キャラとりどり漫画

シュート!その瞬間

それを打ったのはワ・タ・シ

得点の瞬間、観客席から歓喜の声。

苦労して苦労してもぎ取った一点ほど

歓喜のどよめきは大きいもんだよね~。

きびしい毎日を過ごしながら、

むくわれない

縁の下の力持ちとしてさえも認めてもらえない

自分のシュートが見えない。

打ったのかどうかさえ、分からない。

自分は戦力になっているのか?

自分はシュートしたこと、あったっけ?。

得点出来た? 阻止された?。

誰にも聞けないことが山ほどある。

頭の中がそれで一杯になって

時々、ゴミ箱を整理するけど、

捨てたはずのものが、いつのまにか

なぜだか箱に戻っていたり…。

誰もがスポーツ観戦に夢中。

一目瞭然だから。答えが明白だから。

観戦を続けながら、誰もがいつしか

知らず知らずのうちに、選手と自分とを

重ね合わせている。一体になっている。

誰もが、ゲーム観戦のあと「感動した」って云う。

感激、は激しく感じ入ること。

感動は、感じたから動き出すこと。

だからなのかも。

観戦した後、いっつも

みなぎる力を感じるのは。