわりバツグン、甘味と塩気が絶妙!。
▲みかんソースとカカオニブのチーズケーキ
700yen
重たくってドッシリ、かなり濃厚なケーキ!。底の部分(ボトム生地)はフォークで切りがたい固さだってけどモー、パックンチョしたらシットリでビックリ。丁寧に作られてる感じがヒシヒシ。
みかんのソースが秀逸!。さわやかな甘酸っぱさが口いっぱいに広がってモーどーしよう!。カカオニブの苦さも大人チーズケーキをホーフツ。アーモンドの香ばしさもソレを後押し。
ちなみに、カカオニブとはカカオ豆を発酵焙煎して細かく砕いたもの。カカオ100%、甘味は無くて苦みが強い。カリカリとした食感!。
▲ランチセットのドリンク HOTコーヒー
酸味があって後追いで甘味が来るタイプ。苦み、重さが無くってスッキリした味わい。付け合わせは白砂糖ではなくココナッツシュガーだったジョエ。
ココナッツの成る木であるココヤシの花の蜜から作られたもの。入れて飲んだら気絶しそーなくらい美味美味美味ーッ!!!。
血糖値の急上昇を抑える健康的なシュガーだってネ💛。キビ糖みたいなやさしい甘さ、キャラメルみたいなフレーバー感がすてきーッ!。
きゃあああああーッ!!!。
モロッコ料理のシメはコレでミゴトに決まったああああーッ!!!。