味の色どり万華(まんが)

洗足池のダ グランツァで世界大会優勝のズワイガニピッツァをむさぼり食べたァーッ!!!

カスタードめし435

寒風吹きすさぶ~ド冷えの洗足池に舞い降りたボクちゃんの目的はただひとつ!。

飲食店砂漠である洗足駅周辺にあって地味ながらもオアシス指定とされるピザ屋さんへ突撃しちゃうことだハ~。

「地味ながらもオアシス指定」。しかしてその正体は世界ナンバーワンの称号を持つピッツァイオーロ(ピッツァ焼き職人)を擁するピッツェリア【ダ グランツァ洗足池店】なのヨーン。

本日当日はだヨ、そこで世界NO1に輝いたというピッツァ『カンピオーネ』を確実に、的確に、むさぼり果てるというミッションを胸に、欲望まみれでハイテンションなボクちゃんなのであったーッ!!!。

見よ!この超絶地味なる佇まいッ。洗足池からトントン、トンカラリっと徒歩3分、小ぎれい商店街ファミリーロード侵入後は何と徒歩1分の立地なのであったヨーンだ。

ボクちゃん予約なのヨンと女子スタッフにささやくとだネー、窓際の賞杯カップまみれの2人掛け窓際席に案内されちゃって~。

これらのカップはだヨ、ダ グランツァのオーナーピッツァイオーロである坂本大樹(ひろき)氏とそのチームが獲得した栄光なのでふネ。

『ピッツァワールドカップ2023』(10月、イタリアはローマで開催)で優勝、世界NO1に!(写真一番右端、ワインレッドのカップがソレ)。

続いて「ナポリ・ピッツァ職人選手権日本大会2023」でも優勝(すでに2012年にクラシカ部門で優勝)。

続く翌年の『ピッツァワールドカップ2024』では準優勝、さらに同ワールドカップの「パスタ部門」では第3位という好結果。

その後、坂本さんたら2016年に独立しちゃってーだ、目黒区に【ダ グランツァ】を開店だべ。この店はその2号さんてわけ~。やあね。

入口入ったらすぐ、目の前左横に飛び込んで来る華麗なる色彩の石窯!。

な何と!、ココの窯は店名が窯デコチンに入っておりまッシェン!、てお珍らなシロモノ、初めて見たァーッ!。

▲カンピオーネ

3190yen

〈基本ランチA:1760yen+1430yen〉

2023年10月に世界NO1を獲得したピッツァこそがコレだっちゃ!。その名もカンピオーネ (ズワイガニの黄金マリナーラ)!。

オーダー後、ワナワナと武者震いしながらも待つこと10分(開店と同時入店だっからサ)、

遂に夜も眠れず昼寝して待ちわびた甲殻類系ピッツァが眼前テーブル上に降臨~!ウピィ~♪。

皿を見下ろした瞬間、ズワイガニの量に腰を抜かすッ!。

甘さがヒッジョーに強くって酸味の少ない黄金トマトソースの上に、赤みを帯びたプチトマトと紅なるズワイガニが満員通勤電車ガッタン、ゴットン、重量感ハンパなくヘヴィーにご乗車ーッ!!!。

ほぐし身などではない立身出世な蟹身がテンコ盛り!。

その1ピースを指でつまみ上げればワラワラと皿にナダレ落ちる蟹身群!。

ピッツァを口に含めばカニのじゅんわりした旨味が口いっぱいに拡散する幸せッ!。

とにかくズワイガニがしなやかで柔らかい!。スカスカ、肩スカしのチープ感などまるでなしッ!。

カニは瑞々しくって新鮮さを絵に描いたよーだべ!。水っぽさ皆無!。

蟹特有の海臭さも全く、鼻につかず超食べやすいジョェッ!。いっくらでも入るッ!。

飲むよーに入っちまうデ!。さすがウワバミ年ッ!。

「この醤油にピザの端っこをチョンチョンと付けて食べるがいいわ、お寿司の時みたくッ」

と女子スタッフが小皿を置いてゆきまスた。

ナヌ?!。ピッツァに醤油ッ?!。ポン酢でもなくッ?。

う~ん。日本が世界に誇る伝家の宝刀ショーユ!。これを用いてピッツァ界を制したかッ?!。

1ピースはがしただけで生地上の蟹らが「オオオオオ~ッ!」と驚きのリアクション!。

それらの声を聴きながらペロペロッと食べ進む今この時、まさに至福ッ!。

チェリートマトの甘味と黄金トマトソースの深み有る上品さ、それにルッコラのかぐわしさを添えてズワイガニの肉見が柔らかくうごめく!。

不思議に「海鮮」を全く意識しないナポリピッツァ!。

この1ピースにワシュッっと大口空けてかぶりつけば、一瞬で口の中一杯にナポリがはじけるッ。つまり、日本列島はどこへ状態ッ。

ちょんちょん、と……。

うぅ~ん、旨ヒッ。かなりのアジヘンになりまふッ。

しょっぱくなるのでは?の疑獄も吹っ飛び、黄金トマトソース、カニの甘さとショーユがベストマッチ!、キリリと味が引き締まっちゃって和ピザの神髄を見せつけられた気がしちゃったかんねーだ!。

やっぱカニピザにゃーチーズはいらんネ。カニにゃチーズ合わんネ。そのぶんピッツァ食べてるっちゅー雰囲気よか蟹料理食べてマッせー的なッ。

生地はどのくらいの時間発酵させてんだろーかー。

マ、ここのピッツァはイタリアで高い評価を受けただけあって硬い系生地。

前にも書いたけど、欧米人は唾液量が多い。それに比べて日本人はかなり少ない方。

唾液量の多い人種は固い食物を好み、日本人にゃフワモチが大人気。

なある。ゆえに欧米人受けするピッツァと日本人ウケするピッツァとは一線を画すのヨね~。

1枚目を食べ終わり地下のおトイレへッ。

上下階併せて席は30席ほど。現在12時あたりで地下のお客さんはお一人様が2組。

この写真の右端に階段がチラ見えしとりまフェ。

順番が前後しちゃったけど、これがランチに付いてくるサラダだヨン。「お野菜たっぷりサラダ」と言い放つだけあってけっこう量が多いかも。

レタスにニンジン、コーン、紅芯大根、キュウリ、ミニトマト、カイワレ大根が色とりどり。

ドレッシン’はさっぱりした酸味のやや強いタイプ。ピッツェリアのランチサラダにしてはかなり食べ手ありでウレッピィ~。

▲黄金トマトのマルゲリータ

1760yen

〈本日のピッツァ、サラダとドリンク付き〉

「オウゴントマト」?。初耳だべ。

窓際に飾られた黄金トマトの缶詰を見やると『ティアラム』って名のトマトらしージョ。

その小ぶりなティアラムのソースで作り上げたピッツァが今来たコレなのキャ~。黄金トマトを使ったマルゲ。

食べてみたら、ボクちゃん的にはフツーの赤いトマトよかこっちの方がはるかに好きだあ~。

「イタリアの伝統」といわれる黄金トマト。

南イタリアで夏に採れる一番甘い果実だけを缶詰にして限定生産してるんだとか~。なある。それで幻のっ、てわけキャ~。

甘さといい瑞々しさといいオウゴン色といい、食べてて気分もアッゲアゲ~(^^♪。

旬の味わいがモロ凝縮、閉じ込めれらてる新鮮さが口の中で一気にコロゲ。コロゲ回っちゃうのだぁ~♪。

伸び伸びとモッツァレラ~。

日本人ピッツァシェフはマルゲリータ部門で国際的な賞を勝ち取る割合が多いじゃ~ん?。つまりはモッツァレラの扱いが上手いってことラよ。

これもそーでふ。

生地裏返し~。

当店のピッツァ生地は北海道産全粒粉ブレンドだって。食べ始めた時はヒッジョーに美味なんだけどもー食べ進んでると段々硬くなってきてアレアレレ???。

しっかりと味を噛みしめる食べ方に慌ててスイッチング。小麦の味を噛みしめると塩味も聞いてるジョー。ピッツァ自体の厚みはないけど具材と馴染んでて食べやす~~。

むかしむかしの500年前、ヨーロッパにトマトなるものが伝来した時、それこそが黄金トマトであって現代流通してる赤いトマトの祖先は黄金トマトだったそーだ。

今なおトマトが黄色だったならマルゲリータ王妃もイタリア国旗を模したピッツァ「マルゲリータ」を口にすること出来なかったんだネ~。

▲ランチセットのホットコーヒー

小ぶりのカップにガツンとしたイタリアンコーヒーであったぁ~!。

濃厚で激しい苦みに思わずハラホロヒレハレ!。カップにある「キンボ」の文字ったらナポリの伝統的エスプレッソで有名なキンボ社のことではニャーか!。

コクが強くって香ばしい香りが印象的なァーッ!。

ダ グランツァのオーナー兼偉大なるピッツァイオーロの坂本大樹氏いわく、

「ボクは、自分のお店というのは接客が7、料理が3、と考えてる。それくらいお客さんとのコミュニケーションこそが大事だと。お客さんとのファーストコンタクトで不快な思いをさせてしまったら満足度は半減してしまうからネ」。

今回の初来店、ボクちゃんたら2枚のピッツァ食べたんだけども、お店のお客さん半分の入りであるにもかかわらず1枚目を食べ終わる前に2枚目をとっとと出されちゃったァ~。

ここのテーブルったらピッツァ2枚置いたら皿がこぼれ落ちそーな感じなんだけどニャッ?。仕方ないんで食べかけのカニピザを二枚目ピザの皿に盛り付けて皿を一枚回収させた。

あらまあ汚い、おやまあブザマ。

ちなみのその無礼な女子スタッフの居場所からボクちゃんの席ったら徒歩3秒。つまりボクちゃんテーブルの様子が見えなくって、の言い訳は到底ムリ。

んでもって、2枚目食べ終わって(この段階でお客さん3分の1)地下のトイレ行って戻ってきたらホットコーヒーが置かれてたじゃ~ん(苦い笑い)。トイレの行き帰り道中は長いんだぜ~。

ボクちゃんが猫舌だって知ってて…ちゅ~はずもなく冷め冷め狙いなの~ん???。

この店、一人の入店持ち時間たら90分。ボクちゃんがコーヒーを1分でかっくらって退店した段階で在店わずか55分。

坂本しゃ~ん、初心(18歳から修行開始)どこ行った~ん???。

マ、「100円の熱帯魚をノドに詰まらせて10万円の熱帯魚が死んでた 」って話、アクアリストの間じゃ珍しくもない話だけどネ~。

▲シーズンオフの洗足池ボート乗り場 寒ヒッ! たまらなく寒ヒッ!

注:この日、店でボクちゃんのピッツァを焼いたのは坂本大樹氏ではニャいッ。坂本氏の姿は見てニャいッ。