カスタードめし225
寒いと言ったらトタンに暑く、暑いと思ったら急に冷える。
アーアー、これが異常気象を生きるってことなのキャァ~。
天変地異の時代であっても人は何とか生きてゆくのヨ。
おいしーもの食べながら気分を散らしてやり過ごすのヨ。
やぁだぁッ!。そんなこといったらサ、まるでアタシが食べろりんみたいに聞こえるぢやないのよッ!!!。
何だよ食べろりんて。そんなん知るかッ。
というわけで大森。
そこはつまり桜新道沿い。
いわゆるラモーンという名のバーガー屋。
ロックファンなら口ずさまずにはおれない♪ラモーンズの激情!♪。
煮たニンジンへの激情なら誰にでも負けるオレ様だが、バーガーともなりゃそりゃこりゃチゲーぜ。
アーこりゃこりゃだぜ。
▲3種チーズ スペシャルバーガー
3Cheese Special Burger
★レタス、トマト、焼き玉ねぎ、モッツァレラチーズ、
グリュイエールチーズ、ラクレットチーズ
◆3種チーズ スペシャルバーガー 2140yen
トッピングに粗挽きオージーパティ1枚 680yen
焼き方はウェルダンではなくミディアムを選択。
飲み物は、カナダドライより辛口のウィルキンソン・ジンジャーエールDry(350yen)。
こっちの方が喉がひりついてアダルト気分く~らくらで好きヨン。大好きヨン💛。
きゃあほほ!!!。
何とゆー壮観さだべ!。
なだれ落ちる滝に打たれる修行僧とは似ても似つかぬトロットロ、トロリンコ!。
待つこと20分!。待つだけのことはある壮絶極まりない一品が到着ッ!。
店内客はボクちゃん以外3名。
皆シャンすでに食べとりまシュ。
しっかしテイクアウトの先客が何人かいたみたいでここまで遅れたのヨ。
♪ 出ぇ~けた、出けた~、チーズの海がぁ~♪
何が海だよ、例えるなら水溜まりじゃねえかよ。スケール詐称じゃねえか。
とチンパンズィらは憤怒の河を渡る。
それを名残惜しそうに断崖の上から見降ろす者ひとり。
なあんだ、誰かと思えばアタシじゃないの。やあね。
3種類のチーズの融合…。
オーナーさんたら何やらボウルでカシャカシャとチーズをかき混ぜてるぢやなひの。
モッツァレラはピザで毎度おなじみのチーズ。
グリュイエールとラクレットというチーズは見るも聞くも食すもお初。
この流れ出したチーズ、見ればまんまクリームシチューだよネ。
バーガー山大噴火で溶シチュが一気に流れ出した感じ。
目の中に入れても痛くないほどチーズが好き!という人がコレを目の中に入れたら、
何も見えなくなるんじゃないか?と思えるほどの豊かな量ドバ!。
ほう?。こうやって旋回するヘリコプタから見下ろすと状況は一変して見えるナー。
溢れ出たチーズ流は北北東こちらの片側だけ、南南西なんなんだ側は流出の痕跡なし。
しかも山頂のチーズは白っぽい!。
ちうことは、海を作ったヤツはこれとは別の、黄色味おびたチーズだということなのキャい!。
う~ん、確かにバーガーの上半分と下半分のチーズの色は違う。
二極化ラ。
二極化とは南極と北極が化した、という意味だが、詳しいことは不明。
3種のチーズはどう配分されたのか。色で決めつけるのはむずかしー。
体調が良くマッハで飛び回るアブとハチを即座に見分けることがむずかしいのと同じよーにネ。
チーズの中では、比較的モッツァレラチーズが一番白色に近い。
このバーガーが頭からかぶってるのがモッツァレラのよーな気もシュる。
モッツァレラはミルクのような甘味でクセがないのが特徴。
水牛の乳から作られるってのは有名だべ。
モッツァは熟成されたチーズじゃないからフレッシュチーズと呼ばれるってこったい。
最近、バエるということで垂れッ垂れのチーズフォンデュが日本でも知れ渡るよーになったけどサー、
このフォンデュ、グリュイエールとラクレットを混ぜ合わせるのがパティシエの間では一般的だとか。
組み合わせには、コンテチーズを加えるなんてのもあるらしーけどネ。
だとすれば、ボクちゃんの推測として、バーガーの上半分がモッツァレラ、下半分がグリュイエールとラクレットの混ぜあわせ。
ラモーンのパティは実に肉肉肉しーし、それでいてハンバーグバーグしい。
よーするに、叩いて柔らかくしたステーキ、といった印象もないのにステーキを感じる。
なのに噛み心地はハンバーグのパティそのもの。
つまり、噛み具合はステーキ。噛み心地はバーグパティ。
食べているワタクシは夢心地、というカテゴリか。
こんなゴージャスなのを二段重ねにし、ザブトンには透明な厚切り焼き玉ねぎを。
それらの味わい心地は全く生きた心地がする!。
さすがにこのバーガー、手でもって食べらンない。
オーナーさんにもムリって云われたあ。
なわけでナイフで切り分けてみまスた。
とんでもな解体新書的な…怖ぇぇ…でも一番おいしーやつやんコレ。
肉肉肉しいパティだと良く分かるッしょ。
アメ色に焼かれた輪切りタマネギの上には、さらに焼き玉ねぎのザックリ切り身。
玉ねぎの甘味に深みを与えるべく仕込まれたピクルスも見え隠れ。
あれほどあったチーズは、ことごとく横たわるバーガーが覆い隠してしまった!。
嘘のよーなフォンデュのお話。
さらに、広がるチーズをすくい上げてみた!。
ラクレットチーズは表面は茶褐色だけど、中身はクリーム色。
グリュイエールは、熟成期間が短ければ乳白色。
長いと色味が増して黄色味がかり、香りも強くなるとか。
強い香りはなかったキャら熟成期間は短い物。だから乳白色。
だからふたつを合わせたチーズの色は乳白色なクリーム色。
そしてモッツァレラも乳白色。ラクレット同様に糸引きが楽しめるニョね。
乳白色とクリーム色の違いは、漢字、とカタカナの違いだけって云ったら愛していただけますか(かすかに震えるクチビル)。
マッあああああああ……なんて大胆なことを…。罰としてモノポリで3つ戻ること。
そザマスの。
当店ラモーンは身体にイー素材しか使わない。だから安心、枕を高くして眠れるし、そのせーで首を寝違えたことがありますのワタクシ。
顎関節症の方は低い枕がいいようだとかオホホ。
お値段足せばオージービーフを黒毛和牛に変えることも出来るんだけど、それは1200円でオージーの倍。
いまだ手を出せないでいる状態。
おフランスでは、チーズフォンデュはポテトにかけるのが一般的。
バーガーにかけちゃうラモーンは偉い!。
ホントにマジ美味しかったんだモーン!!!。
両手でガッツリとロックしてハンバーガーを食べるスタイルから初逸脱!。
ナイフとフォークでいただいたハンバーガーのお味はまた格別でスた!。
ハンバーガーとはハンドバーガーの略で、ハンバーグとは関係がないと云ったら
無知な角刈りチンパンズィたちに笑われた。
世も末だなー。そう思うこともあるよ。