味の色どり万華(まんが)

7年連続ミシュランのベントエマーレで激うまピッツァ!!!

カスタードめし280

夢のお告げ。

今朝、枕元に短足で仁王立ったゴルゴンゾーラたぬき曰く、

「ゴルゴンゾーラ食いに行かんかいワレ」

アそーなんだぁー。

うん分かった。ボクちゃん今日忙しくなるねー。

最近とみに本物のナポリピッツァ激戦区と化した武蔵小山~不動前~目黒~五反田界隈。

本日、満を持して向かうは不動前にある超ピッツァ有名店【ヴェント エ マーレ】。

繁華街から離れた閑静な住宅街に在るのでッス。

長く急傾斜な坂道を登ってくわけですがー、クチコミにゃー不動前駅から徒歩5分て皆が書いてるジェ。

ウソらあ~!、ハアハア!ボクちゃんは10分以上かかったジョーッ!。

エ?お前はグズ?!。そッ、そんニャあああああああーッ✖✖✖!!!。

入口でフ。店の前の道幅は狭いので車に注意ヨン。

黒ずんだグランマが門番のよーに…。ドアに使われているキャメル色の木材はオーナーがオーダーメイドしたオーク材だって。温かみがあるネ~。

お店のドアと横に栄光の奇跡がいっぱい貼られてるヨーッ、キャアアアアアアーッ!!!。

食べログ100名店に何度も選出されるのって、そう簡単に達成されるこっちゃニャー!!!。やっぱ精進のタマモノでしょーヨ。

目黒線不動前駅から長い長い坂道を延々と、ハーゼーいいながら歯を食いしばって桐ケ谷通りまで登って来た甲斐があったというもんだヨー!、は未だ早っ。

100名店だろうが何だろーが、自分のベロちんで確かめた後でないことには栄えあるカスタードめし絶賛の憂き目を見させるわけにはいかニャアーのだあ~。

このお店、7年連続ミシュランガイド東京ビブグルマンの認定店。

それって簡単に達成出来るもんでもなかろーネ、だよ~。

ビブグルマンとは?!。それはだネー、「お値段以上の満足感を得ることが出来るお店」というヒトコトに尽きる!、という定義なんだそーなー。

ホントにそんな一択だったー。

ミシュラン社のお抱え匿名調査員達が世界中に散り各地のレストラン評価した結果の産物ラ~。

星3段階評価のいずれかを得ることが出来た店だけが、栄えある“ミシュランのお店”の称号を名乗ることが出来るのであったー。

ピッツァを待っている間、スパンスパン!だのスパポポン!だのと、ピザ生地を叩いたり伸ばしたりしてる音が当然のことながら聞こえまくりの心地よさ!。

つい立ち上がって窯の方を覗き見ると、ピザピールの先端シャベルに乗っけたピッツァを窯の中で巧みにくるくる回しながら焼き上げている様子。

アレはボクちゃんが食べるヤツだニャ~💛。

見てはいいものを見てしまった!

という後悔や懺悔、罪悪感などみじんもなく、ただただ見学学習体験の必要性を児童らに叫びたい気持ち。その一念は岩をも貫けないヘタレ具合。その残念さミゴト。

この台の手前が入口ドアの前にあたる。

写真中央に見えるアーチの向こう側が2人掛けの個室形式ルームで、今回予約入れておいたボクちゃんが通された席なのであったー。

台上のピカンテの右正面にピッツァ石窯が鎮座しとりまフェ。

座って見れば大層落ち着くテーブル席!。陽光がいー感じで差し込んでてイタリアの民家にお呼ばれされたって気分に浸れる~。

ウルトラマリンブルーのナプキン入れもウェットでオサレ~。

フォークやナイフを包んだグリーンはイタリアお家芸のルッコラ色だけど、コップのブルーはまさにフランス。イー感じでEUカラーの取り合わせ。

個室から向こう側を見上げるとこんな感じ。相対の二人の天使がイタリアン全開。

店内全ての装飾品はオーナーがとことんこだわった丸ごとイタリアイズム。

薄暗さもフランシスコッポラのゴッドファーザーを彷彿させるものがあるジェ。

まずは、ピッツァが焼きあがるまでの暇つぶし兼胃腸整えエキストラとしてのサラダ登場。

おやまあ、綺麗なお姿なさってぇ~。このお店のランチセット、サラダもドリンクも付くからお得ですわよねホホホ。

量もなかなか多い~。サニーレタス、水菜、紫キャベツ、トマト、ニンジンと5種類。

その上に粉チーズとオリーブオイルがジャンジャカ。

食べてみると、黒コショウや味の深み有る塩も舌に感じて思わずニッコリンコ💛。

しかしこの粉チーズ、独特の味わいでちょっとビツクリ。

しかもこのサラダ、ドレッシングなど一切かかってはおらず塩と胡椒とオリーブオイル、そして粉チーズだけで味覚を決めているのヨ~ン。

それが新鮮だし美味しかった~。

壁にカラフルで可愛ゆいカサゴのイラスト入りタイル!。

ナポリピッツァのお店なんだから、ナポリの常食魚カサゴのイラストは当然だべ。

紅いほおずきと白壁、ルッコラ色のヒレ持つカサゴとくれば、それはもーイタリアの国旗。加えてこのサラダの彩りそのものだハ~。

ボクちゃんもロックフイッシュであるカサゴは堤防の夜釣りでメッチャンコ釣って釣って釣りまくったああああーッ!!!。

捌いて捌いて捌きまくって唐揚げだの刺身だのにして食いまくったジェーッ!!!。

ボクちゃんのお席の壁には、漁師のロープの結び方だの釣り仕掛けのオモリだのの標本額!。

珍しーやら嬉しーやらで本日も確実に時は刻まれてゆくのであったピザまだ?、と思った瞬間にお姉ちゃまがお皿持って登場!。

遂に来たか!!!。

▲本日のスペシャル

サルシッシャ+マルゲリータ

1550yen

〈トマトソース、モッツァレラ、パルミジャーノ、バジル、サルシッシャ〉

ひと目見た途端のけぞる大きさ!。まさしく男組御用達サイズ!。

これ一枚で満腹!を確信させるシロモノにニンマリ~。

本日のスペシャルであるところのサルシッシャもシッカリとサルシッシャ顔!。

イタリアから取り寄せた石窯で焼き上げたピッツァが極上の香りを立ち上らせてイリュ。

その香りはまさに至福。生地の焼き色、焼き加減、これ絶対おいしーやつって全員一致で採択系だヨーン。

一見、挽肉が各所?、に見えるサルシッチャ(サルシッチャ)はイタリア発祥のソーセージのこと。

細かく刻んだ肉にラードやスパイス、ハーブなんかを加えて味付け、それを腸詰めにして作られるのヨホ。

こちらベントエマーレのサルシッシャは粗目の挽肉が固まったよーなやつで肉ニクしさ溢れまくり!。食べてみると、武骨な形ながらジューシでスパイス利かせたクセのある味覚。

でもそれが何とも美味~。

ピッツァのあまりの美味しさに耐えかね、見上げた壁に掛けられているタンバリンをかっさらって激しく乱れ打ちしたい衝動に駆られる!。

耐えねば!、ここは何としても堪えねば!。

噛んだ唇はすぐ開きピッツァを回収!。

にしても大きいピッツァ!。直径30cmは裕にある!。厚みもあるしかなりのボリューム。焼きがとっても強くて香ばしく、フチのふくらみも半端ニャあ!。

これでサラダとドリンクが付いて1550円だなんて、そりゃもうお客様大満足!。

ボクちゃんたら開店11時半入店。先客2名のみ。1分後に着席、その1分後に店側が押し寄せるお客様各位に18席すべて満席宣言!。

ひゃあああああーッ!!!。

さらにテイクアウトの電話がジャカスカかかり始め、お姉ちゃまったら対応に追われテンテコ舞い!!!。

予約しといて良かったああああああああーッ!!!。

生地のアチコチにブンワカと活火山コゲ。

お焦げはキライというチトも居るし、オコゲって美味しーというチトも。ボクちゃん後者だべ。

加えて、このお店の生地は塩気が薄い。シオケが欲しい人は「塩気が足りない」と云うし、薄味好みなヒトは「この生地サイコー!」って云う。

ミシュランの匿名調査員の人ってまさしく薄味好みの人だったんだネ。

シオケがない分、生地の甘味がずんずんベロチンに染み渡るぅ~。

とはいえ、このお店のピッツァの風格と存在感ってハンパなく凄いヨー。

手でピッツァのピース持ちあげてガブリとやれば、舌と指先の両方で生地のふっくら具合とモッチリ具合を感じ取ることが出来るのだー。

これまで色々なピザSHOPでピザ食べてきて一番痛感したことっていえば、窯で焼いてたってイマイチなピザ、残念なピザは五万とあるんだってことだべ。

固い、ボソボソしてる、ただ小麦を焼いただけ、パンみたい、とかネー。

ピザ焼くのってむずかしーんだニャ~、とつくづく思ったもんでシュ。

ひとたび美味しいピッツァを味わったその日から、もっと美味しいのを!ってピッツァ味覚の旅が始まっちゃうのよね~これが。ボクちゃんに限らず~。

んでもって、このお店、ベントエマーレなんだけど、間違いなく本物のナポリ・ピッツァ!!!。

味の好みは人それぞれ、云いだしたらきりなけどサー、ここのが本物のナポリピッツァかどーかっていう点に焦点を当てたらまさしくYES!。

何で本物のピッツァだと分かるかって?。

だってお好み焼きでもパンでもヌードルでもないジャン。小麦粉でこんな食感、こんな味覚、他に存在してないヨー。

つまりは、これこそピッツァという食物です、なのだー!。

存在してないだけじゃない。旨すぎ。もっちり、フックリ、ふっくら、美味しすぎ。

「なんちゃってピザ」って大抵は小麦粉を焼いたもの、で終わらせちゃってる。

それに具材乗っけてトマトソースとオリーブオイルでごまかしちゃってるとかネ。

このお店が食べログ100名店だとかミシュランだとか、そーゆーこととは一切関係なくって、ココのを食べると「窯で焼いたなんちゃってピザ」とはどういうものか、がよーく分るよーになるってことだー。

ハッキシいって家庭では絶対に焼けないピッツァ。似たヨーな感じにさえなれニャあ!。

絶対に足元にも及ばニャあ!。

生地の裏は固かったー、イマイチだったー、そこだけ残したー、が絶対ないココのピッツァ。どこもかしこも美味。味わい深し。

生地の裏側はカリッとしてる。カリッ、は無味乾燥なカリッ、ではなくって香ばしさを呼ぶカリッ。しかも柔らかさを併せ持つカリッ。

分かってもらえるかしら?。なにゆえパン以外にピッツァなるジャンルがあるのか?ってことなのよホー。

個室のアーチから石窯が見えるヨーン。

右手の台座のイラスト入りタイルもそーだし、見えないけど床に貼られた大理石もイタリアそのものを演出してるネ~。

壁上の石膏ピッツァは手作り感ありあり。もしかしてオーナー作?。

二つ目のアーチからは厨房の洗い場が見えとりまフ。

やっぱ、この光と影、まさしくゴッドファーザー。

ドン・コルリオーネの世界だネ~。

▲ゴルゴンゾーラ

1400yen

〈ゴルゴンゾーラ、モッツァレラ、パルミジャーノ、はちみつ〉

来たッ。ひと目見てシブい佇まいにシビれる。

何この黄金の秘宝系なビジュアル。チマタのピザを超えた超人離れした存在!。

超人離れ?。したら普通の人に戻ったってことじゃないかよ。

違うジェ。こんなデカいピッツァ、二枚目に突入だなんてボクちゃんたら超人以外の何物でもニャあ!。

マ、食べてもただただオウムのよーに「絶品!」を連発し続けるしかなかった!。

ガッツリ焼かれているのにこの柔らかさ、ふんわり度合い、もっちりしっとりのマジック!。

羽毛布団のよーな生地の上にたっぷりとモッツァレラが敷き詰められ、パルミジャーノはモッツアレラと融合し視認ムリ。

だがしかし、ピッツァ表面にイエローなオイル(黄金色にも見える)がジュンワリと輝いているのを見れば、それがパルミジャーノのシワザなんだって分かるはずラ~。

あたかも外は雨、窓ガラスには幾つもの雨だれが伝う。

そんな日の午後、部屋の中で雨音を聴きながら焼きたてのピッツァを食べる、みたいな風に見えないキャ?この写真!。

だがオンモは晴れているのラ!。ガーン!!!。

途中、手を洗いに洗面へ。オオ~、このタンス、イタリア感出てるニャ~、などとウットリ。

生地の要所要所に点在しているこのピッツァのキモであるゴルゴンゾーラ。

ピリッとしてキリッとしたチーズの塩気があまりにもイーあんばいで旨味も強い。

まさしく口の中が幸せ色に染まりまくり。

トマトソースを排除しチーズの遥かなる呼び声をピッツァ谷で聞くことの素晴らしさにワレひとり此処にすすり泣く。

食べながらピッツァを動かしてると、ふいに皿に描かれたイラストが覗き仰天。

卒倒しそーになるものの口と指は止まることを知らず、ただ黙々とマシーンのよーにピッツァ吸収の手を緩めず。

「お好みでドーゾ」

はいはい、といい加減な頷き。普段はハチミツなんぞ使わニャーが、今日はふとヒトクチ分だけ使ってみる気に。

たらあり垂らして口に運ぶと衝撃波Qが!!!。

ううううううううう旨あああああああああああーいいいい!!!!!!!!。

何という意表!。あり得ない極上の味覚!。

この店はミシュランの…という言葉だけが脳裏で渦巻く。今この時、目からウロコな気がする。

黄金色のハチミツがこの店にミシュランの女神を呼んだのだあああああああーッ!!!。

4種チーズのクアトロフォルマッジ。そこからチーズ種をひとつ引いたのがゴルゴンゾーラピッツァ。

ひとつ引いたのにこれまでに食べた全てのクアトロをごぼう抜きするこのピッツァの正体は一体…。

ハチミツの味もまるで違う。こんなに美味しいハチミツ、いままで食べたことなヒ!。

高級蜂蜜を幾つも食べてきたのにナジェだ。

旨すぎ~、甘すぎずベタベタしていない香り豊かなハチミツ!。

何度も確認。ピッツァが旨すぎるのか、ハチミツがピッツァを極上に変えたのキャ?!。

そおして遂に、頭上の久寿玉がスロオモウシオンで割れ、中から短冊がぶら下がリュ!。

“このピッツァが女性、ハチミツは化粧品”

食べ進むうち、遂にはほんの数粒だがキャラウェイシードさえも発見した!。

パンやチーズ料理、ザワークラウトやクッキーによく合うスパイスで、甘い香りとスッとした爽やかな甘味を持っているヨーン。

これがまさにこのピッツァの隠し味になっていたのだー!。

とにかく最高のピッツァ生地に圧倒され、イタリア直輸入のチーズの凄味にも恐れ入っちゃったー。初来店の印象はまさに強烈。

引きも切らない来客数、明るく朗らか、親切なお店のチト達。

お値段以上の幸せ、それがミシュランの評価基準というのであれば、此処はもちろん合格点のパラダイス。それだけは確か。

なかなかシックな石窯。味わいアリアリ。なんか歴史さえ感じさせるじゃニャーか。

最後にアメリカーノでありまッス。

煎れたてのアツアツ。持ち手が小さいカップだから気を付けて飲むべし。

苦みが強いガッツリ系!。酸味はほとんどなし。立ち上る香りがナイス!。

さて、立ち去る前に本日の食後総括!。

ひとことで「人間の味覚」っていってもだネー、人種によって味覚が全然違うことは承知の通りだべ。舌の厚さ、長さ、形の違いは味覚の感じ方もガラリと変えるそだー。特に味蕾の違いは決定的~。

んなわけで、ミシュラン人が日本の各お店に星いくつとか付けても、所詮それは外国人のベロベロが決めたことでー、多くの日本人を納得させられるわけでもニャッ。

ただこれだけは云える!。この店はあらゆる意味で温かい。やさしい。

ピッツァが好き、おいしいピッツァを食べる人を見るのが好き。そういう人々がお店を作っていまっシュ。

その点で本ブログ、★★★★★★でしたッ。