味の色どり万華(まんが)

武蔵新田の南インド料理百名店【ポンディバワン】でめっちゃ健康的なミールスを注文ッ!

カスタードめし394

▲上り龍のアマ河童「ミドリン」

ちんたら台風やだよ~。もーすぐ雨もおしまいだネ~。

先日の初期自宅メシ消去記事に張り付けられてた画像のひとつ、早くも復刻!。

台風日本列島横断中も何の園ったら愛の園!。蒲田から東急多摩川線で2駅目の武蔵新田駅に降り立っちゃったあ~。もーう戻れなハ~い、キャワワワーン!。

知る人ぞ知るこのお店【南インド料理ダイニング・ポンディバワン】、食べログ百名店なのネ~、やあだあ~♬、照れるじゃないオホホ~。

折しもボクちゃんが店頭に立った時、奇跡のよーに空は一気に晴れ模様~ッ!。

▲HOTチャイ

150yen (セットではないので単品注文)

狭いお店にお客様5人ほど。ボクちゃん座ったら6人ほどになっちゃって…。

ひとまず、眼前に表出したお店のインド人なお方にチャイを注文してひと段落。

ふふ、常日頃から “独り堕落”するヤツの「ひと段落」って何かいいネ。うふぅッ!。

チャイはノンシュガーでアツアツを。湿度の高い日にゃ特においぴい~♬。

コックしゃんが目の前で本場の淹れ方を見せてくれたンよネ~。右腕を大きく頭上にまで上げて左腕で腰の高さに構えたカップにまでチャイを滝落としッ。

全くカンペーキにカップ・イン・ワン!。

え。こんな曲芸で淹れないとダメなのチャイって!。う~ん、あるある。

表面に泡があるうちに飲み干すのが鉄板の掟だとかッ。

▲マサラドーサ

1200yen

注文して12分で出てきちゃったあー。

このお店のシェフったら、インドはポンディシェリ出身のアントニ・サミってお方ッ。

15の頃からコックしゃん。しっかしその後、南インド4州の知事お抱え料理長。その間、二人の知事はインドの首相に立身出世!。

こいつぁあー何たるアゲマンなコックしゃんだべ!。

アントニはんは20年間のお抱え料理長を晴れて退任後、35歳で日本列島の地を踏んだー。

フムフムと頷くフレンチブル2歳「トンゲヨーン」を無視し、アントニはんは列島各地の名店を15年間もの間武者修行。

ついに2010年、この武蔵新田に念願のお店をオープンするに至ったってわけなんだー。

ホントに全くそーだったー。

見よ。そんなありがたきコックしゃんが作ったマサラドーサを!。食べ方はいたって簡単。

まっさらな気持ちと動作で食べればよいの。日本人にゃインド料理っていやー付け合わせはナンが無難。

こんなマサラドーサなんて見たことも聞いたことも食べたことも贈答用に用いたりソレについて語り合ったりしたこともないと思うの。本気でそう思うのヨ、シクシク。

アンポンタンで最低なタメはさておき、このマサラドーサ、薄地のシンプルなドーサという生地の中にジャガイモのマサラを包み込んだ料理、ということのよーでフ。

見た目でっかいクレープみたいだけどネー、ひとくち食べてみたらば以外にアッサリしてて重さを全く感じニャい、まさにスナック的感覚だヨーン。

実際、インドで「クレープ」ってオーダえば、この「ドーサ」が出てくるってネ~。

もともと「ドーサ」って南インドの伝統料理だったんだけどもー、サックサクで甘酸っぱい風味がたちまち人気を博してインド中に広まっていったんだそーでー、それを極東島国でもありつけるってことはボクちゃんたら幸せなサウ!。

「そう、サウ。お前ワシと同じサウ。………。へなちょこッ!。くだらんッ!。全部くだらんッ!」と頭に五目ガンモ焼きたてを乗せ、熱さをこらえながら歯を食いしばるオランウウタン長老。

それをアホ顔で口空けて見上げているバク2歳。名前は「ドミノ」。

「マサラ」はブレンドされた複数のスパイスって意味。日本の漬物だとか韓国のキムチみたいに各家庭で代々守りつがれてる味があるんだそーだべ。

「ドーサ」は豆と米を発酵させてからクレープ状の生地にして、それを焼いたものだっぺ。

この「マサラドーサ」って今回初めて食べたけどー、ロティみたくオイリーじゃなくって柔らかさもない。写真見ても分かる通り、折り曲げると簡単に亀裂がパリッっと入っちゃう。

つまりは柔軟性が全くないカリパリな超薄地センベイと考えてもらえばーフォーエバー。

キリッとタイトな真っ黄色スパイシーポテトとの相性はナチュラル。ドーサってインドじゃもっぱら昼食に食べるものってらしーってのも納得。すっごくスナックって感じだからー。

オヤツという方がしっくりくるかもだヨ。

▲ランチミールス

1250yen

お察しの通り、軽すぎるスナック調のドーサだけでお帰りってわけにゃーいかニャアッ!。

完食と同時に皿を下げに来たインド人なお方に対してだナー、即刻第二弾のランチミールスをオーダーしちゃったヨーン!。

そりゃそーだべ、ウチに来たらウチで一番人気のミールス食わんでどーするんかいッ、てな横顔のアナタがステキ。

そしてもっとステキなのはボクちゃんの方。ボクちゃんの方がもっと…

突然、手に持ったナベをトンカチで思いっきりガンガンガン!!!と打ち鳴らすオランウウタン長老。気が付けばその足元にはカスタネットを力なく叩くフレンチブル1歳の姿も!。

▲数量限定のランチミールス

1 サンバル 円い器の黄色いカレー

2 ラッサム 円い器の赤いカレー

3 クートゥ ラッサム右下、白くて小さな角切り

4 プリイェル クートゥ右の真っ黄色なサラダ

5 マサラワダ 写真右上のザクザクした黄茶色の球体

6 チャトニ マサラワダ右横のニンジン色のかたまり

7 ウルカイ マサラワダ左横の深紅のもの

8 パパド ライス上の白いせんべい

9 プーリー パパド下方の薄茶のアゲパン

10 バスマティライス 中央の細長い米

▲真っ黄色のプリュイェル(上)

▲真っ白なクートゥ

プリュイェルは野菜の炒め料理。野菜の内容は日によって変わるんだって。ライスと混ぜて食べるのがオススメらしージェ。

クートゥは野菜の煮込み料理。こっちも日によって野菜の種類が変わるとかー。

▲バスマティーライスとチャタニを混ぜ合わせちゃったヨーン!

にんじん色したチャトニ(チャツネ)って何?。それはニンジンベースの野菜たっぷりソース。ペースト状の調味料ってとこだニャ。

このチャトニ、ジャムみたいにトロォリしてるべ。香辛料と一緒に煮込んだ感じアリアリ~。ニンジンの味が前面に出ててー、いっかにも健康的な自然派テイスト!。美味ッ!。

ところでこのミールス、中央のライスは日本の白米で提供されてくンのヨ。+250円でバスマティライスに変更出来るってことでボクちゃんもそーしたー。

ライスを手掴みで食べたい人にはぬるま湯のフィンガーボウルも用意してくれるヨーン。

▲赤いカレーのよーな ラッサム

南インドじゃ定番中の定番スープ。日本の味噌汁みたなもんだジョェ。ゴハンのお供。

トマトっぽいスープカレーって感じ。辛くって酸味も強いけど食べやすかった!。

タミール語で「ラッサム」はジュース。なるほろー、確かにサラサラなるスープジュース!。にもかかわらず甘いトロミを感じるのは煮込まれてるタマリンドのせいか?!。

▲サンバル

南インドを代表する野菜と豆を煮込んだ優しい味のカレー。毎日食べられてる定番の中にも定番入りというシロモノ!。

豆+野菜+サンバルパウダー(辛いタイプの調合スパイス)、仕上げにマスタードシードだのカレーリーフなども投入して日本人らをエスニック幻想へと誘い出す!。

甘くてまろやか、トロっとしたルーをふにゃとろナスと一緒に食べるとマイルドな味が口いっぱいに拡がる。そして一拍空けて、グワォゥァッ!っと口から火炎放射器がッ。

▲ガリガリひとくちコロッケのよーにも見えるマサラワダ

豆腐を丸めて油で揚げたもの。クリスピーなスナック。チャトニを付けて食べるよーにお店は推奨してるのヨ。

チャトニってマサラワダの左横のニンジン色のヤツ。コレ、お店自慢!。特製ニンジンベースの野菜たっぷりチャタニだって。

ライスでもプーリーでも相性抜群!。甘くって深みあり、スパイシーを感じさせないスパイス効果のミステリアスな味わい。

マサラワダの内部に迫る映像。「マサラ」には「スパイスの風味付け」って意味がありまフェ。

「ワダ」っていうのは「小判型の揚げ物」みたいな意味。

トウモロコシが入ってるニャ。ウ~ン、とモグモグしたらトウモロコシでニャいッ。

そう見えるのは黄色いチャナダルでフ。豆腐に混ぜて香味野菜とかスパイスとか入れて一緒に揚げると美味ッ!。

チャナダルとはだネー、ひよこ豆の中で一番小さいやつを選び抜いて、それの皮を剥いて真っ二つに割ってしまったもののことなんだべ~。

▲パパド

薄い豆粉の揚げせんべい。パリパリと割砕いて色んな具材に混ぜて食べるのが一般的な食べ方。

軽妙な歯ざわり。食べてるとつい、自分がサーカスの軽業師に向いてないことを悟りロバに泣きつきサメザメな11歳少年になった気分になってしまうのってボクちゃんだけ?。

「そう。お前だけ。地球でたった独りお前だけ。お前アンポンタンッ。くっだらない奴ッ!」吐き捨てるよーにののしると、そばに履き捨てられていたスリッパを頭に乗せ、首を激しく振ってソレを落として見せる行為をリフレインするオランウウタン長老!。

▲プーリー

無発酵の全粒粉をふっくらと揚げたパン。

薄い生地は風船みたくプワッと膨らんだ後にしぼんだって感じ。空洞部分に色々な具材を入れて食べる、というのが正しい食べ方だって。

簡単にちぎれちゃう薄さとやわらかさ。「薄い生地のアゲパン」というよか「薄い揚げた生地」っていう方がしっくりくるニャ!。

日本のコナモンとはドレとも違う食感と味覚で珍らし嬉し♪。

軽快なリズムでパクパク食べちゃうネ。しっとりしてる生地が具材の旨味を引き出して最高~。

アーユルヴェーダの代表各のミールス、具材ドめっちゃかき混ぜ、こねくり回してモグモグしちゃったあああーッ!。

噛みしめるごとに何故か「健康長寿」の響きアリッ。

そりゃーそーだべ!。このミールス、インドの伝統医学が生み出した代表格の「医療同源」。

「病気になりにくい食事」をテーマに、その日の体調に合わせた種々の食彩を、が基本。

このお店が食べログ百名店に選ばれたのは当然っしょ。人々に有益な食のサービスをもたらしてんだからネ~。

イッチャンの売りは「本日の薬膳カレー(ランチセット1200円)」!。

◆月曜日:元気の出るカレー(滋養強壮)

〈キャラウェイ、オレガノ、フェヌグリーク、バジル〉

◆火曜日:ミックスハーブカレー

〈ナスタチウム、セージ、バジル〉

◆水曜日:疲労回復カレー

〈カモミール、タイム、バジル〉

◆木曜日:美肌になるカレー

〈ブラックキャベツ、ナスタチウム〉

◆金曜日:すっきりリフレッシュカレー

〈フェンネル、ペパーミント、パセリ〉

◆土曜日:アンチエイジングカレー(若返り)

〈セージ、ローズマリー、レモングラス〉

◆日曜日:ミネラル美肌カレー

〈茎わかめ、フェンネル、ローズマリー〉

以上を、ベースとなるチキンカレーか野菜カレーか一択して食べるってことなんだー。

土日もやってるとこが凄いッ。健康食を提供してるお店、にスーパー説得力ありあり。もちろんナンのおかわりも自由。

東京近隣のみならず、上京した時は必ず立ち寄るってお客ハンも多いそーだー。

皆ハンもぜひ云ってみては?!。

“ カレーはもう飽きた~ ” とうそぶく心の声を完全無視する形で、冷凍しといた自家製ポークカリーを取り出し夕飯!。

「タコ坊主カレー」うみゃヒッ!。決め手はアルゼンチンハチミツ!。