味の色どり万華(まんが)

世界にたった5店舗だけ!目黒川【スターバックス・リザーブ】巨大焙煎工場併設カフェ〈3〉

カスタッドめし428

ささささ、寒がりシャン達よ大丈夫キャアーッ?!。

春うらら、満開の桜が大爆発ッ!。アーアー、あの目黒桜祭りの人混みは一体どこへッ!。

今じゃ目黒川沿いったら鼻水たらしのベージュ色チブル(フレンチブルドッグ。しかも大方は2~3歳前後)らが飼い主の許可もなく2足歩行でブルブル、ウロウロしてるだけ~。

いや待て!。そーでなヒッ。違フッ。目黒川沿い青葉台辺りにゃ【スターバックスリザーブ・ロースタリー】があるぢゃなヒかッ!。

しかも早朝7:00開店、駐車場併設のカフェだなんて、アンタ中目黒と池尻大橋付近の救世主かいッ!。

見よ!。見たらよかんべなスターバックスリザーブ!。

正面入り口の上にはX’masデコレーションされたスターバックスロゴマーク、人魚「サイレン」!。

シアトル生まれのスタバ、今や自社ブランド焙煎コーヒーはマジ世界を席巻中!。

だけど、このお店にゃWi-Fiなっし!。その代わり、画面以外に観るべきもの、見学すべきものが盛りだくさんッ。

う~ん、コレなかなか良いねぇ~。もしかして……。一年中コレの方がいいかもだヨ、パァッっと明るくなってサー。

しかし、時はサスガに12月。

クリスマスは家族と共に、消防車はホースと共にあらんことを(古ッ)!、でナカメ最大の来日外国人観光名所であるところのスタバリザロースタリーも外国人の姿など見当たらずー。しつこく見渡し続けても発見出来るは1割弱~。その外国人のほとんどはアジアの同胞の皆シャンばっかー。

ウ。

魅惑のエントランスに侵入すると眼前にいきなり立ちはだかるはマンマル頭の奇妙なツリー!。オリジナリティー満載で良いねェ~。

このツリー、コーヒーを詰める麻袋を葉っぱに使用したんだって!。葉っぱにペイントしたのはこのロースタリーで働くスタッフしゃん達。

小さくて見えづらいけどサー、極小電飾の白は「コーヒーの花を」、赤は「コーヒーチェリーの輝き」を表現してるんだと。

混雑してる店内をビウチフル熱帯魚のよーにヒラヒラと泳ぎまくる。すると、3階の焙煎機前にまで到達したボクちゃんに向かって焙煎士シャンがキウトな笑顔で笑いかけながら、

「見てごらんコブタよ。今から、早く焙煎しチくり~ッって叫ぶコーヒー豆らが怒涛のごとく此処からなだれ落ちてくるんだゾエッ」

と鑑賞モードを促すのであった。

ズザザザザァァァァーッ!!!。

焙煎云々に関しては本シリーズで既に紹介済み(1階ロースタリー)なのでココでは割愛ヨーン。ちなみに「ロースタリー」って「焙煎所」っちゅー意味なんヨ。

「ウァーハッハッハーッ!見たかコブタよーッ!」

「見た見た、見てた!。コブタは見てたァァァーッ!!!」

焙煎機の音が止んだところで3階奥へと移動ちゃんちゃこりん。

ここってクラシカルなカクテルだけじゃなくって、ビックラこいたことにコーヒーやティーのカクテルが楽しめるカウンターバー(アーヴィアモ)なんだジェー!。

コーヒー写真右端、黄金に輝く「コールド・ブリュー・シロス」が見えまフ。

▲L字型カウンター「アリヴィアモ・バー」を反対側から見た光景。コールドブリューシロスが4台並んでるネーン。

コールドブリューシロスはコーヒーを低温で抽出するマシーンだべ。フツーのドリップコーヒーは熱湯抽出でソレにかかる時間はわずか数分。

それに対しコールドブリューシロスで抽出すると、数時間から24時間を要するのでッス。

なんでまた?。

時間かかった甲斐あってだヨ、コーヒー豆の雑味やクセよサヨーナラ、すっきりとしたマイルドな味わいを楽しめるのだ~。

ふんふふ~んだ♪。2、3、4階と気ままにお散歩して再び1階へと潜水ッ。

1階奥、階段脇に在るプリンチでパンとドルチェをみつくろってもらう~ん。

そしてソレらが乗ったトレーを持って2階の「ティバーナ」へ。コレは階段を上りながら真下のプリンチ売り場を見下ろしたとこラ~。

1階が満席である以上、空きが2~3あった2階のティーカウンターで飲んで食べてウッヒャ~!するしかニャいッ。

ちゃ、着席ッ!。

全く油断もスキもないジェ~!。ちょっと下に降りてる間にカウンター満席ッ。

途方に暮れる体制に入ろーとした矢先、ミラクリーにこの席が空いたッ!。

おお神よ!、ってマジ?。

カウンター横に本日オススメのティーがディスプレィ。

右が「ラズベリーライムエイド」1570yen、

左が「シトラス ラヴェンダー セージ」?yen

う~ん…。なんか…知らない人が見たら五目御飯のカヤクだって思うんじゃないキャ~?。

右のに入ってるヤツなんて刻んだアゲに見えないキャ?!。

▲アッサム シトラス ブラック TEA

コレにしたべ。だってコレ、ものすごーく珍らしーべ。

スタバのバリスタ達が豊かな甘味と深いコクの紅茶を探し求め、遂に辿り着いたのがインドにあるランガルジャン農園のお茶っ葉だったとか!。

そのお茶っパであるベルガモット香るアールグレイにシトラスの香りをプラス。この商品、 何が珍しいって “素晴らしいミルクティー” のために作られた紅茶なんだげな!。

タイマー渡され「抽出2分!。経ったら全部カップに注ぐのだコブタよ!」ってアドバイスされちゃった~。

忙しかったのか、バリスタはボクちゃんにミルク入れて飲むべきであることも告げずー、ボクちゃんたらミルクも砂糖も入れずに飲み干してしまいー、ヘラヘラしていたのだった!。

帰宅してからカード裏の説明書きを読みドッヒャァ~!、全身に冷水を浴びせかけられた気分ッ!。

▲セーガレサーモン&サワークリーム(オープンサンド)

740yen

ハァウッ!。

ひと目見た瞬間からチミにフォーリン’ ラハッブ!。まるでモヒカン4人を乗せて移動するお花畑ボート!。いったいどんな味ッ?!、これ絶対おいしいやつラーッ!!!。

まさにクリスマスの夜にゃインスタ映え王座の決定版になるだろーッ!。

イタリアン・ベーカリー、プリンチ自慢のライ麦パン(セーガレ)を薄切り。

その上にサーモンとサワークリームをネットリ混ぜ合わせたフィリング、その更に上にはカットされた赤と黄のパプリカ!。

フィリングはしっとりしてて口当たりがいいジェ。赤と黄のパプリカはトマトソースで和えてあって旨味増し増しッ!。

半切りのオリーブにはフェンネルの生葉が入れられたまま焼き焼き。なんとも香り高いクラクラするよな美味しさと美しさを兼ね備えた、ド派手ケーキに対抗しうるオープンサンドと成り果てたべ!。

サワークリームの酸味がサーモンをさっぱりさせてるんだけど、グラナダバダーノ(北イタリアの硬質チーズ)が使われてっから、濃厚な旨味と香ばしさがガンガンとコッチャに迫ってくるぜーッ!。

この具材ったらセーガレの旨味を最大限に引き出すためにチョイスされたって感じがするヨーン!。

▲ミニコルネッティ・ランポーネチョコ(上) 330yen

トルタディ・キャラメルナッツ 875yen

やっぱお茶うけにはコレでしょーヨとコレらをチョイスッ。

かわゆらピンク乙女とダンデェなガチナッチュが手に手をとってのマル秘おデート!。

キャアア!でワアア!な魅惑のラヴターイムッ!。

ミニコルネッティが頭にかぶってる網目模様こそピンク・フォンダンだべ!。

フォンダンとは焼き菓子のデコレーションに使われるシロモノで砂糖と水で煮詰めたもの。フォンダンたら「とろけるような柔らかさ」って意味だからサー、コレって絶対必要なやつだ~♪。

世間をチラ見するよーにコルネッティ(イタリアン・クロワッサン)生地の合間から顔を覗かせているのは、甘酸っぱいラズベリーソース+6種のスパイスを混ぜ合わせたミルクチョコレートだべ!。

このチョコ、見た目に反して実にオイピイ!。シナモンやカルダモンのテイストが感じ取れて発酵バター風味のコルネッティとの相性バツグン!。

指で直接持ったパン(もちろんフィルムシートでおくるみ)にガブりつくたび、生地がハラホロヒレハレと舞い落ちるでヨ。

背中に振りかけられた赤い粉末はラズベリーパウダーよん。なんかコレ、手負いのコルネッティみたいな…。

トルタ ディ キャラメルナッツ

875yen

真横から見た図。厚みもよく分かっちゃうネ~、うふふふ~んだ。

大き目、小さめ、とランダムに刻まれたピスタチオやアーモンドがギッシリ、ギュゥギュゥとキャラメリゼで固められてんだけどネー、ベタベタ感なんて皆無、フォークを入れたら予想外にサックリ切れてビツクリン!。

オーブンで焼かれて焦げたナッツは香ばしさがたまらんッ。細かく砕かれたことで噛み心地もリズミカルうふふ~ん💛。

土台のタルトもナッツに負けず劣らずのシッカリ固め。噛みしめるほどに重厚なタルトのハイレベル感を思い知らされたヨーン!。

▲本日のサラダプレート〈サラダ2種にブレッド2種〉

1130yen

今日は軽くサラダなんか食べちゃえって。そんな風に思ったりすること、あるかい?。

「うん、ある。ボクっていつもシブいから」

その声に驚き振り返ると、そこには全身汗だくで2本立ちするチブル(オス3歳、オムツ陰干しの助)の姿がッ!。

「君、どうしたんだい。全身ズブ濡れじゃないかッ」

「49.194kmジョグって来たから」

「49.195kmじゃなくって?」

「笑。ボクそこまではさすがにムリ。まだ子供だから」

ふ、深いッ!。たまらなく深いッ!。

サラダは常に4種類がキミのオーダーを待って待機してるヨーッ!。

その中からお好みの2種類を選べばイ~のサ。パンが1個このサラダには付いてくるけどモー、100円足すと更に1個、違う種類のパンが付けられちゃうんだゼーッ!。

なもんでパン2個にしまスた。

サラダを追加するために一旦1階へ降りてから再び2階へカムバック。引き続き1階から天井までを突き抜ける銅製カッパーキャスク脇の席ッ。

1階メインバーの様子を見下ろしながらサラダをモグることに致しますわオホホ。

やあね。

サラダ2種のプレートだべ。

まずは1種、「トロフィエ」。写真左の黄緑色のパスタだヨ。イタリアはジェノヴァ生まれの手打ちショートパスタ!。食べてみるとトロフィエにジェノベーゼソースが絡んでてオイピイ。結構硬めの食感が心地イ~。黒オリーブと松の実が美味しさにアクセントを与えてるジョエ。

その右隣のサラダが「リガトーニ・オルトナーラ」。横線が印象的な「リガトーニ」、マカロニよか太い(直径8mm~15mmくらい)ショートパスタの一種なんだぜぇ~。

もちもち食感で食べ応えあり!。「オルトナーラ」は「菜園のような」って意味だから、リガトーニは一口大にカットされた野菜と一緒に和えられてる~。オリーブオイルドレッシングの香りも豊か、彩りも綺麗でいかにもイタリア風ってミテクレどーよ。

んでもって今度はブレッド。左の茶色いのが「セーガレ(息子、の意味。嘘こけッ)」。酸味が丁度いいライ麦パン。

歯のコンディションが良くないチトは食べたらダメェ~。もっちりで引きがマジ強いッ。ひとくち噛むたびに小麦の香りがグルグルとオクチの中でメリーゴーランドッ。

も1つの穴だらけなのが「バケット トラデツィオーネ」。シンプルなバケットが軽くトーストされてる。セーガレよか硬いけど味わい深くて美味ッ!。

帰り際、ふと立ち止まってシミジミ眺め果てるこの光景。

1階右手奥に設置された巨大コーヒーキャニスター下部に接続されたパイプったらどーなのッ?!。

コレってマンマ来年の干支ビヘー!じゃないのよッ!。今年残り僅かなドラゴンよろしくアゲアゲじゃないのよッ!。

アタクシだって常にこーありたいわッ!、いついかなる時もネー、ウナギのぼり、コイノボリの辰(たつ)た上げのヘビのぼりでありたいわァーッ!!!。

それから3日後の17:00前、再び来店ッ。お仕事の合間の遅いオヤツタイムッ!。

ウ~~~~、日が短くなっちまった~い。

逆光効果か、なんかこーやって見上げっとチャペルなんぞに見えちゃうヨーン!。

オオオーッ!。入り口入ってすぐ、右コーナー円卓上の温かさ極まりないディスプレイどーよ!。一体どーなのよ!ワーワーワーッ!。

真ん中に鎮座するパンの王様こそ『パネトーネ』!。ドライフルーツ入りのイタリア伝統菓子パン(発祥はミラノ)!。

『パネトーネ』イタリア語で「大っきいパン」。なんだそりゃマンマやんけ~。

パネトーネったら卵、砂糖、バターたっぷりのカロリー爆弾!。いーのいーのクリスマスん時くらいッ、ふわっふわの食感にドライフルーツのアクセントがたまらんでェーッ!!!。

もっちろんイタリアはミラノといえば【プリンチ】!。どの階にもコーナーがあるから気軽にパクつけちゃうヨーン!。

このパンに使われる酵母は取り扱いが非常にむずかしくてだナー、イタリア人も家庭じゃ作れなくってお店で購入するしかないんだってネー。

▲ローフケーキ(上)とトルタ クレマ ティー&ベリー

赤い星トルタはスタバリザ記事〈1〉で既に詳しく紹介済みだからココでは割愛ッ。

▲ローフケーキ・アランチャ・マーブル

755yen

「ローフケーキ」って「パウンドケーキ」のことでフ。ここのはワンカットに厚みがあってサイズもなかなか。ヒトメボレしちゃってテンション上がりまくりで購入ラ~♪。

「アランチャ」ってイタリア語で「オレンジ」、「マーブル」は「大理石」だから「オレンジ大理石のパウンドケーキ」って意味になるんだネッ。

マーブル模様が印象的ッ。この模様が出来るまでには複雑なヘンセンがあるんだジョ。

ダークとミルク、2種類のチョコレートにさわやかなオレンジの皮を加えて作り上げるのだゾエッゾエ~。

で、出来たマーブル模様の生地にオレンジリキュールのシロップを加えて出来上がりッ。

んなわけで、食べて見ちゃったりしたらバッカうまッ!。甘いだけじゃなくって大人のパウンドケーキってとこがステキッ!。きゃあああああーッ!。

なんてったってオレンジリキュールのシロップがかかってる部分はしっとりしてて脳がトロケけるよーなアルファー波SOS!。

しかもパウンドケーキなわけだからだネー、バターもビシバシ使われててモー最高ッ!。

肥えッ、怖ぇぇ~。

▲直焼きフォカッチーノ・カプレーゼ

1145yen

やっぱパンも食べなきゃ。ココ来た感じでないジャン。で、輪切りのトマトがド迫力なコレを思わず購入ッ。グリーンリーフとモッツァレラがドォ~ンと収まってて、パンというよかサラダみたい。

シュー皮のバケモンみたいにかぶさる直焼きフォカッチーノがいかにもオッカチィ~ノ。

うう~ん。タメイキが漏れるよーに瑞々し~。トマトとミルキーなモッツァレラチーズのカプレーゼ、モグると身体が生まれ変わったかのよーな蘇生感ありッ。

トマトのリコピンは赤ければ赤いほど多く含まれてるんだって?。このリコピンたら油に溶けやすいって性質だから、このパンみたくオリーブオイルと一緒に食べると効果大なんだってサー。

今、トマトってお高いですわよねぇ~。ですわよぉ~。

ソフトな黄色味が美しいフォカッチャ。イタリア人の食生活には欠かせないパンだジョ。

「フォカッチャ」って「平焼きパン」って意味。平たく伸ばした生地にオリーブオイル塗って生地の表面に指先でくぼみをつけてゆくそーなー。写真にもクボミが見受けられるネ~。

プリンチはコレを作るにあたって小麦の選定に難航を極めたらしージェ。

で、その結果、粗挽きのデュラム小麦粉と石臼引きの小麦粉をブレンド、それに用いる水はミラノ現地の水に少しでも近づくよう硬度を調整したんだって!。

その甲斐あって、食べたら小麦の香りにノックアウト!。噛めば噛むほど深い味わいに悶絶せずにはおれニャいッ!。

本日も大満足でサヨーナラ、オルトナーラ!。