カスタードめし487

またも舞い戻ってきちゃったんだから~んジャンカデリック!。
ボクちゃまったら特別メキシコ料理がお好きってわけでもなヒのヨね~。
なのに再びはどぼじて?。
だってそりゃーこの店、あたかもまるでご当地メキシコに居る気分。
ただし安全な観光地ではなQ、犯罪率高いよーな旅行客が足踏み入れなヒよーなトコ。

そんなんが中目黒駅からちょっと歩けばご到達ッ。
う~ん、やっぱこの店スリリングなメキシコ滞在気分ッ。
そりゃリピートするざますわよタダなんだから~ん。
本日この頃さっそく入店し果ててだネー、うらぶれたアカプルコかロスカボスあたりの危険な裏路地飲食店に恐々と入店しちゃおー気分でないのー。ええ?。
入口正面のカウンター棚のギャーコツらがお出迎えッ。
犯罪=メキシコ=ギャーコツ、この方程式は誰ァれも否定は出来んでしょーがネ。

ディズニーの映画『リメンバー・ミー』を観たチトは分かるだろーぜケケ。
メキシコの有名な祭りっちゃー「ディア・デ・ロス・ムエルトス」(死者の祭り。毎年11月1日、2日)だねヘ~。
使者を忍び、死者に口づけ、感謝し、「死」を笑い飛ばす。
祭りの象徴はガイコツ(カラベリタ)。
何もかも日本人にゃ考えられんコンセプト、だからこそ興味深いのホ。
このブログ、メキシコの方々も多数ダウンロードしてくれてっからこの場で感謝もーしあげまふ。ありがとネッ。

十字架のオンパレヘド!。
十字架ったらメキシコじゃ町の至るとこで見かけるっていふじゃなひのぉ~。
このお店のもそーだけど木製、陶器や刺しゅうしたもの、ブリキ、色んな素材で作られてンだネ~。
「奇跡」を呼ぶ単なるキリスト教の十字架って意味合いだけじゃなくってー、「死」にまつわる「愛」と「生きる喜び」(コラソン)を表してるそーな。
真正面、最奥の席がボクちゃんのお気に入りれふ。

厨房が覗くその上に飾り付けられたカラフルな二等辺三角形の紙、これはパペルピカドといってこれも死者の日を祝う悦びに満ち溢れてるものなんだとかー。
いやー、死の香りに満ち満ちた処で作り上げられる料理を食べられるなんて素晴らしいヨーン!(ホホ伝う涙)。
ボクちゃんも景気づけに食べまくって「死」を笑い飛ばしちゃうんだから~ん!。
ド派手なテーブルクロスも「死」を悲しいものでなく「喜び」として捉えてっからだそー。
輪廻転生って喜びだもんニャ~。

メキシコ一色風景に何故かドッチラケの我が国「大入り額」。
商売繁盛は分かるけど~、西部劇の通行人にチョンマゲ結った着流しが歩いてるんだぜぇ~。
ったく…。やっぱここ中目黒だわ。メキシコじゃニャー。
え?。現地メキシコの店に日本人客がコレをプレゼントしたならどーよ?だって?!。
今、目の前のチブル(フレンチブルドッグ、ふんどしジョン、2歳、ベージュ)からそーいったお声の便りありましたッ。
う~ん。それもありっちゃーありキャ~。

▲チミチャンガス(ポーク)
2100yen
結局本日のランチはコレになった。
メニュー見てもタコス、ブリトー以外なんら料理の正体つかめずに~、そういや中学生ン時にチャミーって名の犬飼ってたナーが頭をよぎり、ついチミという発音に惹かれて注文しちまったハ~。

鈍い光沢放つパペルピカドと共に数々の酒。
メキシコの三大地酒はテキーラ(マルガリータのベース)、メスカル(蒸留酒)、そしてプルケ(どぶろく)。
知ってのとーりテキーラのアルコホル度数は35~55。だけどメキシカンビールはラガーで低め。プルケも低い。
テキーラ攻めならどんちゃん騒ぎだぜー。

う~ん…威厳あり過ぎなフォークだべ。
「死」に寄り添うニャふさわしー威厳ッ。
これ使ってチミチャンガスとやらを食べるのも恐れ多いッ。

待つこと約15分でごとーちゃくッ。
「お皿がメッチャ熱いから気を付けろォ~」とキッチンミトンしたマスターが置いたのを
「ハァ~イ」
と何故か即座に皿の縁を指で掴んでグッっと引き寄せてしまい
「アジャァーッ!!!」
侮蔑のまなざしで振り返りながら去ってゆくマスター。

貧しき家でも精一杯飾り立てられるという祭壇「オフレンダ」が味わい深いネ~ン。

故人の魂をわが家へ再び迎え入れる入口なんだネ~。

なんだこれ。
しょせんオムレツなのか?。
帰宅後色々調べてなんとか分かった。
チミチャンガったら薄ッすーいトルティーヤ生地で肉だのチーズ、ライスなんかを巻き巻して包み込んだブリトーを揚げたものだってヨ。
やっぱメキシコのオムレツ?。

マスターにインタヴューするとだナー、このジャンカデリックじゃ更に特製ソースとチーズを上からかけてオーブンで焼きあがてるってサ!。どーりで香ばしヒッ!。
んでもってその上には更に色鮮やかなピコデカヨが盛り付けられてるッ。

ピコデカヨとはメキシコ語で「ピコ太郎」の意。違ふッ、もといッ。
刻んだトマト、玉ねぎ、コリアンダーで作り上げたサルサソースがピコデカヨだべ。
この店のには細かく刻んだ青唐辛子まで入ってるネーン!。

このチミチャンガス、揚げブリトーの中にはネー、ひとくち大カットの豚肉がそれはそれはよぉ~く煮込まれててダネー、それはまるでプルドポークのよーな柔らかさ&味付け!。
それがまぁギッチリャンコと入って充実感半端ニャア~♪と思っていたらだヨ、おやまあメキシカンライスまでも内包!、あらまあステキ!。
肉の上から覗くメキシカンライス見えるゥ~?。

そのチャンガスの隣にも煮込みポークとメキシカンライス、リフライドビーンズが添えてあるジョエ。
日本人にゃパッと見チキンライスにも見えるメキシカンライスはだナー、テックスメックス料理(アメリカはテキサスの料理とメキシコ料理が融合したもの)の定番サイドディッシュなんだー。オレンジ色なのはトマト加えて炊いたからだって!。
トマトの量は少な目、クミンやオレガノみたいなスパイス中心で作り上げるってヨ。

ところで、こーいったテックスメックス料理にゃーだヨ、この写真のよーにリフライドビーンズ、ピコデカヨ、ワカモレ(アボカドのディップソース)、真白きバニラアイスのよーなサワークリームを沿えるのがお約束なんだー。
全く実際そーだったー。ホントに現実そーだったー。
なわけで、ボクちゃんは色々な組み合わせ食べ進んではみたもののー、総じてこの料理、見た目よかドンデンダイブン味付け薄ッ。そ~か~、それでテーブルにゃドめっちゃ酸っぱいソースが置いてあるのだニャ?!。

「死者の日」で重要な役割を果たすと云われるドライフラワー。
故人を祭壇へと導く役割があってだヨ、「死者の花」である「マリーゴールド」をドライフラワーにすることが多いんだって。
ボクちゃんたらソレのすぐそばに座ったりして居心地良かったのなんのってー!。

こういった背景でこそ映えるチミチャンガスであったー。

訳分からんくらいに混然一体。まぜまぜ~。どれもこれも独自の個性を消して薄味一色でほのぼのとしたおいぴさ。
ハッキリした味がお好きなチトにはオススメ出来ニャいッ。
薄味お好きなチトには全力でオススメ出来るッ。

リフライドビーンズうみゃいッ。
うずら豆をマッシュしてペースト状にしたもの。リフライドって意味は、火を通して柔らかくした豆をも一度油で炒めてからマッシュするっちゅー訳分からん調理法だべぇ。
豆食ってみっとメッチャ柔らか、ホコホコした味わいがほのぼの~。豆自体に味はあんま感じニャーが、かかってる特製ソースがうまヒッ。

半分マッシュ、半分原形くずれの豆の食感がおもすろい。
が、しかしッ。副菜としてのメキシカンライスに味はほとんどなく、主催のそれぞれにも明確な味が打ち出されてはおらんのでー、

これってマジ酒のアテになんの?。当てにならんな。
ケッ、言うと思ったぜぇ~。

マリア様、ごちそーしゃまッ。

こっちがマジなオフレンダのよーでふネ。

マ、味はよく分からなかったがー、メキシコ旅行気分を満喫出来たってことニャーウソ偽りはなしッ。
最後の〆のトイレだってコレだよ。
マジ怖ぇぇ……。
やっぱここ絶対メキソコだぁぁ~。