味の色どり万華(まんが)

自由が丘のピッツァ17カウンターで大谷翔平背番号あやかりのピッツァーッ!

カスタァードめし438

人生、一寸先は「おやまあ!」。何がどーしてどーなるやら、ですよネ?!。ネ?ネ?。

ア~ウ。

自由が丘は学園通りの【PIZA17】ったら目玉ピザの魅力とは無関係に最近とみに人気急上昇中!。

そりゃ何故かって、誰でも分かるその理由。

先のオーナーがピザの店閉めるってんで引き継いだ稲村サン、自分の名前の「イナ」を当てて店名を「17」にしたってだけの短絡的秘話だったのにー、アーアーだけなのに~(ドッと爆。)

大谷翔平おそるべし~、ゲラゲラ。

PIZZA17の魅力。本格的窯焼きナポリピッツァのナイスなテイスト以外ではだヨ、

1階ウナギの寝床スペースに所狭しと8人掛けカウンター。そこから居ながらにしてピザの全制作過程を目の当たりに出来ること~。

そんなのいらん、ゆっくりくつろいでピザ食べたいだけ、ってお人は迷わず2階のテーブル席へッ。

「1階、2階、どっちがい~のホ~?」って特別混雑でもない限りは入店と同時に尋ねてくれる17村サンたらニクいお人だよホントーにゲラゲラ。

なわけで、平日開店同時入店、予約無しのボクちゃんでさえもお言葉に甘えて1階カウンター最左端石窯脇の席から右に数えて4番目のベストポジションに陣取れジンジン、ジンドルは飛んでゆく。

てなわけでシレッとマリナーラをば注文ッ。この上写真はボクちゃんのスタマックに入る運命のピザ生地玉なんだジョッ。

17氏はだヨ、ボクちゃん入店5分後にやって来てボクちゃまの左隣に座ったマブダチとおタメききながらマリナーラ制作ッ。

もろプライヴェート会話聞こえまくりだっチューに会話の内容がてんで意味不明。

こんなのありかッ。何一つ意味が分からんッ。……アいいのか、分からんでも。ボクちゃんに関係ないことやけん。

ウ。

シレッとバジルが一枚。まるでお侍さんの緑マゲのよう。

あるいは、リーガエスパニョーラの緑モヒカン選手のよーだべ。

お隣さんもマリナーラ注文でラーメン鳴門がダブルファンタズィ~。

一見茶色く見え果てる粉はオレガノスパイス!。マリナーラには絶対に欠かせない重要なポジションを占めるシソ科のハーブだぜ~。

風味が強くってややほろ苦い。トマトソースに呼応すれば即座にさわやか~な香りが立ち上がるヨーン!。

やあね。

シュブァウァッ!。

素早くピッツァパドル(あるいはピール)がマリナーラをすくい上げるジェッ!。

行け!行けェェェーッ!!!。誰よりも早くッ!、永遠の時よりも早くッ!。

シュヴィェェッ!、シュラヴァルァッ!。

これは17氏が窯の中に塩を撒き散らしてる音やんけ~。

チーズなき原始的なるマリナーラに最適化な塩っちゃー言わずと知れた天日塩でんがな。ミネラルたっぷり、ニンニクの風味をいっそう強調してくれるからネー。

岩塩だとニンニクの風味が逆に弱まっちゃうでヨー。その点から推察すっとココの塩は天日塩じゃニャーかと。

「アジッィィ………アジャァァ~………」

目の前で焼かれてるだけあってマリナーラのツィートがモロ聞こえ。

「負けんなーッ!。赤いネオンに身を焦がせェェェーッ!」

心の中で叫び果てるボクちゃんの声が届いたのか、急にマリナーラが無言に!。

シヴュルヴィリャハッ!。

マッハなスピードでピッツァピール(金属製)上のマリナーラはアッという間に窯からド冷えの皿の上にッ!。

あまりの温度差にマリナーラの毛細血管が大拡張ッ!。

オッホホホホ~!!!。マジうまそ~ッ!。

これは17で今月1枚目のマリナーラ。

そして翌週、コレが今年17で2度目のマリナーラ。

最初のマリナーラと見比べると明らかに中央のバジルの形とスライスガーリックの量が違ぉうとりますけんね。

毎回、細部にまでジロジロ目。違いに一喜一憂する密やかなる楽しみは誰にも分かるまいて、ククク。

これは本日のマリナーラのドアップ。17の特徴の一つとしてはオリーヴオイルの量が多いこと。ニンニクとオリーヴオイルのコラボほど最強なものはニャー!、認知症の予防ッ!、免疫力アップ!、血流改善ッ!。

ニンニクはオレガノに負けず劣らず風味が豊か。味わいの濃さを求めるなら断然国内産!。

しかも青森産がベスト。ココのは…どーなんだろ。

フチに出来た黒丸コゲったらナポリピッツァのトレードマークみたいなもんだよネ~。

生地が発酵してく過程で薄くなった部分にガスが溜まったことで早く焼けて焦げちゃうんだジョェ。

このトレードマークがないピザは「発酵した生地」を使ってないって証拠なんだヨォーン!。

油抜きダイエットが大流行なサクコン。たーだ油抜きゃいーってもんでなヒッ。

身体にイ~油を取り込まなきゃーだヨ。「質の高い不飽和脂肪酸」を摂取せんといかんッ。オリーブオイルったらまさにコレ!。

あらかじめ店側がオリーブオイルを料理に振りかけて客に出す場合、客が食べ終わった皿にオリーブオイルが残っていたら入れ過ぎた!ってこと。シェフは反省せにゃならん、ちゅーのはイタリアじゃー常識ッ。

ココのはチィとばっかし皿に残りまスたッ。

んなこと言ってたらサ~、翌月に出されたマリナーラがコレだよッ。

ナジェかオリーブオイルがお湿り程度にしかかかってニャいッ!。

しまったァァーッ!!!。

こッ、ここは『人間内部つぶやき検出測定器』のあるお店だったかァァーッ!。

店に入る前に入口のステッカーに気づくべきだったァァーッ!。

コレ真っ赤な嘘だからね。とかイチイチ書いとかないと検索ロボットが「これサギまがいの記事なやつ!」とか間違って判断されちゃうとマジーから。じゃ最初から書くなよって、書かずにおれるかそんなもーん!な世界であることをお知らせします。プッ、プッ、プッ、

ポォ~ン。

ピッツァセットに付いてくるサラダでふ。

ドレッシングはピッツァ生地と同じくな塩気の強いお酒のアテ(酒のオカズの意)にオススメなお味ッ。

ニンジンラペは抗酸化作用バッチリ!。てぇことは本日今さら、オリーヴオイルの抗酸化物質と相まってナイスなランチになるは必須なんだよナーン!だ。

抗酸化作用って???。それはだナー、「身体の酸化を防ぐ」って意味ラ~。

「身体の酸化」とは「身体がサビる」ッて意味なんだぜー。

マ、シャキシャキのニンジンとレタスを食べて我がスタマックにキッパリと消化準備を。

11:30開店から7分。未だピッツァ生地の練り練り始まらず~。

窯が温まるのを待ってんだネ~。

ナポリピッツァを焼く窯床の最適温度は約480度。そこまで持ってけるのは薪のみ。

石炭じゃそこまで温度を上げる能力がニャいッ。家庭用ガスコンロで250度がせいぜい。

ピッツァに豊かな香りと風味をもたらすにゃ広葉樹でなけりゃならんッ。針葉樹だと風味台無しッ。

石窯の薪にはブナ、クヌギ、カエデ、リンゴが最適だってサ。

おおっと。サラダ食べ終えて顔を上げるとソコには焼くばかりのマルゲリータがッ。

ピッツァを窯の中に送り出すのが木製のピッツァパドル。もしくはピッツァピール。呼び方はどちらでもOK。

熱を持ってないピッツァ生地は木製で、焼けたピッツァを窯から出すときは金属製で、が基本だべ。

店内壁に飾られた布製のイタリア国内のパスタ産地図。

日本のきしめんみたいに平べったいフィットチーネ、穴の開いたマカロニ、ペンネ(ペン先、の意)、縁がギザギザのリボンみたいなファルファッレ(蝶、の意)、縦に筋が入ってるリガトーニ、ネジネジしてあるフジッリ、宝貝みたいなコンキリエ、どれもこれも日本じゃお馴染みなものばっか。

意識してなかったけどもー、こんなに日本人たらパスタ大好物だったのキャ?!。

▲プロシュート エ ルーコラ

2100yen

〈モッツァレラ、生ハム、ルーコラ、グラナパウダー〉

17サクサクもちもち生地の旨味を100%引き出すプロシュートとルーコラ(ルッコラ)!。

プロシュートはピッツェリアでフツーに見かける生ハムでしょが。イタリア産のスモークしてないハムのこと。このお店のコレ、プロシュートをひと目見て「クルードやんけ!」とワンワナしたジェ。

プロシュートクルードったら豚もも肉を加熱処理しないで完成させたものなんよネ。スモークさえしてないからクセのない円やかな味が特徴だんべ。

うう、旨ヒッ!。

シオケのない風味豊かなプロシュートに塩気の強いもっちょり生地、それらに一石を投じるかのよーにゴマを思わせる香ばしい風味とほろ苦さのルーコラがエンヤコラ!。

こーして真横から迫るとだネー、コルニチョーネ(ナポリピッツァのミミ部分)の雰囲気がよーく伝わるんじゃニャーかッ?!。

まるで一見ブタバラの薄切りに見えかねない危うさと滑稽さを秘めたプロシュートの佇まい!。

お好み焼き屋でブタバラを見て「これプロシュートクルードじゃね?」などと叫ぶガキンチョなどいないよーに、ボクちゃんもまた「これブタバラじゃね?」などと叫んだりはしないのであった。

ちなみにゴマ風味のルーコラってめっちゃオリーヴオイルに合うネ~、今さらながら。

なんやかや言いつつだネー、またも翌週に成り果てり。再度入店、今回も1階カウンター。

稲村氏ピッツァ制作が目の前だっぷ。

壁のポスターは各ピッツェリア店内でお馴染み『プルチネッラ』(イタリア風刺劇コメディア・デラルテに登場する道化師)。だまされやすいタチの男だってヨ。これ凝視してたらチーズ三昧のピッツァご到着~♬。

▲クァトロフォルマッジ

2100yen

〈ゴルゴンゾーラ、モッツァレラ、リコッタ、グラナパウダー〉

チーズ好きには許せないほど美味極まりないピッツァーッ!。ご存じ「クァトロ」は「4」、「フォルマッジ」は「チーズ」。

チーズが持つ独特のシオッケにハチミツの合うこと合うこと、アウッ、アウ!!!。

すぐに食べなきゃーだけども~、目の前で作られるピッツァの手練手管についついアホウのよーにクチをポカンと開けて眺め入りッ。

オウッ、生地の上にモッツァレラをバタバラとッ。

まだまだ追加ッ。ピッツァ生地上の具材ってサー、実は客が食べる前に認識するのよか量はずっと多いもんなんだよネ~。

なんか窯で焼いちゃうと半分に減っちゃうよーな印象ありッ。しぼんじゃうからなの~ん?。

薄切りタイプとは違う角切りの生ハムがバラバラとッ。角切りの生ハムっちゅーと、もしかして「ハモンセラーノ」でしょーか?。

人がオーダーしたピッツァだから味見など出来んがッ。

おおっと!。

アクリル仕切りの向こう側では生ハムとモッツァレラが乗ったピッツァ生地にカボチャペーストを配置中!(本日のピッツァ1200yen)。

ピッツァファンならずとも大好物な一品。チーズが苦手な人以外にゃ大人気絶賛提供中!。

それぞれ味の違うチーズを4種類いっしょくたにして長所消えないの~?な質問ごもっとも!。永遠の謎かも。答えのないドードー巡りのお馬さんごっこかも。

ミックスナッツの袋ってあるじゃ~ん?。4種類のナッツをザァーッと一気に口の中に送り込むことってあるじゃ~ん?。

ナッツまみれ。ナッツみどろ。アアおれはナッツ好きな男なんだ、という恍惚感。脳から放出されるアルファー波で味覚なんかそっちのけ~。

それとは全く違う。全然違う。同じなわけないジョェ。

4種のチーズといってもだヨ、ドレとドレでなければならんって定義なんかないんだよニャ~。

だっからお店ごと、何のチーズが使われてるかメニュー確認するのも楽しみのひとつだべ。

とはいえ、どのチーズを組み合わせるかでピッツァの味はガラリと変わってくるのだー!。

このおぼろ豆腐のよーなのがボクちゃんがイチオシのリコッタチーズ!。やさしいミルクの甘味のよーな口当たりさわやか~なチーズ!。

これに、ザラザラ食感でマイルドな塩気、まるで正反対のゴルゴンゾーラを加えればチーズテイストの世界は急拡大!。

よくよく目を凝らして見るとだネー、モッツァレラとも違う妙に細やか~なフィーリングのチーズがチラホラ。

これこそが旨味調味料的な役割をも果たせるグラナパウダーだろーぜ!。

コレったら熱でアッケなく溶け果てちゃうのよネ~。リコッタの甘味をより強調、ゴルゴンゾーラの旨味をより深く~、な役割で投入されたは確実ッ。

そ~か~。グラナパウダーをクァトロフォルマッジに持ってくるとは~。

初めて食べたヨーン!。その旨さ、その稲村氏のチョイスに脱帽ッ!。

最後のワンピース。

大向こうではマルゲリータ、メランザーネ(茄子ピッツァ)の制作真っ最中!。

もっと眺めていたいけど店先でお客はんが3名お待ちな様子なのでー。

平たく飛翔すると書いて翔平。イーナ、いいな、で平たく伸ばしたピッツァで今後も一層大空高く飛翔してくらはい、あやかり17番ッ!。