味の色どり万華(まんが)

武蔵小杉のRベイカーで初夏のパンに涼しげな顔~ッ!

カスタードめし322

初夏の陽光がピンクの花を一段と美しく、気持ちよく輝かせてるネーン!。

ここは武蔵小杉サードアベニュー。手前からフードマーケット、ペットプラス、そして並びの最奥がRベイカーでごんす。

フードマーケットは、焼き鳥屋だのタイ料理屋だの、リンゴアメ専門店やステーキハウス、いろんなお店がひしめきあってて楽しいスポット。

ペットプラスはペットの専門店。ガラス越しにトリミングされてるワンちゃん達が時折見えるのだー。

なわけで本日もRベイカー、15:10着。中途半端なこの時間なら席の確保は容易だヨ。

出遅れたランチタイムの時はムゴッ。代償はシビア。

客席はテラス席も含めて9.7割がた満杯ってとこだからー。

でもまぁ、平日であっても救いは回転の速さ。テイクアウトも多いしー。だって店の上はマンションだからー。

ボクちゃんが座った席の真左。見上げりゃ見えるこの光景。背後には観葉植物群。

4人掛け席を1人で占領するうしろめたさが少量パック。でも満席率30%の今なら良かっぺ~。そーゆー人達、これまでにも度々見かけてきたのだしー。

▲ブルーベリーレアチーズ

290yen

〈ケーキのようなパン! 美味しいパン!

とにかく1度たべてみて 以上です〉

これはプライスカードに書かれた説明文そのままを掲載。

この神秘的な暗黒界のサファイアをひとたび見たならば、誰しもがその魅力のトリコ!。

マッハでトレーは必須!!!。

「温めておくんなはれ」とアタクシ申し出ましたのよ。そしたら、やあね、

「クリーム溶けちゃうけどいいのか~ん?」

なんて、こじゃれたことレジスタッフが!。まあいいわ。クリームも鳴かずば撃たれまいにの境地だわよ。

「そーだそーだ。身を捨ててこそブルーベリーを拾うことなかれだジョ!」

ハッと振り返ればブルーベリー小僧その人がッ!。

ご存じ、ブルーベリーったらむくみを解消してくれるし便秘解消にも威力を発揮するっていうジャンかー。

だけどもー、それを達成するために必要な1日当たりの摂取量は約100粒だってネ~。

そッ、そんなッ!。これは…ひいふうみい………じゅッ、15粒ッ!。

ひえええええええええーッ!!!。

しかし良いのです。見なはれ、このしっとりと息づく果実&果実クリームを。

甘酸っぱくマイルド。それをほんのり小麦の甘さにくるんで召し上がるとき、極上のケーキとパンのハーフ&ハーフを思い知らされてしまフ。

確かに文句なく美味しい!。砂糖なしのコーヒーにぴったり!。

ブルーベリー試食によって本日の様子見終了ッ。

いよいよこれからが本番ッ。吟味に吟味を重ね選び抜いたパンがコレ!。

HOTコーヒーにいつものホットドッグとオリーブ、チーズのフォカッチャに明太フランス。

▲オリーブとチーズのフォカッチャ

300yen

〈ローズマリー入りのフランス生地に

たっぷりのオリーブオイルとチーズ〉

このパンも一筋縄にはいかなキャった。生地がベリー変わってた。

ツルッとした表面は歯を立てにくいくらいのテカリ。パンに顔を近づけりゃ表面の照り返しで思わず目をそむけるほど!。

試行錯誤の末、遂に気づく。

「これは照明の照り返しだ!。パンを天井の照明から隠す位置に持ってけばかじれるのでは?!」

でもムリ。照り返しはなくなったけどツルリンな表面には依然として歯が立たニャッ。

すると通りかかったオランウータン長老、上空目線で

「器具を使うのだ。プール開き前夜はホースの力を信じるように」と。

生地は網目模様を形成し歯ごたえにリズムを与えてくれる。

陽気な噛み心地に生地合間に仕込まれたチーズがヒントのよーに出くわしてくれた。味わいのある噛み心地。

もちろんローズマリーも香りづけの役割をまっとうに果たしながら…。

しかし、パン生地表面の焦げ目が円形なのは気になるところ。どのような変遷を経てこうなったんニャ?。

もしやしてチーズが集結してた部分が焦げたのキャ???。

そーかも。そーキャも。キャモーン!。

この写真を見るとだネー、このパン生地の表面がツルットルだってことが伝わるんじゃないのかナー。

ツルツルで固い。セルロイドかフィルムペーパー的なイメージ。

マ、それが近未来的だってことなんだろーけどネ。メッセージは確かにこっちに伝わったヨ。

店側はそんなメッセージなんも発信してねーよ。オマエひとりの妄想だろーがよ。

▲明太フランス

330yen

〈お待たせしました!!! 激ウマの自家製明太子フィリングが、、、

ついに完成!! ぜひご賞味ください!!〉

これもプライスカードの説明書きを原文のまま。

ウ。固いだろホなあ。と思いつつ魅かれ、かじりつけば案の定、固ッ。

ただ誤算だったのは固すぎたってこと。身の程知らずの我が身を呪い、ふりかえれば小1運動会の駆けっこでボクの走るスピードどうだった?、とオランウウタン長老に尋ねれば、

「のろい」

固い岩盤層の間に太古の明太子。この地層をひと目見た考古学者ったら目撃一声、

「辛くも逃げ切りッ!」

そう。このRベイカー自家製という明太子、さほど辛くない。つまり厳密にいえば、

“辛くも逃げ切り、ではなく “辛さ自体がパンから逃げた”。

とまあ、こんなふうに解釈されるのではなかろーかな、と。

これまで他店で食べてきた明太フランスに比べると、明太子のマヨネーズ和え具合が…、てか、そもそもマヨネーズ入ってニャーし。

お味はまあまあ。かじりごたえは満点。歯も折れよ、とまではいかニャーヨ。

ちなみに「フィリング」とは詰め物の意。「明太子のフィリング」といえば「明太子の詰め物」ってこと。

日本語で片付けちゃうと何だかニャ~。ここはやっぱし外国語混入でだべ!。

おおおおおおおお~!。何という美しき光景!。

ジューンブライドというよりもー、順にブラインド下ろしたくない!ってな夢見る日差し!。

アーアーアー、こんなカリフォルニアの真ッ昼間みたいな陽気がこの先も続いてくれたらニャ~、などと肩を落としてアクビ。

そーゆーわけで本日近頃、またまたランチのためアルベーに!。

▲最奥の「ゴルゴンゾーラとハチミツのピザ」は

先の公開記事で既に紹介済み

本日はソーセージなパンとキノコなパンをチョイス。これらはオカズパンだからサー、

ハチミツパンが菓子パン役をロールプレイするのサー。

▲とろーりチーズのキノコクリームシチューブール

330yen

フランス語の「ブール」って「ボール、球」の意味。つまりコレは丸く焼き上げたパンのこと。

前の記事でも書いたっけ!。たこ焼きも「タコブール」と呼んでもいいキャ?!。

大福も「ダイフクブール」、オハギも「オハギブール」。そー考えると我が国の食材はあまりにブールで満ち溢れてないキャ?!。

注目の中身!。ミルク感たっぷりのシチューが満ち溢れ~ッ!。

どっちかっちゃーグラタンに近いネットリ薄味キノコシチューでシメジがメイン。

やや固めなシチューゆえドロドロたれたれになることなく食べやすいヨーン!。

パン生地は小麦の味わいが目立ってて具材を引き立ててるネ~。

パンの回りにチーズふりかけて焼いてっからサー、チーズの焦げ部分が塩気で溢れてだナー、薄味のシチューを一層美味しくしちゃう調味料的効果を担ってるのだジョェ。

温めてもらってっからドロリンのシチュウーも人肌。なんともオイピイお食事らったあ~♪。

▲ジャーマンソーセージ (ハーブ)

390yen

例えるなら、テナガザル1歳が乗るプールでプカプカ浮かぶ浮き輪ボートに酷似する形のパン。

この場合はテナガザルの代わりに太めのサウセヘジをヒューチャー。ひと目見ただけで分かる分量のハーブが御愛想のよーに振りまかれているサマはまさに絶品の予感!。

さっそくモグモグりゃあ~、やはりな。サウセヘジ自体は脂感アリでジュースィー。そこんとこをハーブが和らげてるって、そんな風に思うの…えへッ💛。

「何だと、コイツ。のぼせ上りやがって!!!」

ボクちゃんの顔めがけ、チンパンズィ数匹から次々に繰り出されるストレート、フック、ジャブ。それをヒョイヒョイとかわしながら、時折デイズィやパンズィらのホホに軽いジャブをくれてやる快感ときたら!。

マ、そういうわけ。生地は引きが強くてモッチリ。サウセヘジ下には緑色のジェノベーゼソース。バジルの香りが漂って当店他のドッグとは明らかに一線を画す感じ~。

またまた後日!。

足元に大変オサレなマンフオール。

この通りが、Rベイカー前の通りが、サードアベニューの「センタースクエア」なんだと。

全くそうなんだと。ボクちゃんに教えてくれまスた。なるほろひれはれ。

そんなんに今さら気づきながら、本日もランチ摂るべくアルベーに直行!。

ううう。うみゃあ……もぐもぐもぐ。で、もーぐもぐ……。

毎度おなじみのホットドッグと焼きそばパン。どっちも既に紹介済みでやんしょ。

このホットドッグ、「期間限定」で登場したのにサー、以降切れ間なく。今じゃ大手を振って毎日登場。

おいしさキャラ爆発でアッという間に定番!。今じゃー焼きそばパンと双璧ほどの立身出世な総菜パン!。

Rベイカーは総菜パン、お菓子パン、どちらも充実ブーランジェリー。

ベーカリーって呼びたくないのは、次々に繰り出される新作パン軍勢メジロ押しのせい。

実験的パン、試作パン、それらが常にボクちゃんらを釘付けにし、それらのパンの売れ行きによってその後のパン定着是非が決められるー。

マッコト、いつも新鮮いつもさわやかなRベイカーなのでアール。

「いうと思ったね。ボクそう思った、さっき」

振り返ればまたコイツ。

真顔のバク2歳の横顔に、ふと大人を視る午後…。