カシタードめし313
ここんとこ、日々吹く風たまんなく爽やか~。
セミの子はまだ土の下、オンモに出られず歯ぎしりギリギリでナイトガード着用な近頃、みな様お元気にご活躍のことと存じまシュ~。
今回の記事はシティーベーカリーのケーキ特集!。
特集だぁ~?、大きく出やがって。しょせん小話かホラ話がせいぜいだろうよ、プンだ、きしょーめ。
まずは中目黒東急東横線高架下のシティーベーカリーだヨン。
ここも外人さん多い。でも品川ほどじゃないネー。あっちは観光客のルツボだから外人さん大集結は当たり前~。
ココって駅近の極地で席数わずかとはいえー、12時半を過ぎれば何とか1名様もぐりこみは可能なんだヨーン。だって回転割と早い方だからー。
なわけで、席から立ちあがると真左にこの光景な2人掛けに陣取れまスたー。
▲ストロベリーフロマージュシュークリーム
580yen
おおおおお~!。ショーケースの中のケーキが逆光で真っ暗って、そんなのアリ?!。
ううう~ん、かえって神秘的。その正体ってきっと何かしらのウチウジン。
軍団で着陸したUFOみたいラ~。
しばしの沈黙後、突如注文せずにおれるキャーッ!で即オーダー。したまでは良かった…。
出されたシロモノをみて背筋が凍った。なななな、何ラ、こここれはァァァァ~ッ!。
ユーフォッ♬。
ささ、さっき見たヤツとは似ても似つかぬノッペラボーの入道ヤンケイ!。
ししし、しかも…頭から血を…血を流してヒるッ……。
こ、怖ぇぇ………。たっまらなく怖ぇぇぇぇ~……(半ベソをかきエッ、エッ、とオエツ)。
“ひょっとして被せ物は取り外せるのではなーキャ?!”。
突然、そんなとびきりバカげた、たまらなくアンニュイなアイデアが真左と真右の脳に浮かぶ。
恐れる間もなく、反射的に動いた右指、アッという間にシュー皮の帽子を取り外していたのである!。
次号に続く…。
すると「ふざけんな、このガキャァーッ!!!」という12m樹上のチンパンズィらの罵声!、激しく枝葉を揺さぶる騒音!。
いや、続かなヒッ。このまま続行しまフッ。
おやまあ!こんなところにお隠れになっていたのですかあ~…。
あらまあ!ステキ。しっとりとした生クリームのお布団に…。
シュークリームそのものを土瓶蒸しに見立てるとはなかなか粋なことを…。
ぶんぶく茶釜というか…。
ボク様がシュー皮で一番好きなのはコージーコーナーのやちゅ。2番目がモンテール。
フワフワ、ヤワヤワ、しっとり系が好きなのヨ。そなのヨ。やあね。
出来ればシュー皮だけをいっぺんに10枚くらい食べてみたいって、常日頃そんなことばっか考えてるわ。やあね。
シュー皮にちょっぴりナマクリームをバターナイフで塗りながら食べるのヨ(^^♪。
そうしてれば幸せなの。アタシの幸せってその程度で手に入るものなの。
でもダメね。だってご自分じゃシュー皮の一つも作れやしないんだもの。
出来やしないんだものぅぉぉぉぉぉーッ!!!(ド泣き!。ダッと駆け出し2m先でつんのめって2回転横に転がる。静寂…………。気絶か?)。
シティーベーカリーのシュー皮って分厚いのネーッ!!!。
やあだあッ!。ふわふわしっとりヤワヤワでなくって固めじゃないのホーッ!!!。
ボク様が認識してるシュー皮とは完全に別物に違いないのだからぁぁぁぁーッ!!!。
この裏地が真っ黄色なのも気にニャる!。こりゃ一体なんだラほえッ。
ほえッほえーッで夜が明ける。
訳も分からず、弱い人間は自暴自棄となり、わあああああああーッ!と叫びながら発作的にシュークリームに挑みかかる!。
すぐさまフォークがシュー皮を決壊させ生クリームに到達ッ!。
フォークの先がグリッと半回転し、ナマクリームの奥に仕込まれていたであろーストロヴェリヒJAMを白日の下に晒したッ(さらしたッ)!!!。
黄色味がかかった生クリームとは???。これはひょっとしてカスタードクリーム?!。
そなの???。とクリームを口に含みベロで完全検証。
卵感はさほどなし…。甘い…。甘いだけの生クリーム…。
練りは完璧。クリームの比重はかなり。フォークの先に重みがかかる。
やられた…。こいつは1本とられたな。きしょうめ。
あーあーあーあーあー!、かき出せば、かき出すほどにストロヴェリヒJAMの流出が止まらなヒッ!。
酸味はほどほど、クリームと相まってザックリとした、いかにもなアメリカンテイスト。
パンチは決定打ではないがサクッと食べられてしまうオヤチュだべ。
スイーツの合間、ガムシロップの効いた飲むスイーツがめくるめくオヤチュタイム極上感に拍車!。
まさにラーメンにライスという炭水化物×2の相乗効果さながら!。
アイスカフェラテ最高!。まったり、ボンヤリ、おとぼけなお味!。
▲ストロベリーパイ
490yen
こいつぁ~何とも濃厚ねっとり、重厚な酸味と肉厚ジャム。
べっ甲のようなシブい光沢を放つパイ生地、武骨な湿気ある砂岩のよーなパイ皮。
コンパクトで内容の濃さは身の丈の倍、そういったレデイーのようなミテクレ。
見ておくんなはれ。
この重厚きわまりない旨さ層の蓄積。
ストロヴェリヒで作り出される赤や黒のジャム。まさにジャムの王道、ジャムの神髄を見せつけられてやまない光景!。
この断面はフォークで表出したもの。つまり、この撮影時、アタクシまだこれをヒトクチも頂いてはおりませんのオホホ。やあねぇ。
クエン酸(レモン汁)を加えて煮込む。一体どれくらい煮込んだのでしょホか。
何とも言えぬ良いお色だこと。オホホ。
お口に入れてみましたらば、アラマア酸味!。オヤマアしっとり!。柔らかくってこざっぱりとした風味、ねっとり食感が陶酔を呼ぶわ。
時折、舌が感じ取る果肉の心地よさ。アア至福!。この調子で日々どんどん至福を肥やしたヒッ!。
そして日は過ぎ去り、本日この頃。やって来ました品川駅~♪。
構内エキュートに入るまでもなく、改札の外、すなはちアトレに入ってるのよシティーベーカリー。海外観光客の合間を抜いてチョロチョロッと入店に成功。
しまった、覆面してくりゃよかった!。そしたら覆面捜査官でいられたのに。
などと深刻な告白をしている合間にも時すでに遅し!。ボクちゃんたらケーキ売り場の前に佇んでしまっていたのよ。やあね。こわい。
なんかレモンパイがいいなって。見た目、さわやかな酸味がいかにも味わえそーな感じですし。
脇役っぽく置かれてるのも卑怯な感じがして好き。大事なものは隠しておきたい…。
その手には乗らないわ。これちょうだい。はーやーくー!。
▲レモンパイ
590yen
店内の混雑さに恐れをなし、席も見当たらず、でお持ち帰り~。
真っ白なふわふわメレンゲ。しっかしソレだけじゃー見た目の映えはイマ100だべ。
食欲全開、目からヨダレはヤッパきつね色したメレンゲの焦げ目!。
余熱180度のオーブンで8分!。
みごとに鋭角なエッジが波打っとるネヘ!。キッチリしっかりと泡だったメレンゲの証拠、それがこのエッジに見られるよーなツノだべ。
これが出来ないとメレンゲは未完成ヨーン。
シティーベーカリーのメレンゲツノはレモンのカーブラインをかたどっているとこが粋!。
下層のレモンクリームの黄色は鮮やか。レモンの砂糖漬けとバターでしっかりと練り上げられてイリュ。甘酸っぱさがメレンゲのジョイントで美味しさ百華爛漫(ひゃっからんまん)!。
あまずっぱフワッフワを自宅単独猫背引きこもりでジックリと食べようぢゃないキャ!。
う~ん。なわけで、やっぱしメレンゲのケーキは速攻で頂いちゃわねばネー。
なんせメレンゲったら、時間がたつと恐怖の「Weep」が始まっちゃうからー。
Weepは「すすり泣き」の意味。メレンゲのすすり泣きって目撃したことあるかい?。
メレンゲの表面ににじみ出てくる溶けだしたすすり泣きはティッシュでそっとぬぐおうネ。
おおおおお、おいひいぃぃぃ…。
▲アイスカフェラテ
450yen
テイクアウトの前、またも飲み干したのはアイスカフェラテその人であった!。
何とも大きなグラス!。片手持ちでは不安を覚えるズッシリ感!。たっぷり入っておりまシュ。喉が渇いてるからアリガタヤ~。
そんなタワゴトを云ってるのも今のうち。アッ!と云わず今回はオッ!と云ってみた。
すると。オッと云う間に時は流れ、今度は川崎市武蔵小杉のシティーベーカリーへと参上つかまつった次第だべ。
▲アメリカンチェリーシュークリーム
580yen
またも出た。しかもこのたびはストロヴェリヒではなくアメリカンチエリヒ!。
前回同様、ふわふわシュー皮ではなく固め厚めの生地だんべ。
しかし!。この生地ったら実はスコーンであったのだ!。これこそまさにアメリカンスタイルのシュークリヒム!。
結論から申し上げるとだニャー、シティーベーカリーこのたびの新作ケーキの1つであるパフは、ボクちゃん的にはイチゴよかサクランボの方が圧倒的にうみゃあ~。
イチゴよかウンと硬めのブラックチェリーの食感が、同じく硬めのシュー皮とマッチング。違和感なく口の中で混然一体、混浴上等だったキャラだ!。
チェリーが持つ軽いタッチのわずかな酸味+甘味が全てのカスタードクリーム。ソレらがシュー皮と一緒にお口の中でイモ洗い!。
想像してみてよ!。その壮大なスペクタルをサ!。源氏物語絵巻に匹敵もするもんか!な有様をサ!。
それはそれでイイんじゃネ?。
カットした人々は、おしなべてその断面図に驚きを禁じ得なヒッ!。
思いのほかクリームがたっぷり過ぎたから。うううん、それよりもっとなのはネ、
クリームがピスタチオクリームとカスタードクリームの二層構造だったのよ!。
そッ!、そんなッ!(号泣!。とめどなく洪水るしょっぱ系!)。
何故コイツは自分が二層構造のクリームを持つ男(女?)だとハナから決めつけなかったのだろうネ。
恥じることはニャア。美味しーんだし。ボクちゃんピスタチオ大好きだかリャ~。
ピスタチオ味にチェリー味。相反する味覚の合体が残念な結末を生みそうで功を奏したこと、やはりアッパレなシティーベーカリー。
ここでも気分チェインジングにドリンク。甘いケーキにゃあ何といっても苦み走ったコーヒーがアウアウッ。
しっかし、その苦さが次なる甘さの一手に影響を及ぼすことが有るのもまた事実!。
そういった相関関係に惑うことなくケーキもドリンクも楽しむとなると、やはりそこはそれ、すっとぼけたボンヤリーのカフェラテが一番なんだってことでフ~。
▲桜マフィン
360yen
さあ。ムサコから自宅お持ち帰りのマフィン、頂くことにしよホ~♪。
これはケーキじゃないけど、甘いからほぼケーキ。マフィンとケーキは髪ひとえ(髪ふたえは別名ツィンポニーテール)。
見るからに和菓子と洋菓子のハーフ。ダルトンで買ったディッシュに生き写し!。
シロップで塗り固められた桜アンの上に桜の塩漬け。アンの下にはアズキ入りマフィン!。
このマフィンは噛めばボロボロン、ザクザクまではいかず、サクザク、の噛み心地。
固い生地のマフィンにヤワヤワの練りアンコでは示しがつかんでよ。
ここは一発、噛み心地を揃えニャーと統一感に欠ける。
オデンだって固めのコンニャクに柔らかすぎるダイコンでは、お互い目のやり場に困ることがあり問題になっているしね。
そんなわけで、どうだったかな?今回の大特集は。みんなの励みに少しでもなればとフデを取った次第。ではまた。
完
て、何だコイツ。