カスタードめし436
▲夜の向こう
寒いぃぃ~ッ。
でもまだ序の口。もーすぐ冬将軍がやって来るネ。
その前に準備万端、心は熱くティータイムッ。
またしても再びの再度、リベンジでもなくアゲイン、本日の当日、
今日は大田区池上駅から軽快なスキップで約1分、駅前なのに超隠れ家、
という複雑怪奇な女子カフェ達が「秘密の花園」とささやき合う
【ハナコーヒー】へとやって来たアァタクシざんすのオホホ。
やあね。
「セルフサーヴィス」のプラカードが高らかに無言のファンファーレ!。
この立ち位置でオーナー兼シェフのミワコさんにオーダーをするのでフね。
オーダーしたらサー、自分の席に戻る前にもうひと工夫!。つまり駄菓子も買えってこと。
店内に流れ続けるビートルズナンバーに耳を50mバタフライさせながらアンニュイに選ぼう。
う~ん……。今日こそはこの独房タコ部屋にしよっかナーと
不気味な考えが脳裏をかすめつつも結局は通常モードのヘタレ断念ッ。
さりとてココなら?。ココなら?ココイチ?。
う~んんん……。しっかし美しき花がまぶし過ぎますわッ。
いやぁん。コレと咲き競う勇気がおありになってー?、だべ。
んなわけでココ!。んなコーワでココ!。ココイチ!。
降り注ぐ真冬の日差しに耳かき1杯の温もりを嗅ぎ分ける隠し味…。
それヴイヨン?。
それでもいい。カウンターに座ってお一人様のルンバを心の中で踊れるなら…。
【ハナコーヒー】の記事は以前にも複数投稿してっからココでは詳細な解説など不要ニャんだよニャ。
このお店を単純明快に表現するならばだヨ、ニューヨークのブルックリンを思わせる異空間が満ち溢れる非日常的カフェ、ってことになると思い果てるんだよネ~。
オーダー待ちの間、スマホでなく置物など眺めてみるジェー。
女子会でもデートでも、話が弾むのを妨げる要素が見当たらないのがこのカフェ。
本日のミワコさんのイデタチはシルバービートルズ時代のジョンレノン的ファッションだネー。ちうことはオノヨーコ的ともいえるキャ。
「出来ました~」の声にはじかれてコメツキバッタのよーに席からバウンドッ!。
受け取り口へ。オオ!なんちうビウチフル!。
ボクちゃんのオーダープレートの背後には2番手入店したお方がオーダーしたプレート。
駅伝だとすぐ抜かれちゃうな~、の近距離だー。
▲お食事セットメニューから
サラダプレート21種オーガニック雑穀パントースト
1650yen
このプレートの詳細な解説は、既に投稿済みの記事(NO252)にくわしく書いたからここでは割愛ビョーン。
「じゃ同じメニウ記事をまた出すのはどぼじて?」
ハッ!として振り返るとソコにはベージュ色のチブル(フレンチブルドッグ2歳オス、はりまや橋トビオ)の姿がッ。
「いつも同じ美しい飾りつけで出てくるとこ見せたかったからだべ」
「ふぅん……。お兄さんウヴだねぇ~。そんなことばっか云ってると刈り上げにされちゃうんですけど」
そういってゆっくりと後頭部を見せるトビオ。確かに刈り上げられている…。
このパンのトーストされたカリッ具合、絶品!。
これをかじるためだけにワザワザここまでやって来る価値ったら大いにあり!。
まず小手調べにkiriのクリ~ムチ~ズを塗りっ。
クリチの冷蔵状態は完璧。塗るのに最良な状態ッ。
ワンオペで回しているのにこの緻密さ。これこそがママ友会、女子会、デートなどにうってつけと大向こうを頷かせるポイントなんだネーだ。
こういうサイドってよく見かける光景だべ?。だがしかし!、その味たるや
マジ本気、まことに真剣、真実宣言、めったやたらにセンスありーの超絶美味な味付け具合!。
100点満点ッ!!!。
各々の、具材に最適化の酢漬け加減!。しかもキャロットラペや紫キャベツ、イエローパプリカ酢漬けの味覚もそれぞれ微妙に変えてあんがアンガ。
新鮮さが立っているッ!。
こーゆー出来栄えは、自分が作る料理にプライドと威信をかけている人でないと作れニャアッって印象だジョ!。
こちらは素材の旨味のみで味わうパーツ群。赤長ラディッシュ、赤丸ラディッシュの輪切りにセロリとプチトマト、マスカットの銀杏切り。
その背後を紫タマネギやケール、チコリといった生野菜が固め、それらと絡めるよう促すべくボイルエッグのマヨネーズ和えが青春ど真ん中。
まさに完璧なオールスターだべ!。
色味よし!インスタ映えよし!フレッシュさよし!。
ときおりチョイ掛けのハチミツもよし!アジヘンよし!。
もちろんレモンのデトックスウォーターもトーゼンよし!。
二枚目のトーストにはコレ。ハナコーヒー特製の何だか分からんメチャうまドレッシング!。
甘くて程よい酸味、心地いい塩気。生野菜向けかもだけどトーストにひとたび塗ったら二度と足抜け出来ぬほどのオイピサ!。
もーたまらん!。
▲ランチセットのブレンドと単品でオーダーしたキャロットケーキ
トーストとサラダの満たされ果てた余韻を胸に置いといて、その舌の根が渇く間もなく次なるオーダーへとなだれ込んじゃうオレ。
たぶんウィンブルドンに出たらナダレって名前なんだと思う。その時のボクはね。
ミワコさんが選び抜いたという豆で挽かれた絶品コーヒー!。
浅煎りのアラビカ豆を使用だぶ。バブバブ。酸味と苦みを抑えながら香りを重視したすっきりアトアジのコーヒー。
氷を溶かしながら飲むのがハナコーヒー流なんだって!。
マ、とにかくこの1杯を飲むためだけにワザワザここまで来る価値ありってシロモノだヨ~ン!。
2杯目からは200円ッ。
▲キャロットケーキ
600yen
ハナコーヒーの目玉商品っていえば絶対的に手作りケーキの数々!。
カフェ手作りケーキキラーな女子なら絶対に此処は外しちゃダメダ~メよん。
人生半分損するデェ~。
ア~タクシったら色んなとこでキャロットケーキ頂きますのよオホホ。好物ですのホホ。
そん中でいっちゃん美味しーと絶叫出来ちゃうのがココのコレ!。
コレのココが完璧!ってイチイチ言わないわ。だって全要素が完璧なんですものぉーッ!!!。
ナイフを入れる。
香り立つキャロットケーキ特有の香りが解き放たれる。
ここのケーキは香り高いのラ~。
チョコチップをまとうレーズンがボロボロとなだれ落つッ。
さらにもう一度フォークを入れる。
濃密なキャロットケーキの旨味を吸収したレーズンがゴロゴロと転がり落ちてくる。
それを目撃しながら実況中継するコチラの身にもなってくれ~だホントにもう!。
あまりに濃厚な冠のキャロットクリームが絶品!。
本体のスポンジに決して引けを取らないミゴトなクリーム!。
これを舌先ですくいあげ舌先で溶かすためだけにワザワザここまでやって来る価値は200%アリアリ!。
これ以上の解説も前出投稿の記事内容とかぶるから省略ッ。
▲レモンのチーズケーキ
600yen
これは後日来店時のケーキ。もちろんブレンドコーヒーのお供にネ。
しかしまぁ、何ともカワユラな坊やだこと!。
お店側が申し述べる通り、コレってベイクドでありながら~まるでレア極まりない食感ッ!。
サンキストレモンの強い酸味と香りがオクチの周りでさえずるよーだべ。
惜しみ惜しみ時間をかけてチビチビと食べること30分。とうとうチミが完全にボクちゃんと一体化する刻が来てしまったようだ。
レモンの皮をすりおろしてケーキ材料とMIXすることでナメラな舌触りとなったチミをネ。
グッジョブ。そしてグドラック。
このお店はワンオペのセルフサービス。いちいち面倒くさいか、取りに行くのが面白いと感じるかはお店の持つ雰囲気次第。
今年の3月で5周年を迎えるこのお店、イチゲンさんが
「また絶対来ますッ!」
って明るく笑顔でミワコさんにアイサツしてるとこよく見かけるヨーン。
よーするに、このお店は『プロがワンオペで回してるホームシックなお店』。
構われたくない人が落ち着いて一人の時間を楽しむ。それでいてアットホームな雰囲気を感じることが出来る。ここはそんなお店。
花のある人生。花のあるコーヒータイム。そしてなにより、
ボクらには鼻がある。
「何だとこのクソガキャー!、こっち来いッ!。ヤキ入れてやるッ」
懐からギラリと十手を抜くチンパンズィ岡っ引き金五郎!。あとは舞台の効果担当が誤って天井から落とした花吹雪のかたまりに一瞬で埋め尽くされる金五郎の姿ッ。
観客席からの驚きの喚声と笑い声はしばらく続くのであった。
完
▲ヴィクトリアケーキ
600yen
残り半分。これ全部買っちゃった。「営業妨害になるキャ?!」と聞いたらミワコさん、微笑しながら
「べっつにぃ~」だって。
あまりにも美味いッ!。知る人ぞ知る、イチゴのショートケーキよか遥かに王道なケーキ、それがこのヴィクトリアケーキだジョォン。
甘酸っぱい大人のジャムがたまらんッ!。
これだけを食べるためにワザワザここまでやって来る価値が大ありクイな一品だあーッ!!!。