味の色どり万華(まんが)

鈴乃屋と上島で名物のあなご天丼を食べ比べてみたッ!

カスタードめし302

たまには天ぷら食べたひッ!。

Q東海道の鮫洲あたりに燦然(さんぜん)と輝くはずの鈴乃家は、写真を見ての通りボクちゃんにまさかの入店拒否!。

休業日である以上、入店出来ないのは必定!。それが許せずシャッター前でワナワナと震えるチトって何様?。

翌日は前日の曇り日とうってかわって晴~れ晴れ。

両手を波乗りゆらゆらクラゲで旧東海道の鈴乃家に流れ着いたボクちゃん愉快。

何とッ!。開いとるやんけーッ!!!。

きッ、奇跡ッ!!!。昨日の惨劇は一体何だったのか?!。

ほほう?。そ~いや今年は辰年だったニャあ~。どれほどの人がソレを意識して日々過ごしとるんだか~。

マ、「辰鳥あとを濁さず」という言葉もあるほど辰と鳥は綺麗好き。足が汚れるのを極力避けたいタイプ。

それはボクちゃんとて同じこと。

パグしかり、夢食いバクしかり、新品の白ハイソックスはいた靴なしチンパンズィもまたしかり!。

開店と同時に入店。「準備に5分ほどかかるかも」と、おばあちゃんにほのめかされ

“その手に乗ってたまるキャ”と頷く。

この席は好きラ。マコガレイを釣ってた時のことを思ひ出す~。

▲あなご天重

1350yen

来たああああああああーッ!!!。当店名物『アナゴ天丼』!!!。

アナゴ大小2本にピーマン、そしてナスといった天ぷら達。アナゴはドンブリから垂れ落ちる長さなので二つに切り分けたか!。

惜ッしい!。一本だらりんこと丼から垂れていて欲しかった!。

藤棚をホーフツとさせて欲しかったんだよおおお!。

それなのにッ、と怒りのあまり白菜づけをバリバリ。う、うみゃあ。

しかし、ドンブリに盛られてて天重と云われてもだねー。毎回謎は深まるジェ。

何を重ねるのだ?。

前回記事でも切々と訴えたはじゅ。ココの天ぷら、コロモがフニャフニャ。

歯の悪い人が絶対にほほえみ返しするタイプ!。

サクッとせず、カリッとせず、ただひたすら、ひたむきにフニャッ。

あーあーあー、何てふっくら優しい天ぷらなんニャ!。

ボクちゃん大好きーッ💛💛💛!!!。

ぬるめの提供も猫舌(ねこじた)クラブの者には大好評!。

そんなコロモの中に眠るアナゴも負けずにフニャフニャ!!!。

てか、ふっくら柔らか、フタクチ噛んだら確実に口の中で溶けてしまフ!。

むろん、ナスやピヒマンでさえフニャフニャ!!!。

朱に交われば赤くなる、の例え通り、まさに

フニャ天に交わればフニャる!。ふにゃ魚にふにゃ野菜バンザイ!。

蕎麦も腰が無くふにゃふにゃ!。歯触りに抵抗感があるのは白菜漬けと煮タケノコ、蕎麦のネギのみ!。

こッ、これこそまさしく「ふにゃふにゃメシ」の決定版!。

ふにゃ天に気を良くしたボクめは、翌週になるのを待ってから同Q東海道北品川宿の天婦羅うえじまへと駒を進めた。

辛子色の暖簾(のれん)がトンカツ屋をほーふつとさせるものの、そこはそれ、魚心あれば水心、指圧の心は母心(ははごころ)といった風情なのだろう、しょせんは。

開店11:00と同時に入店。

サイレント店内にサイレント経営者のひとりが注文を聞きに。

同じくサイレントにオーダーしようとして、言葉を発しないと注文が伝わらないことに気づき愕然とする次第。

そんなボクちゃんの心境を知ってか知らずか、プイッと奥に姿をくらます家族経営者のひとり!。

▲上天丼

1500yen

来た。冷めないヨーにドンブリ蓋をかぶせているところがシブい。

写真撮ってたら、冷たく「位置が逆」と通りすがりに捨て台詞(ぜりふ)を云われてしまった。ウクッ。

ドンブリに前うしろがあったかーッ!!!。そうとも知らずとんだ醜態をッ!!!。

昔の武士なら責任取ってハリキリ過ぎ!。

こっちゃのアナゴも長~く愛してタイプ。蓋を取るのが何だか怖い。

もしこれがパンドラと云う名のドンブリだったら???。

そう思うと肩がすくみ腹ペコおなかがトラフグのよーに虚勢を張ってプックリ!。

おおおおおお~。フタ取ると、明らかに気温1度上昇の湯気がボクちゃんの顔前面に美顔(びがん)効果!!!。

「ビギン、美顔、美顔」の三段活用は今だ健在か。

アナゴ、海老、ピーマン、イカ、シイタケ、キス。それらをぱっくぱくと食べ進みパックMAN。

鈴乃家のタレは非常に薄味。コチラのは濃い味でめっちゃ美味!!!。甘くて酒が効いてて深みのあるタレら~♪(^^♪。

タレのかかり具合もこ~んな感じで理想的!。いわゆるコメツブ最後の一粒までうミャあ~みたいな。

コロモはサックサクになる2歩手前、フニャフニャになることはないだろー的な塩梅。

サックサックでなし、カリッカリでなし。歯ごたえのあるフニフニか。

マ、美味いことこの上なし。アッツアツでのご提供でありまスた。

愛らしいコケシさん達が「さよーなら」。

また来てね、もサイレント。

云ったか云わぬか聞かぬが花よ、ハー、ポックン。

そうこうしてるうち時は流れ続け、前回来店より既に6日も経過するなどもってのほか!。

無念にのたうち回りながらチャア~ンとお店に辿り着けるのはベラテンならでは!。

風にそよぐ御旗(みはた)が空腹の旅人らに愛と冒険な日々を与えるのだ。

触れなば落ちん、といった風情の天重…。江戸時代、川崎宿へ向かう旅人らは、今のボクちゃんのよーに、ココでおなじよーに、天重を食べたのだろうか?。

当時、あなご天丼なんてあったのキャ~?。

▲天重

1350yen

アナゴ以外の天ネタも食べたくなって再再訪だヨー。おおお、相変わらずふにゃふにゃ天が肩寄せ合って寝床の中。

アナゴに海老、ピーマン、ナス、イカ、カボチャ。ソレに温かいソバか味噌汁か、どっちを付けるのだと店のBarちゃんに詰め寄られる場面も。

もちろん、いつものよーにソバでフ。

コロモは分厚くなく薄地。一品一品の素材の旨味は存分に生きてる天ぷらでシュ。が、タレが薄い。高血圧防止には最良でフが。

マ、とにかくモフモフでフニャフニャのコロモ童子らとひとときの悦楽。こりもせず。

ごちそーさまでスたぁぁぁ~。

夕飯は武蔵小山商店街の【近江の館】で買ったヤツを使ってタケノコ釜めしヨーン。

ゴハンをフツーに2号分用意して、米のとぎ汁は全部捨てて、コレを加えてアトはフツーに炊くだけって簡単便利なお話だったから買ったのだー。

こうゆーの特に好きってわけじゃないんだけどー、試食したら超美味、魔が差して思わず購入したってイキサツだったー。

完成して半信半疑、お店で一口食べたあの味は果たして再現出来たのキャ?!。

まずはひとくち。オオオオオオ!、続いてふたくち、みくち。

絶品!!!!!。うみゃあああああーッ!。マジ仰天な旨さ!!!。

で2日間も楽しめんだヨーン!。

ふっくら炊きあがったゴハンはホノカな優しい醤油味、タケノコは穂先のみの使用だけあって柔らかさ大爆発!。そっと三つ指付く恋女房の油揚げがまた縁の下のコオロギ!、リーン、リリーンと美味しいったらありゃしなひ!。

コレはリピ確定ですヨーン、だ。