カスツァードめし271
真冬に逆戻りの本日この頃、手袋した手で雑色のトーチドットに到着したボクちゃん!。
おお、例の流木が今朝はひときわ目立つニャ~。
店名の「トーチドット」とは「タイマツ」の意味。
だからなのだろーかー?。お店の前に大きな流木が突きき立てられてるわけなんだー。
ホントに実際そーなんだー。
お店のすぐそばに多摩川があるからぁ~?。台風の後なんかによくこういうのが岸辺に打ち上げられてるけどホ~?。
まさかそれを此処に~?。
文明の灯りをともす道しるべとしての「タイマツ」を目指して…。
それが店名の由来なんだろーけど、この流木、一体どれだけのチトがタイマツを連想してくれるか…。
焼きあがったばかりの食パンを扇風機の風で冷ましてる最中に入店だヨッホーン!。
おいしそーな香り!。しかし、ここにはレーズン食パンが見当たらニャあ!。
高齢者のダントツ人気NO1がレーズンパンなのにネー。それはそーと、
おいしいパン屋さんにはおよそ不釣り合いな卓上ライトには目を剥くジョ!。
これも「古き時代のタイマツ」をイメージしたものなのかもしれニャあが、何か相当貧相な感じがしてしまうのはアータクシだけザァますの~?。
実際はどーなのかは別にして、清潔感に乏しく食物のそばには無い方が良くなくなくな~い?。
おわわわぅぉうぅおう!!!。男子を抜いてブッちで女子に大大人気の「パン」なる食物が目の前にズラァリ!。
世界最大の「パン」消費国っつったらダントツでトルコ。そんなトルコの人々に日本の美味しいパンを口いっぱいに頬張らせてみたハい!。
う~ん、とことんこだわっとるネー。
パンのディスプレイ、照明飾り、奥の壁の流木群、どれもこれも「タイマツ」をイメージした樹ばかり。
本日のトレーはコレだぁぁ~。
雑色トーチドットのテラス席。陽光受け、美しくもしとやかなる光沢を放つ塩パン。
それを背後で支えるわけでも全くない茎ワカメパン。そして他人行儀な湯気煙るアメリカーノ。
塩パンと塩バターパンの違いはカロリーの高さ。
これはバターを控えめに使って生地を巻き巻きしてるよーで、何だかちょうどイー感じ。
見た目の地味さ加減がハンパなく、つまんなーい!と子供らの合唱が聞こえてきそー。
しかし待て。ひとくち食べてから言ってくれーッ!の教訓通り、ひとくち味わったが最後、メッチャ味のトリコ間違いなしッ。
噛みしめるたびに、しなやかなバターの風味、小麦の味わいの深みが次々押し寄せてくるんだヨーン。
パンの上に乗った岩塩が、これまたパン生地の旨味をキリリと引き締め、幸せメッセンジャーの役割を存分に果たしたー!みたいなアッパレ感!。
生地を裂いて左右に綱引き!。
どちらが勝つとも知れん硬直化した事態に突入!、を再現したこの図。
何という生地の練りの強さ!。職人アッパレ!。
パン生地の香り。それは幸せの香り。
つかの間だけでもいい。アータクシに至福のひとときを!、だべ。
しかしコーヒーにめっちゃ合うなこのパン。
▲あおさ塩バター (左) プチ全粒粉
240yen (左) 100yen
これは、またまた別の日のトレー。
全粒粉のパンとは小麦の粒を丸ごと挽いたやつ。
皮と胚芽まで使うことで、歯ごたえがイケてるし香りもなかなかのものになるのラ~。
このプチ全粒粉は小さくて見てくれの存在感も薄い。
パンが美味しくなくなる原因の第1位って水分の蒸発だったっけー。コレ、へたするとそんな風に受け取られかねない危うさアリ。
もちろん、そういう食感が、全粒粉が大好き!って人も一杯いるんだよねー。
マ、イチかバチかのパン、それが全粒粉だってこったい。
そのあとに食べたからなのかー、あおさの塩バターの方は激しくおいひい!。
ひとくち食べると、たちまち漂う潮の香り。表面はカリィ~で、中はジュワ~ッとバターの匂いと生地の甘さ。
その甘味を塩がさりげなくプッシュするサービスぶり。
▲塩あんぱん (手前左)
240yen
そしてまた後日。今度はこんな。しかも大森のトーチドット。
周りの旨そーなパンはニャんだ?!、などと云ってはいけまへん。
それらは他の記事で紹介しとりますけん。
今は黒ゴマヘアの、このパンだけを見チくりぃーッ!。
とにかく、とにかく引きが強い生地!。パン好きでなくとも目を見張る旨味と甘み。
しっとりと歯にまとわりつく甘え上手な生地。ふふ、可愛い奴よと抱き寄せよーとしたトタン、
うっすらとしたアンコの甘さがオレを忘れるんじゃねぇぜと猛アッピール!。
手で持つと指の力加減でクシャクシャになる感じの生地。そんな具合に変幻自在に動くパン生地。
ホムホム、なあるほろ!、モグモグもぐ、と妙に色々な角度からガンミしながら軽快に食べ進んでしまったアアア!。
ゴマの旨味+生地の旨味+アンコの旨味
見事にバランスした三位一体パンであった!。
週が変わってもやっぱし大森トーチドットで軽ぁるくランチ~♪。でへへ。
今は何といってもニッパチですワ。2月は客の入りが悪いからか、どの店もやったら臨時休業、臨時連休、入れちゃうのヨー。アテが外れて困ったチャンな時も、この大森トーチドットだけは休日なしの連日営業!。
救世主だべ!。大森の絶対救世主だべえ!。
なわけで、本日はこんなん選びますた。甘くないパン1ヶ、甘いパン1ヶ。そして甘いケーキが1ヶ(甘くないケーキってあるのキャ?!)。
▲プリンパン
280yen
「コイツぁ~いいぜ」
さっそくチョイス。このお店では初めて見たヨン。
プリンパンとは子供食としてイチオシではないのキャ?!。大人でさえ魅了されるフリさえ出来るかもしれんシロモノ。
作り方としては、まずプリンを無茶苦茶にこねくり回してパンに塗り塗りする。
このパンはどうやら松明パン(トーチドット製食パン)?。
そしてトースターで焼き色付けて完成。チョー簡単!。
このカラメルソースはメイプルシロップと半々で作られているよーな食感、ナメ味ラ~。
とろっとしててウヤムヤな甘み。とらえどころのない不思議なる液体に乾杯!。
サイコロに切り分けられたパンはしっとりで、アゲパンチックにフワカリ。
いわゆるプリンとは似ても似つかないパン。
散りばめスライスアーモンドが一層プリンではニャア雰囲気を演出!。
でもまぁ、これはこれでアリか~。
▲フランボワーズチーズケーキ
400yen
ご存じ、フランボワーズとは野イチゴ的な絶対美味しいイチゴなやつ。
英語でラズベリー。日本語で木苺(きいちご)。
なんつってもフランボワーズったら甘酸っぱさがイノチ。
ジャムだのソースだのにして、めっちゃやたらとケーキとかに使われてるじゃなヒのー!。
オーソドックスなフランボワーズチーズケーキのスタイルと云えば、シナモン味のビスケット生地の上にフランボワーズとチーズを乗せたもの。
この店のヤツ、土台生地はビスケではないサクサクのパイ生地。
降りかけられた粉糖がフランボワーズのイメージを全否定しているかのよーだが、ひとたびモグモグすれば、そんなことどーでもイーじゃなヒの~といった美味しいイチゴの甘酸っぱさが口いっぱい!。
チーズのクリーミーさもきちんと感じたし、サクサクのパイ生地も味わい深かった。
400円出す勝負には勝った!。この新作ケーキ、すごく美味しかったヨン。ケーキというよりクリームチーズタルトに近い感じであったー。
▲カマンベール・ノア
270yen
ご存じ、カマンベ-ルとはチーズの生産地の名前だべ。
フランス北西部カマンベール村から繰り出されたチーズであるジョよ。
ご存じ、「ノア」はフリャンス語で「くるみ」。
生地は上下ともにしっかり焼き色が付いていて固め。生地自体の厚みは意外と薄め。
噛むたびに、生地に練り込まれたクルミの食感が口の中でアチコチ爆発!。
かじればパリッパリ!とわずかな音!。その後は歯で引きちぎるのに一苦労な生地の引きの強さ!。
温めてないので中身のカマンベールチーズはトロットロと溢れ出すどころか顔を覗かせ
「何じゃらホエ」
とはいえクリーミー感は十二分!。
この手のパンは割とあちこちのブーランジェリーで見かけるけんど、文句なくトーチドットが優勝!という独自の見解ラア~。