味の色どり万華(まんが)

祐天寺のノッタピザで【スキヤキピザ】食べちゃったりしてーッ(^^♪

カスタードめし323

「ありきたりな既成概念を超えるピザが作りたい!」

などと小じゃれたことをのたまうオーナーが日々メニューアタックし続ける期待のイタリアン【ノッタピザ】が本日のタハゲットだべ。

東急東横線祐天寺駅から、陸上短距離、中距離、遠距離走、他などでインターハイを目指そうと思ったことが過去(10年以内)一度でもある者ならば、駅から全力疾走で1分を切ることの出来る距離にこの店はあるジェー。

▲右端、コーラゼロ(セット価格に+330yen)

地元密着型人気店であることを考慮して開店11:30にハヤバヤ入店!。

変わりやすい空模様の時期だけに予約は危険!、と恐れおののいての出たとこ勝負。

屈辱の2番目入店で失意の着席。そんな傷心のボクはんをマッコト救ったのはピザセットのサラダ~。

だってそれは極めて新鮮野菜だったし、何よりも注文後たった2分でのお届けだったからだー。

「焼き玉ねぎのドレッシングであるー。お好みでかけなはいー」

と言い残し立ち去るスタッフ女性の後姿をボーゼンと見送り、やがてユラアアア~ッと暗黒カラーのツボに入っている黄金色のトロッとしたドレッシングを見下ろすボクはん。

焼き玉ねぎ…。そんなドレッシングは初めてぢゃないかハ…。

震える手で暗黒ツボを持ち上げ、下界の野菜らに狙いを定める。

野菜ラインナップは、ルッコラ、サニーレタス、白菜、ニンジン、エンダイブ、水菜、紫キャベツ!。白菜使用はなかなかマレ!。葉先も茎の白い部分も両方とも使われてるべ!。

ナマの白菜は歯ざわりシャクシャクで美味ッ!。

さて、再びドレッシング垂らしの現場から。

全身にドッと冷や汗が噴き出し動悸が…。傍らで見守るチンパンズィ3歳もつられて唇を強く噛み、呼吸を止めたまま食い入るよーにドレッシング待ちのサラダを凝視している。

トロ。傾け方が弱い。清水の…岩清水&レモンの舞台から飛び降りる心境で一気に傾けてみるかッ!。

ドロ~リ…。

ウ。一か所に出過ぎッ。

しかしですヨ。この焼き玉ねぎのドレッシング、野菜と一緒にヒトクチ食べた瞬間マジのけぞったジェーン!!!。げげげげげ、激ウマーッ!!!!!!!!!!。

ももも、持って帰りたーい!!!。どーしてこれが市販されてないんだよぉ-ッ!!とジダンダ踏んでダン・ダ・ダン!。それほどに、とてつもなく旨いドレッシングだったーッ!。

酸味は抑えられニンニクが効いたトロミの強いドレッシング!。焼いたタマネギがメインのためか、味は生のツンツン尖った玉ネギ感がなくって甘みが目立つ。野菜をめっちゃ食べやすくする効果的なドレッシングだヨーン!。

必要以上にたっぷりかけて、ピザを食べながらも時々生地の端っこに垂らしては召し上がっちゃう始末をお許しくだはい!!!。

にしてもだ、魅惑の辛子色はシックでオサレなお皿にバエるニャ~💛。

来たああああああああーッ!【すき焼きピザ】ーッ!!!。

数日前から、こッ、これを食べるとこ想像して、夜も眠れず昼寝して待ち焦がれてたピザ!!!。

比較的コンパクトなピザサイズでフね。

ノッタ ピザ運営のアイアン・インテンションいわく「小さいのは色々なピザを楽しんでもらいたいから」。なあるほろひれはれ。メニューにピザのSとMが有るのはそーゆーことキャ~。

でも今日はスタマックが弱ってっから1枚がせいぜい。

は?。何で弱ってるかって?。昨夜、スタマックったらド演歌をカラオケで12曲連続で歌い果てたから。ボクちゃんたら途中で何度も止めたんだけどねぇ…。

自分の意志とは全く無関係に暴走するスタマック。皆さん、そういう経験てあるかい?。

「スタマックの暴走だと?!。お前の暴走のクセしやがってよぉーッ!」

気が付いた時にはすでに遅かった。いつのまにか、ボクちゃんたらチンパンズィ青年団補欠要員7~8匹に取り囲まれて袋叩き!。

何というかぐわしき香り!。

全くミゴトにすき焼きの香りが立ち上り、その行間の裏を読めば確かな小麦の香りが!。

「好きなものを自由に!」なスロオガーンを掲げるノッタ ピザおミゴト!!!。

よくぞまーまー、すき焼きピザだなんて思いついてくれまヒたねー!!!。

ド感激したっチョ!!!。

かつて、ピッツァの世界選手権で優勝した日本人が居たけど、あの時もピッツァに醤油ベースが使われてたニャ!。やっぱソイソースって我が国が世界に誇る至宝きわまりニャいんだべーッ!!。

ほおおおおおお……。これキャ…。この薪窯キャ…。

最高峰の薪窯の呼び声高い「ステファノフェラーラ」(ナポリ)だべ。

プレハブ工法一切なし、なんだと。

手作業でレンガを1個ずつ積み上げてゆく伝統技法による名窯なんだと。溶岩と耐火モルタル製で、炉床温は450度にもなるんだと。

だからものの1分でピザは焼きあがっちゃうんだと。

お店のカウンターとお揃いのホワイトカラー、内観をとっても都会的でスタイリッシュなものにしてるネーン!。

更にはホワイト+ランプブラックでダンディーなること甚だし!。ちなみにピザの焼き手もブラックなるTシャツ姿!。

そんなありがたきピザが今、アタチの目の前に!。

九条ネギに春菊、半熟卵、そして牛肉!。

立ち上る焼きたてピザの香りは間違いよーもなキュ確かに甘辛ショーユ味!。

このタレ、おろしタマネギと一緒に煮詰められてて、ショーユ味に一層の旨味が深まってる感アリ!。そこへモッツアレラも敷き詰められたわけだからー、正しく日伊の架け橋ハンパなくッ!。

思わずシラタキを探し泳ぐ目が悲しい!。

アチシが座ってるのは白亜のカウンター。

それは入口から店奥3分の2にまで連なるロング&ワインディングロード的なもの。

白蛇がうねるクールな見栄え!。もちろん触れれば冷ややか、これからの季節にゃ最適ッ!。

そのカウンター、入口から3mくらいのポイントにアチシは坐ってんの。40cm高さのアクリル板を隔てて焼き窯が目の前っちゅー特等席なのヨ。

ですわヨ。ですわよネェ~。

このピザ生地をご覧になってぇ~ん!。

コルニチョーネ(ピザのミミ)を噛めばカリッ!は容易に想像つくざんしょ?。

でも、その中身はもっちり。表面と内側の生地の違いが生み出すハーモニーは格別!。

ずばり、おいひいデッス!。

流れ出すナマタマギョを、逃がしてなるかと噛み振り乱しピザ生地で救い上げてる男ってブザマ。そんな男、此処じゃアチシただ独り。

だってすき焼きピザ食べてんのアチシだけなんですもの~ん。

でもこのピザ、日本とイタリアの友好に最適化!。まさかの異業種コラボの最前線を追え!だわよ。やあね。

例えるなら、アルデンテに焼餅とナルトを添えて「チカラパスタ」みたいな…。

いいわ。

牛肉は柔らかいカルビ。お値段の関係上、そんな高級な牛肉はムリ。てか、逆に高級なお肉だとピザから浮いちゃうと思うのヨー。

だわネー。だわヨー。

これくらいのB級お肉がすき焼きピザをA級に仕立て上げてくれるんだって思うわ!。

ですわネ~。ですわヨ~。

お焦げは春菊。火の通りが早すぎるお野菜だから~。んじゃ、焼きあがったピザの上にナマの春菊を乗せるか否か?…。

ピザのルッコラって必ず焼け焦げてんじゃな~い?。どの名店ピッツェリアのも大抵。

それに倣う(ならう)とだネー、この春菊も焼け焦げちゃってていいのだ、きっとー。

焦げた春菊だけ食べてみまチた。

焦げてっから苦みがあって、それはそれで美味し~。

店名の「ノッタ ピザ」は「ピザだけじゃないヨーン」て意味。

つまり、ウチの売りはピザだけじゃなくって色々他にも美味しいイタリアンが盛りだくさん!てなニュアンス。

祐天寺駅からダイレクトに一直線な祐天寺通りに位置するこのお店、開店から30分でほぼ満席。お客様ほぼ地元の衆。

アチシはさしずめ、メダカの群れの中の単発ミジンコ!。

満腹でコナミジン!。