カスタードめし294
4月が見すえる5月。
いよいよ始まる新たな人間関係の構築。その喜びと苦悩。
手っ取り早い自分蘇生法って、やっぱ美味しい食事。特に仕事の合間に食べるランチってディナーよかエネルギー。
ストレス軽減、その燃焼に使うエネルギーとしてはネー。
ジョージの『Here Comes the Sun』を聴いチョッたらだナー、
「んだべ、ハナコーヒーでお茶とケーキするだーッ!!!」とMYお脳がミソッと触発されたのだったー。
この曲の歌詞、和訳にすっとだナー、
(^^♪ お日様が出てきたジェ ボクちゃんたら「大丈夫だべ」って云うヨーン
「ちっこく可愛ゆい恋人ちゃん、今までは長いし寒いし孤独な冬だったネーン。
ココ来てから何年も経っちゃったよーな感じだニャーン」
と、なるだ。入学、入社、転勤、転属、そして移転…。
誰もが切実に思うこと。願うこと。
「いつも春の日差しをMY人生に」
ゆえにハナコーヒーに全力疾走を余儀なくされたってわけなんだー。
例のごとく、深海のモエ~なウルトラマリンブルーの空間に身をゆだねるべく、今日もまた潜水とらふぐの様に来たジェ。
「これからオレ、午後4時に向かうかもしれない~」って窓の外で太陽が申し訳なさゲに云う。
「ええっ?!。だってまだ3時半ばなのにっ?!」とボクちゃん。
太陽は多少ムッとしたのか「ポークエッグマフィンのセットでも注文して、何もかもウヤムヤにしちゃったら?」
ボクはくやしげにクチビルを噛み頷くと、敗北したかのよーにソイツを注文スたのである。
生まれて初めてサングラスをかけてみたチンパンズィの児童。あろーことか、その顔からサングラスが外せなくなるという悲劇。ボクちゃんはそれを知っている。滅多にないのに、こめかみに食い込んでしまうアクシデントの発生、それが起こった。
成人後、サングラスを忌み嫌う大人のチンパンズィがイッピキ。そんなヤツに食べさせてあげたいのがハナコーヒーのポークエッグマフィン。
入口入ってすぐの右手に電話BOX。幾筋もの雨だれが伝うかのよーなガラス模様が意味深。
その脇にはアメ車のナンバープレートが埋め込まれたレンガ造りのメニュー・オーダー・カウンター。
この一角を見ただけでも、この場所が、この店が、ブリティッシュロック気分満載の、その気になりなりのビートラーの溜まり場なんだってことが分かるキャああー。
アメ車のナンバーなのに?。
確かにマフィン。良く見るマフィン。見るからにポークポークしてブー坊チック。
マフィンってエッグに合うし、エッグはポークのマブダチ。
それをこれから食べよーとするボクちゃんさえブー坊気分。
マフィンはカロリーが低いからダイエット向き、ってカン違いしてるチトいるけど大間違いだヨーン。
指で持ち上げると心地よい温度が食欲を湧き立たせるネ~♬。
顔を近づけると軽くトーストされたマフィンの匂いと、グリルドポークの香りが相まって何とも食せず勝つ!のマフィンポーク!。
思わずパックンチョ。そーせずにはいられない。
食感はフニフニフニ。噛み進めばフモ、フモフモに変わる。飲み込む体制が整い始めると、追い込みのモグモグ、モグに。
マックのソーセージマフィンじゃ、こーはいかん。こっちはそれよかモアもふ感が強しだからー。最後まで、まったりもふもふの嚙み進めで押し通すつもりだ、とボクの全歯は語った。
マ、マックのソーセージもポークだから、ポークマフィンと言い換えることも出来るんだけどネー。
ここでいったん、デトックスウォーター補給のため席を離れる。左はミネラルウォーター。
冷えすぎずの水分補給って最高ラ~。冷たすぎるとポンポン壊しかねないからー。
レモンのかすかな酸味が喉にそよ風。レモンの皮の黄色、信号機のそれとはまったく違うんだってこと、如実に物語るよーだべ。
しかし、水本体は何故黄色でなくローズマダーなのキャ?!。その答えはオーナーの説明にヒントがあった。「アセロラなんですよー」と。
それを聞いた瞬間、ボクは内心しめた!と思った。謎が解けたと確信したからだ。水はアセロラ色に染め上げられていたのだ!。
とにかく、このお水旨っ。
▲ポークエッグマフィンとドリンクのセット 890yen
+アメリカンチョコケーキ 単品600yen
◆SETドリンクのおかわり 220yen
なんという壮観な光景!。マックのソーセージマフィンとは違うポークエッグマフィン。
おいしいアイスコーヒーにデトックスウォーター、そして極めつけ、お目付け役のチョコレートケーキ。温かいマフィンに冷たいコーヒー、そして普通温度なウォーターとケーキ。
何もかも調和のとれた温度関係。ならば美味しくないはずもなし、だ!。
店内、途切れることなく次々に流れゆくビートルズナンバー、それと比例して我がヘアがマシュルームカットに変貌してゆく、と妄想する面白さは他の誰にも分からないことだろう。
しっかし美味極まりないケーキでフェ!。このお店のケーキは、どれもこれも、すべからくおいひい!。おいひすぎ!!!。
アタクシの崇拝してやまないコージーコーナーのとは全く別ジャンルのケーキだと思いますわ!。コージーのはプロのケーキ会社の。コチラは家庭的ケーキの決定版!、みたいなー。
「アメリカンチョコレートケーキ」とはコレ!というわけではありまシェん。ジャパニーズケーキっていっても1種類のことじゃニャーだべ。それと同じ。
これは、アメリカのチョコレートケーキの1形態に過ぎニャア。
トロリとした柔らか~なチョコレートがスポンジ生地を包み込み、その生地はふわっふわ。
きめ細やかにフワッフワだから、噛んでいると至福感がどんどんハミングしちゃうで~♬。
おまけにッ、おまけに生地の合間にラズベリージャムがコニャニャチハ!で、モーどうしたらよいやらで気も狂わんばかり!。
旨いッ!。圧倒的に旨いッ!。ひとくちモグり、アイスコーヒーをごくごく、それでラズベの酸味がコーヒーの苦みで帳消し、改めてケーキをパクる再挑戦のありがたみ。
そんなことの繰り返しなんだよ、このオレの人生はね(紅潮するホホ。さっきホホにドライヤー)。
女の子なら分かる。ケーキのかたわら、お皿の柄。そのカワユサもまた美味しさのひとつなんだと。やあね。最高じゃなくって?、この景色。天橋立(あまのはしだて)より甘いわあああ~♬。
最後の方にきてラズベリージャムのかたまり出たあああああーッ!!!。
何という至福!。この絶頂感!!!。まッ、まるでッ、まるで100億円宝くじに当たった時のよーな衝撃波Q!!!。
そして、これを完食したのち、ワタシはケーキをもうひとつオーダーしてしまうという愚行にうって出ることになるのである。
ふっ。キジも鳴かずば撃たれまいに…。そういうこと。
新たにケーキを追加注文…。ケーキを取りにレジ横まで来い、の声がオーナーから掛かるまでボンヤリと傾き始めた陽光を見やる。
その胸に去来するものは果たして後悔?。それとも甘甘スイーツへの唾液腺全開の予感?。
さあ…。マ、どちらにしても『旨いが勝ち』。
ふっ。そういうことッ。
▲キャロットケーキ
600yen
キャロットケーキが来たあああああーッ!!!。まさか、オレンジ色のマゲを結い隣にジンジャーかんざしのケーキなどとは思いもしなかったが、マーそれはいいとして、何という神々しいお姿なのであろーか!。
キャロットもかくありたい!。そういったダテまさにネーに大同感!!!。
このしっとりボデエ!。自信アリゲなクリームお帽子!。生地内面にチラホラるレヘズンとクルミ!。
何もかもがキャロットケーキのお手本を目指す証拠!!!。
マーマレードがかるアマ苦み、甘くホイップハミング上等なレモンクリーム、それらで時折の味変を楽しみながら食べ進むキャロット生地は、まさしく最高級なテイスト!。
マジで最高!。ここ数年の間で食べたどのキャロットケーキよりおいひい!!!。
ソボロるホロホロ感の生地こそキャロットケーキの神髄。
ホロホロ、ホロリでニンジン片を感じつつ、ベジタブリーなスイーツの不可思議さに酔う。
ただ甘いだけのキャロットケーキほど魅力のないものはニャいッ。
だから、ココのは最高なんだってば!。
惜しみ惜しみ食べるとチビチビ、チョビチョビ。でもそれだと味が存分に堪能出来ニャーで、ついぞバックバクの頬張り加減上等に。
だからソッコーでなくなっちゃった。
いや、無くなったのは皿の上からだけ。ボクちゃんのポンポンの中に移動しただけじゃないのー。そう考えることにした。そうすればあと腐れもないんだし。後悔に身を焦がすことも知らず、だしネ~(泣)。