味の色どり万華(まんが)

恵比寿の名店【ピザマルモ】でアサリのピザとレッドホットチリのピザーッ!

カスタードめし461

寒いやら温かいやら涼しいやら冷えるやら~。やあね。

目黒桜祭り、はや終盤ッ。毎年恒例の300万人行事も今年は雨にたたられて不完全燃焼気味ッ。

葉桜の合間、遅咲きの桜が青空に映えるヨーン!。

恵比寿駅ロータリー側より高速スキップで約1分の立地に店を構える【ピザ マルモ】へとやって来たジョ。これは開店10分前に撮影したものラ。

5分前には開店待ち列7名、うち4名異邦人。1番乗りで並べても予約を取っていなければ入店出来はしないニョだー。まずはご予約客様からご案内~。

創業開始からまだ3年目(2022年12月OPEN)。日が浅いにもかかわらず今や誰も押しも押されもしない目黒のピザ名店へと成り上がってしまった!と人の云う。

ボクちゃんたら電話で予約取れるまでに4日間で7回電話したんだジョッ。

後で察知したんだけどもー、マルモは予約で一杯の状況時には電話を取らないようだ~ん。いちいちお断りするのも何だからネー。空席が出来た時、初めて電話に出て予約を受け付けるようだー。

「1名様だって?。カウンターなら空いてるジョーン」

と言われたので「いいヨーン」。やったぁ~(ホホにキラ光る涙。さっき水飴)。

開店約30秒前、遂に懐石料理店のよーなノレンがしずしずとお成り~。今まさにお店に掲げられよーとしておりまふ。

オオ~ッ。この店のオーナーにして名ピッツァイオーロの本倉はんご本人がノレンを掲げるッ。

あらまあステキ!、おやまあミゴト!。

ジャスト開店ッ!。

ただいまスタッフが列の方々に予約の有無を確認中。

店内右端に当店のオーナーにしてピッツァイオーロ世界ランキング10位の本倉はんのお顔がチラ見えておりまふ。

開店前の緊張感がひしひしと伝わってくるネ~ン。

本日 marumo 初入店ッ。

新参者ゆえかL字型大理石カウンターの左側面席(石窯左手)右から2番目へご案内ッ。つ、つまりスタッフしゃんらのピザ制作模様をだネー、やや背後からブータレ顔で見る始末ってことになっちゃうんだナーこれが。

お?。marumoの顔、本倉はんが何やら打ち合わせしている姿がッ。

磨き抜かれた上品極まりない大理石カウンター。

大理石模様は座る席によって柄が全く違うのネ~。次回座るときの楽しみったらひとしお~。

ピザ制作が開始される直前、サッっと正面撮影ッ。

全く油断もスキもございませんわねホホホ。まあね。窯の中は十二分に温度が上がったのかしらオホホ。

marumoいわく、

“ 大正10年創業の老舗篭屋の匠によるオーダーメイドの新篭です。窯の丸い柄は marumo のコンセプトでもある人の輪が重なってるのをイメージしています。

500℃の薪窯で1分で焼き上げるピッツァは、焼きたてを食べたらやみつきになる事間違いなしです”(原文のまま)。

大抵の場合、このお店の半分は外人客であることが多い、ってクチコミはマジ本当だべ。5回通ってそー思ったべ。外人さん間で話題になってんだネ~。

ただ美味しいピザってだけじゃニャー。本場イタリアにも負けないピザやワインがあるってもんでもニャー。

この店にゃーヴィーガン向けのピッツァメニューがあるってことラ~。日本料理の技を巧みに取り込んだオリジナルピザメニューがあるって強みがポイントなんラー。

ですわよねぇ~。ですわよぉ~。

▲ランチセットのほうじ茶

意表をついて温ったかいほうじ茶が出てきまスたッ。

さすが marumo。身体に優しいほうじ茶だからー、病院で出されるお茶のNO1人気ダカンネ~。きっと健康志向の外人さんらにもウケが良いことでありまショー。ウムウム。

オリジナル取り皿がナニゲに置いてありまシュ。大皿で切り分けちゃダメ~んて書いてあるジョ。

開店と同時入店ッ。着席後1分でスタッフしゃんにアイコンタクト、慌ただしくオーダー!。へっへ、これで他の誰よりも「いの一番」にピザがやってくるハジュ~♪。

と思いきやソレはニャんだッ?。ボクちゃんの頼んだホットチリに似てっけど違ふッ。

ア、何だ。いいのか。いいんじゃ~ん?。アー、びっくりしたァァァ…。

ピザピールの上に乗っけて形を整え出したらー、生地が拡げられてレッドホットチリだってハッキリ分かったでよ~。

ピザの形を整え終わるまで約13秒ッ。

焼いて。焼いて早くッ。

スタフしゃんの両手は冷たい水洗いで真っ赤!。まだまだ寒い春なのネ~。

2枚同時に焼かれておりまふ。

先に窯入れしたボクちゃん大所有のレッドホットチリを今まさに取り出そーとしてるんだナーン!。

▲レッドホットチリ(ランチセット、サラダとほうじ茶付き)

1780yen

マルゲリータを基本としたトマトソース+モッツァレラ、その上から薄くカットされた旨味の強いサラミがイ~塩梅で散りばめ~、赤パプリカも燃え上がるイメ~ジに一役。

食べて見れば超美味に唸りを上げるほかニャいッ。ンドゥイヤの辛味がビシッっと顔役してるピザ!。

レッドホットチリと名打つだけあってカドミウムレッド(赤)が燃えるよう!。

さぞかし辛いかな?とおびえ切りながら試食に踏み切ってみたらばー、なーんだ思ったよか辛くないじゃ~ん?。辛い物イノチなチトには物足りないかもしれんでよ。

しっかし、旨味の深さは誰をも十二分に満足させるレヴェルだべ。

このお店のレッドホットチリが他店を圧倒する理由、それは「輪」だけではなく「和」をも重んじる marumo ゆえ、紫蘇(シソ)と穂紫蘇(ほシソ)をば乗っけちゃったー!ってことに尽きるかも~。

この小粒の濃い緑色の紫蘇が、思った以上に日本的な香りとさわやかさでピザを包み込んでいるじゃ~あ~りませんかッ。

穂紫蘇を口の中で噛みしめた途端、ふわぁ~っと香りが鼻を抜けてゆくそよ風パレエドを体感したッ。

ジャパンニーズ和スパイスと西洋的トウガラシとの絶賛コラボは大成功!。

ピザ生地は勿論絶品!。しなやか。もっちり。軽やか。

marumoいわく、

“その日の温度や湿度に合わせて0.1g単位でイーストの配合を変え、小麦粉、水、塩も細かく変えます。

そしてできた生地を低温で24時間以上発酵させます。

その発酵こそが軽い食感のキーなのです。極限まで発酵させた生地で作るピッツァはモチっと、サクっと、食感がたまりません。

全く胃もたれのしない軽い食感のピッツァ生地を是非皆さんに食べて頂きたいです。”

だそ-だべ。確かに。口上にウソいつわりニャしッ。

旨味にコクのあるサラミ、ンドゥイヤの辛味、モッツァレラの優しさ、トマトソースの酸味とジューシーさ、何もかも最高ッ!。

ピザを半折にしてパックンチョしたらだネー、ジュワンジュワンと旨味混然一体の味わい!。

全ての要素がバランスよく、脳は有頂天と化しスキップしながらどっかに言っちまったァーい!。

あらかじめ空腹状態にして来店したならばだヨ、このお店のピザは1枚食べて女性がちょーどイ~満腹具合になる、ってな感じと違うかねダンナ。へっへっへ。

それはそーと、開店から20分、席はほぼ満席。空席が2~3席あるのに予約無し客を店頭で断ってるのはナジェだー。

予約客がまだ来ないのキャ?。あるいはスタッフの数による稼働キャパを考えて制限かけてるの~ん?。

にしてもピザ制作現場はまさに息つく間もない修羅場状態ッ!。2人が並んで各々が手際よくピザを制作中!。

今ボクちゃんの目の前でピザピールに乗ったのがラム&チーズだニャ。いんげんがポイント。ピザのオリジナルメニューは今後ひととおり食べてみるつもりでふ。

見てるとだヨ、箱から鏡餅型のピザ生地取り出して手ごね開始、具材乗っけてピザピールに配置するまでの所要タイム約2~3分、てとこかな?。

ボクちゃんの目の前、現在若きピッツァイオーロ2名が奮闘中。

本倉(モトクラ)チーフは店内に目を配りながら自ら給仕を担当中。

若手を育てるのに余念なし、常時3人の若手がピザ焼いてまッス(一度に現場制作出来る人数は2名)。

焼きを任されるまでに相当な精進を重ねたんでしょーネ。もくもくと、ただひたすら、ひたむきにピザ作って焼い取りまフ。いつの日にか自分のお店を持てる日を夢見て…。

本倉氏は懐石料理店で修行、のちに麻生十番Savoyを経て当店を開店。懐石料理の現場は縦主従関係の厳格さで知られてるジョ。

そこで食に対する厳しさ、お客様への真摯な態度を徹底的に叩きこまれたであろーことは客の間をゆっくりと移動する本倉氏本人の立ち振る舞いを見ていればすぐに分かるネーン。

そんな彼に日々指導受ける若手スタッフの礼儀正しさ、さわやかな笑顔、制作時の厳しい表情、それらが絶品ピザ以上に来客の心を打つのかもしれないジェ。

客が去ったあと、すかさず大理石カウンターを丁寧に真剣に磨くオーナー。店内混雑のさ中、慌てふためくでもなく、ゆっくりと無言でひたすら磨いている。

ああ、ここのピザがおいしい理由が分かった!、とアータクシったら生意気ゲに思いましたの。食はココロなんだとオホホ。ハートであるのだとケケケ。

店内は外国のよーな雰囲気だとクチコミに書いてる方が何人も居るけど、ボカァそー思わなかったニャー。確かに外人客多いんだけどー、日本のお店に外人が詰めかけてるって風にしか見えニャあ。

ピザのお店なのに「日本の和」「日本の匠」「日本の礼」「日本の品格」を強く感じるからだと思うでよ。変な話、ここに居ると何か自分が日本人で誇らしーよーな熱情がふつふつと湧きあがってくるのは一体ナジェだー???。

マ、いっか。劇的に美味かったァー、また絶対来るジョー、予約できるまで泣きそーだけど。

▲PJ

(ランチセット、サラダとほうじ茶付き)

1780yen

で、また来ちゃった11日後デヘヘヘ。また案の定だネー、予約取るまでに何回も歯ぎしりしながら電話したんだジョッ。今回はこのピザに決めて来たのだー。自宅でメッチャ悩んだ挙句だヨ。

だってお一人様60分制だからサー、店内で悩んでる時間なんてないのヨ~。

結論からいって最高のピザメニュー。頼んでる人多いのもド納得なミゴトさ。

一見とらえどころのない、軽視しがちな地味ピザに見えるけどー、3クチ食べたらもートリコ!。人もピザも見かけによらない、はホントにあった怖い話!。

お店のメニュー紹介リードには「クラムチャウダーのような味わい」と書いてあるジョエ。食べてみたらだヨ、このピザはニューイングランド風ホワイトクリ~ムチャウダ~って味わいだったヨーン!。

ピザ生地の絵画部分(ピザはミミを額縁と見立てるから)、所狭しと敷き詰められたアサリクリ~ムソ~ス、これ絶品!。

その上からモッツァレラチーズ、で魅惑のネイプルイエロー色が完成ッ。そしてアサリらがテンテケテン。チェリートマトがポイポイッ。

モッツァレラは燻製だからメッチャ美味、その甘さと別種の甘さをチェリートマトが付き添いでッ。

前回食べたレッドホットチリとは明らかに焼き加減が違う本日のピザ。

たまたまではなくアサリを扱ってるので焼き入れをほどほどにしたのだと思ふネ。

シロートでもそー確信しちゃうのは絶妙な旨味を感じるから~。相変わらず「耳まで美味しい」ではなく、「ピザ丸ごと、どこもかしこも同等に美味!」が正解ッ。イタリアのピザ職人の皆様、本場日本を見習ってどーかご精進なさいませねオホホ。

アサリの食感はしっかりしてて小粒ながら旨味バッチリ!。

下手したら生臭くなったりしがちなんだけどココのは太鼓判で新鮮ッ。フレッシュな選りすぐりのアサリで作った燻製!。

ムッチリしてて噛みしめるとブワァ~ンと旨味が前面に出てきてハッピーショック!。

アサリクリ~ムが持つシチュー感+燻製モッツァレラの燻された(いぶされた)香りが相まってホントにマジで本気でサイコー!。

レモン汁で濡れ光るピザどーよ。レモンをギュンギュンと絞りかけたらサー、味わったことのない新鮮なアサリピザー!って正体丸出しになっちまったーい!。トマトの横の細やかなる赤い粉が見えましょ?。ソイツが七味なんで、へっへっへ。

コイツが実にいい味出してるんでやんす。

marumo ピザの柔らかさ、しなやかさ、それが一目瞭然のショットだべ。

レモンをたっぷり絞りかけても酸味が前面に押し出されないのは燻製モッツァレラや燻製アサリの存在感の強さゆえか。主役のアサリは酸味に負けず、チーズに負けず!。

食べ終えて尋常ではない満足感に包まれたネーン。奇をてらったアイデア倒れのメニューではなく、精進重ねて試行錯誤ののちに辿り着いた形、なんだって想像しちゃうナー。

今回も気分上々で退店ッ。お支払いは席にて。ジャケットもスタッフしゃんに着せてもらって殿様気分ッ(^^♪。

60分制の marumo ではお茶する時間もなくッ。

恵比寿から車で旧東海道新馬場の【KAIDOブックカフェ】へとやってまいりまちた。

本日平日午後1時半、珍しく店内空いてまシュ。

オーダーしたカフェラテをスタッフしゃんが2階奥の窓際まで持ってきてくれまチた。

どーもです。

飲み干し間近ッ。

ラフェアートよ永遠に、だべ。

サ、帰る前におトイレへっと。

ウ。

こ、これは………。

男女兼用トイレの壁面にこれが飾られていたが……。今2階に居るお客さんは5~6名でボクちゃん以外全員20~30代女子なんだけど…。

…………。

1階に居たスタッフしゃん3名はいずれも女子ッ。あのチトらの趣味なのキャ?!。

あ、雨のブル~スってことは女性主人公は濡れてるんだよねぇ……。

アアウッ。