味の色どり万華(まんが)

太子堂の創作カレー【マノス】で超絶おいしいスパイシーカレー食べてきたぁーッ!

カスタードめし468

ボクちゃん、本日ったらサンチャの茶沢通りを下ってんのヨ。目的は創作カレーで人気の高いMANOSへの初訪問を果たすためだっぺぇ~。すると突然眼前に、

おやまあ、コングビル!。あらまあ、もうすぐ!。

この茶沢通り、歩いてっと普通の商店街以外の何物でもございませんわ、とアータクシ思うんですけれどー、実は実は『Time Out』の「世界で最もクールな30のストリート」(2024年)で第9位にランクインしちゃってますのよオホホ。

ストリートカルチャーの主な要素っちゃー何てったって飲食店!。クリエイティブなフーズ・アクションが文化的トレンドを形成してくんだジェ。

このコングビルのユーモアも、紛れもニャー茶沢の顔のひとつだべ。

開店11時半、その5分前に店頭おとぼけ立ちッ。

その1分直後にマッダーム2名が背後をピタリとマーク。

そうか。いいジェ。1人よか3人。三位一体理論にかなうもの無しってか。

ところがだナー、この不動の計画を一瞬にしてこなみじんにするアフェアが勃発ッ!。

開店ジャストにドアが開き女子スタッフが「開店は遅れて5分後になるヨーン!」。

そう言い放った直後、非情にもドアはバフッっと閉ざされ果て残された3人は泣きながら

「♪ザ・ロング&ワインディング・ロード」をすすり泣き合掌する羽目に。

▲MANOS 3種盛りカレー

1800yen+温玉150yen

出たああああああーッ!、遂に来たぁぁぁーッ!。これが噂のマノス創作カレーなーのネ。

店名MANOSの由来ったらスペイン語の「たくさんの手」からきてるんだって?。

あともうひとつは『笑ゥせぇるすまん』(藤子不二雄マンガ作品)中の「BAR魔の巣」の意味合いも含まれてるんだってー。

ちなみにこの円形マーク、デザインは当店オーナーとその友人作。

確かに店内ったら昼なのに怪しげーな夜のとばりOKだべ。

オーナーはインドでカレー料理修行ののち、さらに色々やったのち、大阪の人気カレー店「旧ヤム邸」で修行ののち、東京へ転居ののち、2019年に当店をオオプンののち、本日ボクちゃんが食べに来る運びとなったのだー。

▲3種といわれても何が何やらな混然一体が何ともかんともな一品

★定番 MANOSチキンカレー

★月替わり スパイスチャプチェと豚チゲキーマ

★週替わり 微笑みのセイロン野菜カレー

上記3種類をヒトサラに盛り付けたのが3種盛り!。もちゃろん、ボクちゃんが行った日のメニウにすぎなヒ。別の月、別の週に「ノックノックノック」すればだネー、また新たなる一期一会(いちごいちえ)に襲いかかられるんだから~ん。

やあね。

しかし…。これほどまでにナンチャラカンチャラ色々なの、類を見ないジェー。

白きドームのジャスミンライス城が見下ろすスパイス城下町の風情ったらどーよ。

にしても、カレー皿との配色も完璧ぢゃなヒのーオホホ。やあね。

ヒトサラ上には、上記3種のカレーの他にデフォルトで紫キャベツの甘酢漬け(これはマリネ的なアチャール)、枝豆、少量の黄色いダルカレー(豆のカレー)が盛り付けられているゼ~。

そしてさらにパリフニな豆の粉揚げセンベイもドームにしなだれかかってるんだなこれが。

マ、このよーな大盤振る舞いったら目の保養的にもドGOODぢゃな~い💛?。

トッピングの温玉は別皿にてのご提供~、この心づかいがうれぴい♪。

好きなタイミングで投入アジヘン出来ッからネ~だ。

と言った矢先、すでにスプーンを持つよか早く温玉投入ッ。すでに混ぜ混ぜモードに突入ッ。ええ~ッ???、なじぇだー!!。自分でも分からなヒッ!。

彩りの創作カレーの海原をゆく一隻のオンタマ号波高し、といった風情か。

温玉を割るとき、人々は必ず固唾(かたず)をのむッ。半熟度判定の聖なる瞬間カモーン!。

あり?。

トロ度ビミョ~。

う~ん……。

これだと辛さを抑えてマイルドひとくちを作り出すにはチィーばっかし役不足キャ~。

気を取り直して他のパーツを見学して回ろーぢゃなヒのー。

この扇形の揚げセンベイったらインドカレーのお店では常にお馴染みなやつ~。合間合間にかじると豆の粉のサクサク軽妙さに脳が半分ニヤける。

この白センベイみたいなやつ、チャナダル(豆)で作るスナックでーその名も「パパド」。

当店のは思いのほかオイリーだけどカレーにはドンピ合ってるんで、もう数枚は食べられる~。ポテチとカン違いして指先でつまみ上げるシロモノだんべ~。

見れば見るほど創作カレーの神髄を見る思いラ~。見てるだけでおいぴい。

見惚れるたびにスパイシーな香りが立ち上ってくるのが分かるってもんだネーン。

実にインスタ映え。視覚効果上等。センスバツグンなアーティカルカレー。

カレー海原に白髪ネギが白一点でポイント効きまくり~。

色彩の花園が各々の素材のテクスチャー(質感や手触り感、風合い)と相まってだヨ、脳みそに直結の眼球にアクビを許さない複雑さを生み出してんじゃんけー。

一瞬コーンかと思いきや、コレったらイエロームング豆ジャ~ン?。ムング豆(緑豆)の皮をむいて一粒一粒を半分に割った黄色い豆だヨーン。

インド料理でよく使われるんだべー。カレーはもとより、スープやスィーツなど様々な料理に活用されておる。食べてみたら食感が心地イー、クセがなくってナニゲにいくらでも入っちゃうヨーン。

ちなみに緑豆ったら日本じゃモヤシの原料として使ってんだぜー。

ジャスミンライスは当店のカレーと相性がいいよーに水分少な目で炊いているよーだネーン。「玄米に変えて欲チいの」って云ったら「今はダメだコブタよ」って言われたー。

ドーム上のチマチマ連、まるで太子堂小町のカンザシさながら!。

キュウリと大根の甘酢漬けがハッとするパンチ力を発揮、そしてミントの葉がカレーに融合する時、強烈なさわやかさをオクチの中に吹きすさんでくれるノーン。

オオオ!、シラタキ???!。

と思いきや、実は春雨!。やや太めでモチモチ食感!。これはスパイスチャプチェと豚チゲキーマカレーの具材のひとつ。カレーなのにチャプチェと融合するだなんてーさっすが創作カレー、なんでもアリなのよオホホ。

チャプチェってのは春雨と細切り野菜だの肉だのを甘辛いタレで炒めた韓国定番料理なの。ソなの。ソなんだわ。それが豚チゲとカレーの具材に…。オミゴト!。

ボクちゃん的には端的に「ポピョーン」と言わざるを得なヒッ。

チキンはマジとってもホロホロで楽々崩れちゃう~。

チキンカレーのダシの素、しっかり効いてて旨味も最高だべ!。その横にゃホルモンらしきものもチラ見え~。マジ色んなものが投入されてんだニャ!。

こちらは黄色いセイロンカレーにまみれ果てたタケノコ!。カレー投入の前、すでに別の鍋で煮込まれてたのか和風だしの効いた良いお味ッ。

それがカレーの味をまとうとだネー、またまた不思議なテイストでおもしろ不思議ッ!。

トコトン煮込まれた白菜と赤トウガラシ、カルダモンの姿も。

カルダモンは「香りの王様」「スパイスの女王」と呼ばれるだけあってだヨ、スパイシー料理にコレが入ってないなんて絶対有り得ないってやつだー。スプーンごと口に運んだらパアッっとオクチの中がスパイス覚醒ッ!。

カルダモンの右上、チラッと見えてる黄色っぽいやつ、それって何と豆腐!。

大根とイエロームング豆。

違う噛み心地同士が噛むたびにファンキーなリズムを作り出す~。

これは……何だべ。

めっちゃ薄くってペナペナしてるジェ。火が通りまくったキャベツと思われる野菜ラ~。モグモグしてもカレーの味でよく分からないジョ。マ、おいぴいからイーか。

鶏肉の下方の長方形は大根!。その右横にはメチャ分かりづらいけどアサリが。

大根は「大変上手に出来ましたハナマル!」時のオデンさながら!。出汁が効いててカレーテイストまみれで不思議な魅力ッ!。

これ美味しいニャッっとスプーンで探ったらもう1個出て来たぁ~💛。

こちゃらはタケノコと赤パプリカ。地味~に野菜カレーの要素が強いのですネ。

しっかし店内のお客さんは男女半々。女性ならずとも入店してしまふ魅惑のカレーだべ。場所柄か、どちらかというと近所の人々な感じ~。

ウ。

これは絶対にモグモグしてはニャらんッ!。以前それをやってのたうち回った憐れなる記憶が脳裏をよぎるヨーン!。

赤トウガラシの激辛さは何杯水など飲んでも到底火消しにはニャらんのだー!。

マ、何はともあれ初訪問はテイスト的にゃー満足な結果に終わった~。開店11時半のくせしてOPENは11時35分。食事に約40分。ドリンクの注文はナッシン’。だってこのあとスターバックスリザーブに行くんだもーん。

そして割と近距離めな後日、再びゴリランを流し目しつつシレッとマノスへ。

お仕事のついでだったの。ラッキィ。

今回も3種あいがけ!。

色鮮やかなブルーが色とりどりの創作カレーを盛り上げまくってるネーン!。同じ週の訪問だから3種カレーの内容は前回と全く同じでふ。

でもエスニカン強調の祈りを込めてパクチーだけトッピングしちまったーい!。

よくよく見ると、紫タマネギが前回よりやや大きめにカットされてまふ。イエロームング豆の量は前回よかやや少なめ。

人が作ってんだから当然こーなるわけだニャ~。

前回解説済みだからココでは目の保養のみラ~。各具材の散りばめ方がオミゴト。少量をバランスよく。レイアウトにも時間かけてるニャッ。

右上端の緑鮮やかなのは枝豆。それがココナッツで炒められとるのよ。おいぴいわ~ん。スパイスと塩気がいい塩梅ッ。

パクチーは新鮮、トッピン’正解ッ。これを使うとどんな日本料理も必ずある程度はエスニック調になっちゃうよネーだ。

例えばオニギリをパクチーで結べばたちまち「タイおにぎり」或いは「スリランカむすび」。ルッコラとかバジルで結んだら即「イタリアンむすび」!。う~ん、アルアル。

ナニゲにカレーと白髪ネギ。お互いが引き立てあうのはあくまで色彩的に。

テイスト的にはチョイと無理あり。しなやかでまろやかな食感のルー食感に白髪ネギったら異物感アリーなんだから~ん。

やあね。

東急田園都市線、世田谷線、三軒茶屋駅からとぼとぼと茶沢通りを下って8分、軽妙なマーチ行進なら6分てとこ?。

前回の2日後、またまたこのドアの前。開店13分前で先客3名。今や遅しと、さっき早く来ちゃった者らが遅かれ早かれ開くであろードアをにらみ続けるのだー。

▲MANOS 2種がけ

1650yen

★MANOSチキンカレー

+微笑みのセイロン野菜カレー

チキンカレーは辛さ3,セイロンは辛味ほとんど無し。チキンカレーは当店看板カレーだから唯一の固定メニュー。

水分が多くってサーラサラ、ルーに大根を多く加えてるからかもだー。

な~る。

大根にはジアスターゼ(消化酵素)がたっぷりこん。消化を助ける酵素でカレー完食後の胃もたれ無し!。食物繊維も豊富、腸内環境が整っちゃう~。

おまけにイソチオシアネートなる成分にゃ食欲をかきたてる作用があるってんだからネー、こりゃ家庭カレーにも大根入れなきゃ損ってもんだべ。今度絶対やってみよホ~。特に煮込んだら胃腸にはメッチャ良いってんだから~。

何か分かんないホルモンと小さく刻まれたタクアン。タクアンは小粒で甘くてカッキー。

この茶色いルーがチキンカレー、鶏肉も見えとるぞい。

チキンで出汁をとるカレー、何てったって健康的。大阪じゃ「ダシがしみてる」ってのを「ダシがしゅんでる」って云うんだって?。

この鶏肉は大根のルーがとってもマジしゅんでるの。ソなの。ソざます。ぶり大根に負けないトリ大根てとこだべ。

何とも言えないルーの佇まい。見てるだけで整腸ッ。

アップで迫ると細やかなスパイスがそこここ。

黄色いルーはダルカレー(ヒンディー語で豆カレー)。甘口というより辛みのないスープ。

ひとくちふたくち食べて味わったあと他のカレーと混ぜ合わせて食べてみたらだネー、なかなか美味しかったヨーン。

仕事の関係で舞い降りたサンチャ。MANOSは都合3回訪問。うち1回は開店時間が5分遅れ、さらに1回はあろうことか15分遅れると突如開店11時半に告げられ~。

開店時間前に並ぶのはお客の勝手、列で待つのもお客の勝手。開店時間を何度も遅らせるのは店側のルール違反。そんな店ここが初めてだべ。プロ意識に欠ける。

理由の説明もなし。中で座って待ってチョ、もなし。これから暑くなる季節なので再訪絶対なしッ。

おいしいカレー屋さんは他にいくらでもあるからネ~ン。