カスタハドめし272
アーアーアー、昨夜は花粉症激カユ再発で断続的に数時間転げまわったヨヨーン!!!。
イモ虫ゴーロゴロ!は、なんちう久しぶりなことか!。
開院と同時にソッコー眼医者!、ソッコーで処方箋薬局!。
オーオーオー、とたんにバラ色、舞い踊る天花粉気分で気もそぞろ!。
旧東海道の品川宿(しながわしゅく、しながわじゅく)、その道を外れ坂道を下ること徒歩72秒。
イタリアンな酒場【居残り連】へとやって来たボクちゃんたらステキ。
見上げりゃニッパチの青空背負う緑青色が印象的な居残り連の建物タッラ~ン!。
建てられてから早80年以上の歳月…。
レトロだねへ~、まさに古色蒼然(こしょくそうぜん)という言葉がぴったりだがやー。
写真左手、かつてはハッキリくっきり描かれていた「連」の一文字。今では絵具がすっかりはげ落ちて、判読モハヤ78~79%不可能!。
1階ウィンドウに、居残り連の象徴であるカエルのミニオブジェ(高さ推定4cm)。
何故か左端の者はクマのよーだジェ。なんか…バスキャップかぶってるよーにも見えんキャ?。なんでコイチュが混じる?。アア?。
ともかく、このおどけた3匹は店の右端入口とは逆方向を指さしとるネー。
“入店しないでカエル”のJOKEかも。
マ、いっか。彼らの目の前に横たわるは八ッ山通りだっぴょ。
旧都街道のスタート地点は、言わずもがなの日本橋。第1宿がこの品川。
お次は超すに越せない多摩川超えた川崎宿だべ。
写真下、現在の【居残り連】になる前の店名が僅かに白く残ってンね~。
なんか…わざと塗り残しを作ったかのよーな…。
断腸の思いか、名残を留めたかったのキャイ~ン?。
かつては老舗のうなぎ屋【荒井家】だったんだって?。
なんでもこのうなぎ屋、古今亭志ん生、志ん朝らの落語オハコ “居残り佐平次”の話の中に出てくるんだってネー。
その “居残り” ってとこを引き継いだったわけなのかー。
そいつァ~有名な店名由来だけんど、この店になんでカエルの置物が多いのか、それについてはサイトで誰も語って居ないのだー。
当の居残り連のHPでさえもそーだってとこが粋だねー。云わぬが花よ。
上の写真のキャエル君も1階ウィンドウに展示されとりまフ。
この者も八ッ山通りを24時間眺めていリュ~。雨の日はさぞかし楽しいだろーネー♪。
八ッ山通りに面した店名プレートはハッキシ読めてアー幸せ!。
この左手側面にこそ店の入り口があるということを、店に入る者以外、誰も探さない限り分かりはしないという謎が謎を呼ぶ。
よって、このアータクシもわざわざ五感を研ぎ澄まして入口を見つけたってわけなんザァますのオホホ。
この方々も1階の細く横長のウィンドウに飾られてるやつラ~。
左から、絶対聞きたくないゲロゲロッな奴~、絶対にゲロゲロッて鳴きたくない奴~、絶対に見てゲロゲロッてなりたくない、のラインナップだぁ~!。
背後に狭い1階のカウンターがかろうじて見えてるナー。
そーそー、此処ざぁますわ、ホホホ、オホホホ、ハンコみたいな「連」の型どりが真っ白目印メジメジ。ドアには「WELLCOME」。
初入店にわくわくだべヨ。
見ての通り、何だか知人のうちにお呼ばれしてやって来たかのよーな情景。
ウゲッ。
何気に足元見たら、ここにもカエル!。しかも、さっきの奴らとは格がチゲーよ。の、絶対親玉ラー!的な重厚なお姿!。
銭っこの山を組み敷いて、身体にも銭っこザクザク巻き付けてー。
筑波のガマ親分にも見えるけどー、よく見りゃ前足には鋭い爪が…。
なんちゅうーか、千客万来の招き猫とコワオモテ鬼瓦の魔除け、その両者の役目を担っているよホホな感じだよネ~。
赤いクランベリーな目がいよいよもって神秘的~。
触った感じでは相当な重量がありそー。高さ30cm、横40cmくらい?。
ドア開けたらすぐ、「タバコ吸うのキャ?!」と店主らしきポロシャツの粋なお兄様に問いかけられ
「吸んませんッ」と答えると、
「ほしたら二階へ行けぇぇぇ~。二階奥の窓際の席に座れぇぇぇ~」
というので、階段を伊賀忍者シノビの足で上がってゆくボクちゃんたら
おやまあステキ。あらまあキザ💛。
階段を上るという途方もない試練に耐え、ふらふらとなりながらも崩れ落つ直前、みごと座りこむことに成功した木製玉座!。
ここに座る者は1番、といわんばかりの「1」という文字をかたどった板貼り剥げ痕(あと)!。
何を言うかキサマ。1なんかに見えるか。
真冬、しかも厳寒2月にこの陽だまりはありがたヒ!。
まるで奇跡のよーなド・マッジックではニャーだろーか!。
それにもまして、この店の各テーブルにはアッツアツのほうじ茶がタップリコンと入った銀ポットがデデンと配備されているのだジェー!。
ありがたや節がそこかしこに咲き乱れる極めてマレ(アンリ・マレー、もしくはマレー熊)な桃源郷!。
風情ある木造店内で飲むほうじ茶は、ひときわ古き良き時代の味覚!。
ポットごと各テーブルに置いてある気配りに店主の優しさがみてとれるヨーン!。
ワータクシが思うに、「居残る」のはベロベロに酔っぱらった客。
「もう帰りなさい!」と云わない、云えない店主は、客にカエルをアチコチで見せて
「もうカエル」と思わせたい、云わせたいのだろーキャ?!。
これも1階横長覗き窓に飾られているオブジェ。高さは4cmくらい。
背景に調理場カウンターに積まれた皿が見えるネーン。
あーあー、本日のランチセット待ってる間に二杯目のほうじ茶。
ゆったりと立ち上る湯気が、細長く立ちあがって伸びとアクビをするネコのよーでないかあ!。
投影されたスダレの影が何ともエモい。
んっ?、前菜のサラダだって?。
そんなのが有るのキャ!。知らなんだ知らなんだ!。
さっそく暇つぶしにモーグモグしよーでないの。ランチタイム花盛りの二階は満席。
ほとんどはメインを食べ終わってるタイミング。
ま、とにかく一人で4人掛けに座ることを許されたタイミングと時間帯と幸運に感謝しかニャー。
んっ?。……………こここ、これは石焼イモじゃニャーか???。
なんともマア珍らッ!。レタス、水菜、茹でたサツマイモ(冷静になると)のマッシュしたもの。
よくあるポテサラって大抵ジャガイモでしょーに。
居残りのは、見た時やけに黄色いヤツでいぶかしかったが、まさかネー。
紫色はサツマイモの皮。しかもマッシュしたイモの上には驚愕のトビッコ(写真では見えないが)!。
なんちうサラダ!。しかもだナー、白くて酸味おさえた甘めのマヨネーズがうねりながら絞り出されているでニャー!。これがまたサツマイモにドンピシャ合う!。
▲明太クリーム
1100yen
来た。出ケたか!。どれどれ、この店ってイタリアンなんだよねぇぇ……。
うぅぅぅむ…。超和風建築店で和風のスパゲッチィ。
陽だまり、料理の湯気、窓辺のスダレ、瓦屋根。
古びているのにギシギシ云わないテーブルとイス。
しかもクリーニングはバッチリ行き届いておる!。
そんな光景の中で食べるスパゲッチ、美味しくないわキャなヒッ!。
アヒッ!。
水分を極力抑えたパスタといって良ヒ。そうなりゃ明太子はぜった生臭みのないやつラ~。で、実際そーだった。
麺に絡めたクリームは淡泊でトロみ無し。
つまり、こっれはドライパスタになろうとする野望を持った麺類の集合体か。
砂漠の民のヌウドルか!。
立ち上る湯気。
アツアツのパスタを提供してくれリュお店って案外少ないもんだよネー。
ここのは御覧のとおり湯気、もぁぁぁぁぁぁ…。
しゅばっ、と軽快に口に運び、噛み噛み、ふむふむ………なある、もぐもぐ…。
コッテコテのジャポネな情景の中、「ここはイタリア」と呪文のよーに繰り返すパスタ。
何という強引さ。良いではニャーの。そーだそーだ、巻いて食べればみな同じ。
そなの。そざますの。無国籍な情景に投げキッスを。
明太子に海苔。
確かに、手打ちそばに明太子ってさすがに、ムリ。節操のない日本人でもそれはムリ。
だったらここは一番、パスタの出番で正解じゃニャーかー。
ジャポネは引っ込んでろい、で全問正解だー。
ほっぺたを殿様ガエルのよーに膨らませてパスタをほおばりながら見上げれば、傑作な針金で出来た湯気たちのぼるコーヒーカップ時計が!。
カチコチ動く秒針がスップーンとはサスガに生粋のイタリアンSHOP!!!。
ブラックなハンガーとのコラボレヘシオンもさりげなヒ!。
▲ランチのなすツナトマト (スープ、サラダ付き)
1100yen
別の日。同じ快晴日、同じ時間帯を狙って入店。
前回同様、同じシチュエーションでの撮影に成功!。
この店で光と影なきテーブルでのディッシュ撮影はもう考えられニャあ!。
してやったりのこのショット!。たちのぼる湯気はまさにアラビアンナイト!。
何じゃそりゃー。
色よく素揚げされたナス。それにツナを加え、ニンニクの効いたトマトソースで上手にまとめあげまスたネッ。
肉類はまるで入ってないのに、かなりドッシリなボリウミな感じアリ。
油にテカ光るナスは、口に含むと瑞々しさにドなキモを抜かれる。
ジュワァンと脂、水分が口いっぱいに溢れ出したからサー大変!。
ツナにオリーブオイル、ニンニク効いた酸味豊かな濃厚トマトソースのコクが病みつきたいの。
それが丁度イーあんばいの硬さに茹で上がった細めのパスタに絡まり、
あらまあイヤだ。おやまあシフク。
とはいえ、パスタ全体の評価は、やはりドライパスタ的。
写真みてくれ、の通り水気を感じないドライな性格。
汁だくが嫌いな人々よ、今こそ立て!みたく思われますナ。
「スープパスタを憎んでいるの?」
涙にじませながらボクさんを見上げて問いかけるバク1歳児のけなげさ、小太りな感じ。
見ていて好き。
「ほうじ茶があるから何杯でも浴びるよーにガブ飲みするから安心出来るのでは?」
バクのパパにそう背中を押される形でクチビル噛んだ次第のボク。
帰るとき、ナニゲにガマ親分を見て驚いたべ!。
そそそそ、ソッポを向かれチまったあああああああああああああーッ!!!。
何でだよおおおおおおおおおおーッ!!!。
でも、もしかしたら後頭部のチビカエルを見せたかったのかも。
サンケーウ!。