カスタードめし200
迫りくるハロウィンナイト。ブギーマンの恐怖に身も心もプルプルしながら
本門寺の御会式見物。
翌日の秋晴れに恐怖心はスッカリンと失せ、再び元気よく高速スキップ再開。
ムサコのサードアベニューのRベイカーを目指す。
だって、ダメダメ、ヤダヤダ、絶対目指しちゃうんだモン!、だってこと!。
来た。またも。遂に!。
カボチャの馬車で、とは言えないが、それなりの私らしさで、何はともあれ、来た。
“ 国産の米粉を素材に使用。
食料自給率の向上とお米農家に貢献する。
米粉パンのおいしさを届け、お客様と農家さんの喜びの循環に努めます”
これがRベイカーのコンセプトだヨ!。賛同する人が続々!。
出来る限りの貢献をしたいって、みんな毎日、腹がはちきれるほどの量を詰め込んでるヨ!
だなんてことないけどサー、とにかく此処は老若男女問わずいつも大人気。
朝は8時から夜9時まで、って助かる人は大助かり!。
秋たけなわ。好天。
通りの街路樹が柔らかい木漏れ日をRベイカーテラスのテーブルに落としている。
アーアー、幸せだぁー。幸せだニャー、
Rベイカーは「イートインのあるブーランジェリー」ではなく、カテゴリ的にはレストランなのヨね。
パン・レストランて小粋で生意気、とっても良いワ。イマドキかなり泣ける話ヨ。
こんなステキなシチュエーションなのに誰も座ってないネー。
そりゃそーだ。人の往来が絶えないから。落ち着かないモンねー。
ドラマのシーンのよーなわけにゃーいかないのヨ、実際。
都会は人がウジャリンコなんだからネッ。
興奮のルツボに叩き込まれ、軽いメマイを覚えながらパン選びに夢中となる。
売り場、所狭しと西から東へ駆けずり回る。
お会計すませ、手渡されたトレーを震えながら(武者震い)持ち、
倒れこむよーに2人掛けに着席ッ!。
“そんなに沢山をひとりで?”
なぁ~んてチラ見する人は誰ァれも居ない。
そーそー。ここはとっても落ち着いて、くつろげる空間。
皆さん、まったりとリラクゼしてるワワワ。
ピザパン2枚によそよそしく背を向け、何やらヒソヒソ話をするアンバター。
話しかけないでくれオーラを出すラクランベらの気も知らぬ気。
マー、いいじゃないのヨ。アッチはアッチ、コッチはコッチ。
ドッチ、ソッチ、アッチ、コッチ、食べ歩きは止まンないだべサー。
着席から遅れること約88秒、オリジナルコーヒー(HOT、300yen)がインジゴ色のマグカップで参入!。
無数のタイニーバブルスがサザンオールスターズCDをホーフツとさせっけどネ。
手前の皿4人衆のうち3個を此処で食べるつもりなのヨ。
やあね。若い証拠ぢゃないのホー。
今んとこ残そーと思ってんのはクランベリーチーズ。真ん中のデブちんチューリップみたいなの。
バターは溶けとけになるだろーし、ケチャップはベショベショになるだろーから。
レモンのひからびかけ、みたくニャーだよ。
普段、やたらと窯焼きピザを食べ歩いてるワタクシとしましては、
ピザでなくピザパンちゅーもんは、ベリ~興味アリアリなんですのヨ、ホホホ。
▲マルゲリータピザ 320yen
〈やみつきソースのマルゲリータ。
朝から食べられる野菜感のあるごろごろトマトソース。
米粉配合のもっちり食感のピザ〉
との謳い文句だヨーッ!。確かにヒトメボレして即刻トレーに乗せたくなるナー。
ちなみにチーズは、お約束のモッツァレラだべ!。
手前がマルゲリータピザ。あくまでマルゲリータ・ピザパン、と命名せず、挑戦的にマルゲリータピザと。
これはピザなんだと。言い切るとこがステキ。
視覚的には「ステキなオカズパン」てとこかしら。
Rベイカーさんいわく、
「どのパンか迷ったら、とにかくマルゲリータピザから試しなはれ」
というほどの自信作みたいなんだけど、ワタクシ的にはそーでもない。
ホントに「試してみなはれ」なのは他にギョーサン有りまっせ~、だと思う。
見りゃ分かるけど、一応右がジェノベーゼ。
イタリアのバジルを使ったソース、それがジェノベーゼ。ジェノは風味が命。
ここのは、ほんのりとバジルが香るイー感じ。口を付ける前からアー美味しい、はイケる。
パプリカ、ズッキーニがゴロゴロ。野菜ピザパンの王道だネ。
サンドイッチとは別ジャンルの具材だもんナ~。
▲野菜のジェノベーゼ
320yen (税込)
自宅にお持ち帰りで夕飯に。生地はしっとり、モチモチ。
パプリカの歯触りがジュキジュキ、ズッキーニがポリポリ、心地イー。
冷えたままでパフンと口に入れれば、たちまち口の中はイタリアのリグーリア地方!。
だって、ソコがジェノベーゼソース発祥の地。
このマルゲリータは、イタリア国旗の3カラーである赤白緑がイマイチ表現出来てニャア。
緑色担当のルッコラをバジルにしたのはいいとして、トマトの赤がチョイ弱い。
マルゲリータと名付けるより、ただのピザパンで良かったのかも。
味は、いわゆるフツーにおいしー、の表現がピッタリ。
▲期間限定ホットドッグ
390yen
Rベイカーで大人気のジャーマンソーセージを使用!。
皮はパリッとしていて中身はジューシー。
通常のホットドッグよりサイズが大きくてリッチ感お手盛り💛。
フリルレタスのグリーンが目に染みる。
蛇行するケチャップとマスタードに映えること!。
パン生地はモッチリなのに歯切れが良くて心地イーねぇ~。
通常のホットドッグは野菜なし、マスタードなし、バジルパウダーがかかっているのみ。
それでも相当オイシーけど、コレはソレの上をいく兄貴分といって良いのかもネー。
▲イタリアンレモンクリームパン 280yen (税込)
パンの上の薄切りレモンがさわやかな香りをほのかに。
レモンクリームは甘さが程良い。
生地にはアールグレイのお茶っぱが練りこまれてるワ~ン。
ペタリンで蜜に光るパンの表面はサックリ感アリ、バカウマ~!💛。
明石家さんまを連想させるあんバターのバター存在感がハンパない。
お隣のクランベが顔をそむけているのも分かる!。
にしても、これらのパン、白地に黒ラインの皿にめっちゃ映え!。
▲クランベリークリームチーズ 290yen (税込)
真ん中バックリ、岩石爆発!。
でも、見た目よりパンは柔らかめでモッチリなのに、ハード系に分類されるかもな複雑な存在。
パン生地には紅色鮮やかなクランベリーが入ってる。
このクランベ、ドライものだけどベッタリしてない。サクサクに近い新鮮な食感で思わず
「いや~ん!」
真ん中で割ってみた!。
爆発火口の中にはクリームチーズがたっぷり、その量の多さには嬉しー悲鳴!。
このパン、最初トングでリフティングした時、ズッシリと重量感があるニャって思ったけど、それはこのチーズの重さだったのヨ。
クリムチーズはクセがなくって濃厚ネットリ!。クランベリーとは最高の相性!。
▲あんバター 250yen
今どき、どのパン屋さんに行ってもコレはある。そのくらいメジャーなアンコとバターの最強タッグ。
菓子パンだとアンコにマーガリンてのが多くはなるけどネー。
ここのあんバターはこぶりのパンが甘さ控えめ、塩控えめなアンコと程よい固さのバターをくわえ続けている。
小さいから食べやすい。パンはアンコとバターより気持ち固め。
アンコに塩味を足せばもう少しパンチが効いたものになるかも。
でも、そこはそれ、王道アンバタってやっぱしオイシー。
結局、お持ち帰りはピザパン2つだけ。あとは美味しいコーヒーのみながらバクバク食べちゃったああああ………なんちゅう無謀なハハハハハァァァァ……。
天高く自分肥える秋!!!。
腹パンパン!!!。さッ、さいならッ!。
くッ、苦しいよぉぉぉぉぉ………。