カスタードめし162
ここんとこ、蒸し暑くて寝つきワルオ君。
昨夜もベッドでアカデミー賞授賞式のYouTube見とったらですよ、ですよ、
そういやステーキハウスのウルフギャングって、アカデミー賞授賞式のアフターパーティーで出すスモークサーモンのピザをウチラ庶民にも食べさせてくれるんだったっけー!
と思い出し、翌日には早速それを食べるべく、溢れ出るヨダレをそよ風にたなびかせつつムサコ(武蔵小杉)へとマッハ急行したのであった!。
ムサコのグランツリー前に来たべ。ここからウルフギャングまでは徒歩10分くらいかかる!。マ、砂漠の縦断に近いにゃハハーん。
現在、11時23分。予報ではすでに気温35度ヨーン。グランツリーの冷房の中を抜けていきませうね。
てくてく歩き、サードアベニューというビルに到着!。
外のエスカレータに乗って2階右奥のウルフギャングのテラス前まで。
ようやくたどり着きまフェたあああああーッ!。
今、入店前にチョイとググッたら、アカデミー授賞式に出るスモークサーモンのピザは2800円もするげな!。ピザ2枚分キャ!。やはり庶民のボクちゃんには見果てぬ夢だあ!。
自家製のクリスピーピザ生地にサワークリームソースを塗りぬり、スモークサーモンを敷き詰めた一品とか!食べたかったにゃハハハ…。
トホホでメニュー写真見てて、オ!これは?。
このペパロニってピザいいな。これにしよッ。はいはい、さっそく入店らあ~♪。
中に入ってすぐ、左手の風景。ビールスタンドみたいネ。夜はにぎわってそうニャ。
ここの前で、ウェイターのお兄様がボクちゃんと待ち合わせでもしていたかのよーな雰囲気でお出迎え。約1名だと告げると奥へと案内されまヒた。
かなり直線の通路を歩かされ、奥行きの長さに驚く。
左折し、さらに直進すると左手の壁面がオッシャレ~にボクちゃんを左ジャブ。ジャブジャブ。中央上のダンデイなお方、ひょっとしてアカデミー賞公式シェフのウルフギャング・パックさんでしょーか?。
ですわよねぇ。
この突き当りを更に左折すると、広々としたハイセンスなテーブル席が目の前に!。
このフロア、ボクちゃん一番乗りでシュね。店入り口すぐの客席には、お客様はざっと10人ほどおりまスたが。
この部屋のテーブル席奥の窓際でシュ。
全体を撮影しよーとしたらお客様3名ご入場!。おおお惜しヒッ!。全体写真撮りそこねッ。
この部屋の隣にもガラスを隔ててお部屋があるのですねネ。誰かおるでよ。
上の写真の窓際ラインナップの一番右側の席を奨められ着席ッ!。
とっても落ち着いちゃうもホ~ん♪。何か自宅の個室に居るみたいだべ!。
しかも4人掛けを独占!。全力投球で酔いしれる甘ったれコブタに祝福を。
お兄様に見せられたメニューに食べたいピザはなし。なわけで、夜用のメニューを持ってきてもらヒ、ペパロニを探すもメニューになし!。
しょーがなしに、サラミの具材が入ってるニューヨークって名前のピザを注文。
そホしてこれが手元に届きまフェた!。アラアラ、ステキなお方じゃなヒの!。
なんか…写真で見たペパロニってピザに面影が似ているわ…。
他人の空似?。世界には自分の顔にソックリな人が3人は居るって聞いたことがあるけどねぇ…。
もしかして改名したのキャ。
▲ニューヨーク ¥1650(税込)
〈ペパロニ、オリーブ、オレガノ、ハーブ、バジル〉
なんて可愛らしいピザじゃニャひか!。ピザのミミがナポリピザじゃなくって、
いかにもアメリカンな感じ。サラミの赤色も見慣れたものより燃えるように紅い!。
ニューヨークという街のイメージを背中にしょわされたピザ。
任務重大!。世界トップクラスの大都市に恥じない内容かニェ?。
色味のコンビネヘシオンはバッチリ。
赤に黄色に緑。その組み合わせはクリスマス・コンビネヘシオン。
そこに意表を突いたオリーヴの黒をピリオドのように散りばめる…。
クリスマスに終止符?。NYはマンハッタンの見慣れたストオリイだとでも?。
………やあね。涙が出てきちゃった。
ひとくち頬張ると……。美味しい……。
ヒッジョーに美味!!!。
サラミの味を感じない。チーズの味を感じない。オリーブの味を感じない。
そんな個別の味より、ただひとつ、このピザの総合的な味だけを感じる!。
つまり、個別の民族のどれも突出せず、
ただ、人間という名の混然一体化したルツボが在るだけ……。
ニウヨホクだわ……。
そうよ。これって……マンハッタンじゃハないの!!!!。
さすが、アメリカ料理のイメージを塗り替えたと云われるパックさんのタマシヒを継承する店だハ!。
にしても、ここもやっぱしフォークとスプウン?。
ナイフでないのは危険だから?。ふふん、優しいギャングさんたら……。
いいわ。ヒッジョーに切りにくいけどスプウンでガンバって食べ続けるわ!。
アタシだってニューヨーカーになりたいもの!。
厚みのあるピザ生地!。ナポリピザとは違うアメでリカンな見栄え!。
このピザ生地は、やや固めでやや柔らかめ。もちもちせずにモタモタすんなよ!みたいな
キリリ系。そホだ。ボクちゃん、もうニュウヨオカア~だべ。
とにかく食べてて飽きが来ない。サラミだけの単調な味にならないのは、やっぱり調理人の腕。さすがウルフギャング!。
このエッジどーよ。ふっくらで固くて柔らかい。
人は誰でも守ってもらえる堤防が必要。食べながらソレを肝に銘じて冷や汗たらたら。
気分はまるでタランティーノ。
最初っから切れてる生地の部分アップ。アップップウ。
スプーンじゃこんな風に切るのはムリだよーん。出来たら完全犯罪ぢゃなヒのよ。
やあね。
ハアハア…。休み休み切らないと疲れが…。何しろスプウンは切る様に作られてなヒから…。
もしかして、手にもって食べるべきだったのキャ?!。
だとしたら食べてる姿がほかのお客らに笑われてるんじゃなヒか?。
左手の客らをチラ見し、サッと背を向けてピザをコソコソ食べる。
あッわれぇ~。
急にアイスコーヒーを注文!。そッ、そしたらコーヒー持ってきた女の子が、
「アレ?。ナイフありませんね~。ただいまお持ちします」
ガーン!。ガンガ、ガーン!。何だこの非情なる掟は。
この右端のピザのフチを見よ。スプーンで泣きながら切ったギザギザなフチ。
これを切ってる時、ボクちゃん一体ナニジンだったのきゃあーッ!。
来ました。あと3ピース残すのみとなった時、突然彗星のごとく現れたナイフ!。
切れ味バツグン。スウウウ~ッと切れちゃうじゃないのよ。やーねー。
ウルフギャングでナイフがギラ光りだぶ。
ナイフのおかげですぐ食べ終わりアイスコーシーを。
ストローがないのは忘れたから?。それともニューヨーカーはストロー無しで?。
なッ、悩むッ。
とにかくグラスに口付けて飲むことに。
確かその方が香りを味わえるはず。
目の前に広がる景色、展望は解放感あってイイよねぇ~。
冷たくってコクがあって大変おいしゅうござヒます。
あとで伝票見て分かったんだけど、このアイスコは200円にしてくれてまチたよ。
つまり、ピザとランチセットの価格にしてくれたんでフね~。
やさしい~。
帰り。一番奥が正面入り口でフ。はるか遠くだぎゃ。
席を立ってから、ここまで来るのも長いべよ。
レジ右手のボトル販売コーナーでフ。
支払いは自動支払機だって気づかなくて戸惑ってしまいまフた。
相変わらず笑われ上手。まあね。
そんなボケナスな自分を自虐笑いしたくてサー、夕飯の一品に焼きナスを。
冷たく冷やして土佐ぽんずで。むちゃ旨かったでよー。