味の色どり万華(まんが)

池上本門寺そばの【古民家カフェ蓮月】で昭和レトロど真ん中ッ!!!〈1〉

カシタードめし433

2025年開幕ッ!。

皆様、あけましておめでとうございまふ。

本年もなにとジョよろしくお願い申し上げまふ。

などと泣きぬれた真顔における迫真の新年冒頭あいさつを終え果て、ボクちゃんたら新年そうそう、何だそうそう、池上本門寺で有名な大田区池上へと舞い降りたのであったーッ!。

これを見てくらはい。おみごとキャプテンな古民家でふ。しかも古民家改装、モッダーンな昭和レトロぷんぷんなムーデーカフェでごんス!。

あっちゃー!外観見てるだけで気分アゲアゲぢゃなヒのよッ!。

やあね。

もうずぅっと前の真夏日、実はボクちゃんたらココがまだ蕎麦屋だった頃に2回ほど入店したことがあったんだー、あったんだー。

「蓮月庵」てな名前だったっけ。主人高齢化でこのオミゴトなる古民家はオトリつぶしのピンチッ!。

蓮月を守れ!。地元皆の衆の火だるま決起!。ケンケンガクガク焼きビーフンな結果、ついにこの建物をカフェに仕立て上げてしまえ!というマコトにナイスな流れに。

そホして2015年、ついに古民家カフェ蓮月が再生復活!。クラウドファンディングの成果でもあったんだぞなもし。

この古民家は1930年代に建てられたもの。今年で105年たぁ~堂々古民家の称号ピカピカリン!。

今回の記事は食べ歩きブログから脱線してだネー、この美しくもはかなげーな古民家のメモリーショットの数々をここに刻印しちゃうって趣向でいこーと思フの。

説明文ほとんどナッシング~、食べたものもインスタグラムのグラム数にも満たない軽食のみ。だか~らぁ~許ぅるぅ~しぃてぇ~欲ちぃ~のぉぉぉよぉ~ぅ、ハア!ポックン!!。

蓮月に入りまスたッ。

この光景は入口の引き戸を開けて全身を店内に入れた挙句、5歩直進して振り返った時に両目がとらえたものであるジョー。

見事にディスプレイされ、レイアウトされ、行き届いて管理され、もはや和洋インテリアの極地、観光地のインテリア。

だれもがこの光景に目を奪われ、その後の人生の全てを奪還に費やすという…。

この古民家カフェは今語った点において有名。

でも、その飲食プライスの法外な高さでも有名。悪名高きというチトも居るよーだけどサー、築100年以上の古民家をビューチフルに保ち続ける経費のことを知らんのだネ~。

マ、純粋な飲食プライスって考えずにー、コスパもへったくれもなく「MY重要文化財」指定でクラウドファンディングチックにお支払い頂ければ~だべッ。

石油ストーブがある場所はお座敷への上がり框(あがりかまち)。昔の民家ったら大抵土間の横はカマチの造りになっとったでごわす。アー愉快、痛快、喜喜怪怪ッ。

セルフの紙コップがズラリの年代がかった木製テーブルの背後に回り込んで窓辺を撮影ッ。

レモンのデトックスウォーターの超絶こはく色が店内の柔らかげな色彩にベリマ!。

この引き戸は只今締め切り。さぶいから~。

やぶ蚊がオノレの汗に溺れる真夏にゃ開くデ。

紙コップ置き場の真後ろに2階への上り階段があるんだぜぇ~。

でも今ボクちゃんが立ってるトコは上がり框(あがりかまち)、階段をあがるまでもなくこっから見下ろすよーに土間を撮影出来まふたッ。

どーよ、この全力投球なまでの上から目線ッ。アーすがすがしッ!。

しかし…。なんか上がり框って落ち着くッ。わずか土間よりひざ丈高いだけなのにニャッ。

写真右手、石油ストーブの向こう、チラ見えしてるのが2階への階段口。

その階段口の上に吊るされたエメラルドグリーンが鮮やかなランタンがシブいッ。

ランタンが日本に伝来したのは1860年、庶民の生活の中心に据えられたのは明治時代初期。ランタンは手持ち移動したり吊るしたりするのが通常の使い道。

だからこの吊るしはオッケイ。

♪見ィ上~げてェ~ごらん~、だべ。

二階は大広間の畳敷きだって~。そのあっちゃこっちゃに座卓だのチャブ台があって思い思いに座ってくつろぐって寸法だぁ~。ちいと登ってみんべ。

う~ん。この両サイドの土壁が何ともオモムキありあり~。

坂本龍馬暗殺の近江屋なんぞ連想せずにはおれんッ。

ウ。

この屏風画の古色蒼然さがスゴッ。

屏風画を壁画にしてしまうとこが更にスゴッ。

古色蒼然 ⇒ 長い歳月がたって古びてしまったものが独特なオモムキをかもし出している様子。

ふ、深いッ。たまらなく深いッ。

二階へ到達ッ。右手に12畳くらいの部屋がふたつ、堺の障子とっぱらって続き部屋にしてはるヨーン。

でも写真ナシ。だって人があっちこっちに座ってらっしゃるんで撮影出来なんだ出来なんだー。かなピーイ!。

アハッ、向こう側に降りる階段もあったか!。お珍ら~!!!、こんなん初めて見たヨーン!。

窓から庭を見下ろしてみた!。窓の木製突き出しのあやうさ!。

絶対コレに重いもん乗っけたら一触即発バイビィ~確実なやつだ~。

その突き出しを庭から見上げてみた!。突き出しの木といいこの外観板貼りといい、あまりの軽さに驚きまくり。

どこか一枚でも新品に代わってしまおーものなら一瞬で崩れる果ててしまうこのオモムキ・バランス!。

このあたりツイスター発生地域でなくってマジ良かったァァァーッ!!!。

階段降りて再びカマチへ。

その上がり框(あがりかまち)の隅にオオ!懐かしき昭和レトロの決定版な茶の間用タンスッ!。

いや待て、ヘタしたらこのタンス、昭和すっ飛ばして大正にまでスワイプしちまうかもだジェ。たいてい明治時代のタンスは引き出しに黒い鉄製金具が付いてたからネー、やっぱコレは大正時代止まりだわ。

コレも時代箪笥(じだいたんす)の部類に入るかも。時代箪笥って江戸時代から大正時代に創られたタンスのことだからー。

タンスの裏側にチラ見えしてるのはケーキのショーケース。

ほらニャッ。これショーケース。ケーキの。

時代がかった木造アレコレの中に浮かび上がるガラスケースったら正に年代カオス。

やあね。

この右手がオーダー兼支払い窓口だべ。

いま見たショーケースの真上から向こう側を見た光景がコレ。

なかなか味わいのある冷蔵庫だネ~。歴史博物館にギリ入れるかもなビミョーさがステキッ!。

収納されちょるビールもやっぱ麒麟(きりん)だわ。ラベル的に古民家との出会いマストなマッチングアプリよーん。

▲セミーオ

1090yen

突然でどうも。

セミーオとはセミオートマチック・ソーダの略でもなんでもなくてね、単なる魔法のソーダなんだよきっと。

まだ通常営業じゃなくってランチとかのメシ系はナッシングという驚き。

そしてめまい。

なわけでこんなんなりまスた。

外はサムザム、店内ホッカホカ+ボクちゃん厚着=つべたい飲み物。

オ!。

上に群れてるナタデココ食べ終わって軽ァ~るくかき混ぜたらッ!、

色がブルーからグリーンに変色ッ!。

う~ん、さすがはイリュージョン・ソーダ。

やあね。

青いシロップ(ブルーキュラシロップ)も、その下のメイプルシロップ入りアイスティーも、その下の氷も、全部混ざっちゃって思い出のグリーングラスに!。

この『セミーオ』ってネーミング、『セミオトコ』(テレビ朝日系列、金曜ナイトドラマ、山田涼介主演)から取ってるんだぜ~。

だって蓮月ったら『セミオトコ』の撮影現場だったんだから~ん。

まあね。

んなわけで、地下の幼虫が成虫となって太陽のもとに飛び立つ変身をソーダで表現したってわけなんだー。全くマジでそーだったー。

▲ベリーのチーズケーキ

790yen

不思議なソーダ味なやつをコクコクしながらコイツをいただいちゃいますネ~?。

これってベイクドなやつ。全粒粉を使ったザクザク食感の薄い土台の上にクリームチーズをふんだんに使ったものラ~。

かなりネットリしててサー、上にかけられてるベリーソースったら酸味が強くって濃厚極まりないでふ。しかもそれには甘く煮込んだブルーベリーの嬉し恥ずかしなオマケ付きッ。

このチーズケーキ、じっくり焼かれてる割には見た目に反してクチドケがイ~♪。

甘いだけのケーキじゃなくってだヨ、クリームチーズの塩気も立っててチーズケーキの何たるかを、その原点をイヤというほど舐め上げさせられる想い。

どんな思いなんだよそんなもん。

マ、とにキャーくだ、味わいが軽いよーで軽くなく、重たいよーで重たくニャいッ。このビミョーさが秀逸!。

ほろ苦いコーヒーと共にいただキャーよかったキャ?!と歯ぎしりしながらも帰り支度を始めるボクちゃんであったとさッ。

ド完。