カシュタドめし215
美しき11月。
花咲く女子らの憩いのCAFE、【ラテグラフィック】武蔵小杉店にやって参っちゃった!。
ボカァ見たね。いわゆる美しき青春の目撃者やね。
息を殺して怒涛の昼休み来客群を待つ1階テラスのテーブル&椅子の面々どーよ。
1階入り口の水先案内人に
「2階に上がってもイーヨ」って云われ照れる照れる。
え、何で?。
知らん。
青空に飛び立つ小鳥のよーにして、こんなして、こんなして上がってゆくボクの姿。
後ろの人たち、かなり泣けてる?。
ニコやかにドアを開けてお待ちくださっていた女子にいざなわれ、座ったのは入ってすぐ左の2人掛け。
そこからは2階テラス席が半見え。
かなりオサレ。オサレでないイメージも少々混在してはいるものの…。
メニューを開きました。
相も変わらずオサレなお写真のラインナップだわよォ…。
しばし眺めラミントンをチョイス。
〈オーストラリア発祥スイーツ。スポンジケーキを
ホワイトチョコとココナッツでコーティングしました〉
だって💛。そんなのに心ときめくのは女子のオハコってわけじゃニャア。
▲ラミントン
680yen (748)
これは夢か。
夢なのか。
こんニャの、アチシのよーな美形ミジンコが食べてもよろしーのキャ?!。
よよよよよ、妖精だ。
これはまるで妖精、或いは妖精が食べるケ~キだヨォ~。
こここここ、この世のものではニャハハ絶対に。
アチシの声に横柄な視線を肩越しに投げるチンパンズィが数匹、視界の片隅に。
それはすぐに消えた。それはマボロシだったのである。ニボシにも似た…。
席上の天井、ラミントンを照らすライトをまじまじと見上げる。
これがそーなのキャ?。
この光源がただのケーキを桃源郷スイーツに見せているのキャ?。
いいや違う。アチシの両の手は全く現実的なソレだからー。
四角く切られたココナッツまみれのスポンジケーキ。
それがラミントン。
オーストラリアが発祥の地だとか。
アメリカドラマ『ブラックリスト』の主人公はレディントン、イギリスのクマはパディントン。
今回初めて知ることが出来たラミントンという名の妖精に乾杯ッ。
この光源の影響か?。
この光源はアチシのテーブルの5m先。しかも斜め左奥。
そんな場所から、アチシの目の前にあるケーキに光を与えることが、果たして可能だろうか?。
分からない……。でも、もし光が特殊な屈折率を持っているとしたなら?。
どうだ?。
ラミントンのまわりにハラハラと散らされた花、葉、果実…。
可愛らしくも丸っこい葉っぱはマイクロリーフの “ピノグリーン”。
ラテグラがコレを好んで使うのは、何といってもピノグリの皿持ちの良さだべ。
時間がたってもピンと立っている。
固さもブルーベリーやラズベリーと足並み合わせた統一感だもん。
本体ラミントンのふっくり柔らかさを一層協調する引き立て役としては優秀すぎだヨ。
それにサー、忘れちゃなんないのがこのウツワ。あまりに幻想的であまりにラミントン専用仕様。似合いすぎ、はネコ言葉でニャイすぎ。
そしてここは小杉、というくっだらにゃーオチ!。
世界一カフェの多いメルボルン。
パリさえ屈服するコーヒー通がカッポする街。
マガジン風に仕立て上げられたメニューパンフレットのページを開けば、
たちまちメルボルンの観光案内図が。
気分はもはや、ギルボルンなメルギブソン。
すなわちリーサル・ウェボンといっても良い。
このクリームの黄色はヤッパこの世のものではニャア!。
蛍光チックでティーンエイジャー特有の絵空事幻想に彩られとるでよ。
ホンット、アタクシこれをいただいている最中、完全に自分を見失ってしましましたのオホホ。
とんでもない経験をしましたわ。ほのかに甘いクリーム、そしてなめらかーで、たおやかーなスポンジ生地。
軽くフォークを押し付けますとね…こう…リズミカルに跳ねますの。
トラン…ポリ……。イヤだワタクシったらすっかり酔ってしまったようですわ。
誰かッ、ちょっと誰かッ、ハイヤーを呼んで下さらないッ?!。
まるでハリポタ、あるいはロード・オブ・ザ・リングの世界に埋没していたような感覚で現実世界に舞い戻ったオレ。
ああ?。オレって誰だ。
まるでデイドリームビリーバーなオレだもんニャ~。
▲極王(ごくおう)炒飯
770yen
〈ふっくら柔らか鮭の旨味とみずみずしいレタス
燻した香味豚バラのハーモニーが口いっぱいに広がります〉
ボクちゃんは自分のノウミソを現実に引き戻すべく荒療治を敢行。
ラテグラを出ると、真っすぐ高架下の『餃子の王将』にダイヴしたってわけダン!。
そして上記の口上を真に受け、さっそうとソレをオーダー!。
極めて王様なチャオファンということだったし、解説内容にミジンも偽りなしなしの現物であるのには背後のチンパンズィたちも驚きを隠せなかった。
黄色いチャーハン、文句なく旨い!。
おコメもパラパラ、旨い旨い!!!。
コレは庶民御用達の大人気チャーハンで間違いない!。
レンゲでひとくち、またひとくち、と食べるたびワタクシ現実に立ち返ってゆきましたのよオホホ。とひとくちに申しましても、またひとくち。
おいしゅうございますわね。
▲ニラレバ炒め(ジャストサイズ)
343yen
ジャストサイズなる小粋な皿のラインナップがあるんだネッ。
ほんのちょっとだけ食べたいアレヤラコレヤラ、小皿で全部食べましょースタイル。
安いからついつい何皿も頼んでしまいソー。
マ、今日はこれだけにしといたべ。
レバニラさんたら、胃の中でさっきのラミントンと名刺交換してるだろーニャ、今頃ッ♪。